1. 本がカビ臭くなるのはなぜ?

カビは「湿度」と「エサ」があれば、どんなところでも繁殖することができる。本棚は意外にもカビが好む環境がそろっているのだ。
本棚は湿度が溜まりやすい
本を収める本棚の場所を考えてみよう。ほとんどは、背を壁にぴったりと付けている。また本が日焼けするのを避けて、太陽が当たらない部屋の奥まった場所に置いている場合も多いだろう。これらの本棚を置く場所の条件がカビが好む条件と一致する。
カビの胞子は空気中を浮遊しており、湿度が70%以上になると盛んに繁殖を始める。本棚は部屋の隅の湿度が溜まりやすい場所に置かれやすい。また、本がびっしりと並べられた状態、あるいは二重棚になっている本棚では空気の流れが悪くなって、奥のほうは湿度が高くなってしまうためカビが繁殖しやすくなる。
カビの胞子は空気中を浮遊しており、湿度が70%以上になると盛んに繁殖を始める。本棚は部屋の隅の湿度が溜まりやすい場所に置かれやすい。また、本がびっしりと並べられた状態、あるいは二重棚になっている本棚では空気の流れが悪くなって、奥のほうは湿度が高くなってしまうためカビが繁殖しやすくなる。
本にはエサが豊富
カビは、ホコリや手汗、手垢などをエサにして繁殖する。部屋の掃除はこまめにしても、本棚の掃除を同じくらい頻繁にすることは少ないだろう。部屋を掃除機で掃除するときに、ついでに本棚の本も簡単でかまわないので、ホコリを吸ってやるといい。手汗、手垢に関しては、本を読む前に手洗いをすることでかなりカビを防ぐことができるだろう。
2. 本のカビの取り方と注意点

本にカビを見つけたからといって、慌ててはいけない。下手な処理をすれば、ほかの本へカビが拡散してしまうかもしれないからだ。
本のカビはエタノールを使うべし
本にカビを見つけたら、その場で拭き取ってはいけない。なぜならかえってカビを拡散させてしまうからだ。ほかの本への拡散を極力避けるため、カビの生えた本は直ちにビニール袋に入れて別のところに移動させよう。
本のカビを取るときには、エタノールが役に立つ。本を濡れた雑巾などで拭いてしまうと、紙が波打ってしまい傷んでしまう。湿った状態で元に戻せば、さらにカビの繁殖を助けることになってしまう。
エタノールは「無水エタノール」と「消毒用エタノール」があり、消毒用エタノールのほうが殺菌力が高い。無水エタノールのほうは揮発性に優れている。紙が薄くて波打ってしまうのが心配な場合は、無水エタノールのほうが安心だ。
エタノールを布やペーパータオルなどに含ませてカビを拭き取る。このときゴシゴシこするのではなくカビを広げないように注意深く拭き取ることが大切だ。
本のカビを取るときには、エタノールが役に立つ。本を濡れた雑巾などで拭いてしまうと、紙が波打ってしまい傷んでしまう。湿った状態で元に戻せば、さらにカビの繁殖を助けることになってしまう。
エタノールは「無水エタノール」と「消毒用エタノール」があり、消毒用エタノールのほうが殺菌力が高い。無水エタノールのほうは揮発性に優れている。紙が薄くて波打ってしまうのが心配な場合は、無水エタノールのほうが安心だ。
エタノールを布やペーパータオルなどに含ませてカビを拭き取る。このときゴシゴシこするのではなくカビを広げないように注意深く拭き取ることが大切だ。
掃除機でカビを吸い取るのはNG行動
カビには触れたくないという思いから、つい掃除機を使いたくなる方も多いだろう。しかし、カビの処理で掃除機を使うのはNG行為であることを覚えておこう。なぜなら、カビの胞子は非常に小さいので、簡単に掃除機のフィルターを通り抜けて排気口から空気中へとばらまかれてしまう危険性があるからだ。
カビ取り用洗剤をスプレーするのはNG行動
カビといえば、カビ取り用洗剤とひらめいてしまう方もいるかもしれない。しかし、本のカビにはNGだ。紙は塩素系漂白剤には非常に弱く、また印刷されている文字まで漂白してしまう危険性がある。カビが死滅しても、肝心の本がダメになってしまっては本末転倒だろう。
3. 本のカビ対策とおすすめアイテム3選

本のカビ予防には、カビが繁殖しない環境をキープすることが大切だ。それには本棚の環境を見直し、最適な状態に改善しよう。
本棚と壁に隙間を作る
本棚は本を入れると非常に重いので、壁にぴったり付けたほうが安心感があると思いがちだ。しかし、壁から少し離したほうが空気の流れがよくなって、湿度が溜まりにくくなる。しっかりと転倒防止対策を施したうえで、壁との隙間を設けて配置しよう。
また、できるだけ窓を開けるなどして換気を心がけるのも大切だ。カビが発生しやすい季節は、エアコンの除湿機能を利用して部屋の湿度を抑えよう。くれぐれも、本棚のある部屋で部屋干しはしないように。紙が水分を吸ってカビの温床になるからだ。
また、できるだけ窓を開けるなどして換気を心がけるのも大切だ。カビが発生しやすい季節は、エアコンの除湿機能を利用して部屋の湿度を抑えよう。くれぐれも、本棚のある部屋で部屋干しはしないように。紙が水分を吸ってカビの温床になるからだ。
除湿剤を置く
本のカビを防ぐためには湿度を溜め込まないことだ。湿度を取り除くためには置き型の除湿剤が便利だ。いろいろなタイプの除湿剤が販売されているが、できるだけ日持ちがするタイプのほうが取り換える頻度が少なくてすむ。本棚のスペースを考えながら選ぼう。
除湿シートを敷く
本の下に除湿シートを敷いておけば、万遍なく本の湿度管理ができる。シリカゲルの除湿シートは、湿度を60%前後にコントロールすることができるので、カビが生えにくい環境をキープすることができる。
クリアファイルを本の上に乗せる
本棚に本を入れておいても、隙間があればホコリはどうしても入り込んでしまう。とくに並べた本の上には隙間ができやすい。100均でも手軽に購入できるクリアファイルを本の上に置いておくと、細かなホコリが本の上や中に付着するのを防いでくれる。
掃除をするときも、本を全部出さず上のクリアファイルを取ってホコリを取るだけなので、便利だ。
掃除をするときも、本を全部出さず上のクリアファイルを取ってホコリを取るだけなので、便利だ。
結論
本に発生してしまったカビを除去するためには「カビの性質」と同時に「紙の性質」も理解しておかなければならない。カビを一時的に除去できたとしても、カビの好む「湿度」から本を守らなければ、すぐにカビは発生してしまう。湿度をコントロールするアイテムを上手に利用して大切な本をカビから守ろう。