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引越しの掃除はしたほうがいい!メリットと便利アイテムを紹介!

引越しの掃除はしたほうがいい!メリットと便利アイテムを紹介!

投稿者:ライター 藤田幸恵(ふじたゆきえ)

鉛筆アイコン 2021年8月26日

引越しが決まると、引越し先の新しい部屋のことばかり考えてしまいがちだ。だが、退去する前に部屋の掃除をするのが大人のマナーである。なぜ引越しの前に掃除をする必要があるのかについて詳しく解説するとともに、引越し前の掃除のポイントもお伝えしたい。

  

1. 退去にともなう引越しの際、掃除はすべき?

賃貸物件を退去するとき、部屋の掃除をする必要はあるのだろうか?引越しの際の掃除についての考え方をまとめてみる。

マストではないがマナーとして掃除する

新しい入居者が入る前には、大家さんか管理会社がハウスクリーニングを行うのが一般的だ。だから、引越しのときに掃除をしなくてもよいと考える方もいるかもしれないが、やはりマナーとして掃除をするのが好ましい。

退去時には大家さんや管理会社の方の立ち会いのもと、部屋のチェックが行われる。そのときに、あまりに部屋が汚れていると気恥ずかしいというのも、掃除したほうがよい理由の一つだ。今までお世話になった部屋への感謝の気持ちを込めて、できる範囲の掃除はしておこう。

契約時に原状回復の義務を負っている

賃貸契約をするときに、入居者は通常「原状回復」の義務を負っている。原状回復といっても、普通に生活していて発生する経年劣化による変色やキズは問題ない。だが、入居者が故意につけたり過失によってついたりしたキズやシミ、破損などは入居者の負担で元に戻すという契約になっているのが一般的だ。

例えば、結露を放置したことによってできた壁のシミやカビ、キッチンや換気扇の油汚れなどがこれにあたる。掃除をして元に戻せれば余計な出費を抑えられるかもしれない。

場合によって返ってくる敷金が増えることも

入居契約時には敷金と礼金を払うのが一般的だ。このうち敷金は、借主が部屋を損傷させた場合の修繕費として事前に貸主が預かっているお金である。つまり、余分な修繕が発生しなければ、敷金は返ってくる可能性がゼロではない。もちろん、ケースバイケースなので、敷金がどの程度戻ってくるのかはわからない。だが、引越しの際に掃除をすることで返金の可能性は上がることが期待できる。

2. 引越し前の掃除のポイント

引越し前の掃除をするとき、どのようなことに気をつけたらよいのだろうか?

引越し1ヶ月前から掃除を開始する

引越しの掃除というと、引越し当日、もしくは早くても2~3日前に掃除をすればよいと考えている方も多いだろう。だが、引越し当日は搬出作業だけで忙しく、掃除をする暇はほとんどない。引越しの2~3日前は、荷造りの大詰めの時期だ。とても掃除をする余裕はないだろう。
そこで、引越しの1ヶ月前から掃除を始めることをおすすめしたい。とくに水回りはしつこい汚れがついていることが多いので、時間に余裕のあるときに掃除しよう。

場所別の掃除のやり方

それでは、場所別に掃除のやり方のコツを簡単に説明していこう。

床・畳・壁・天井

床・畳・壁・天井に通常発生する日焼けや家具の重みでできた凹みなどは、経年劣化とみなされるため原状回復義務は生じない。だが、故意の落書きや、食べ物・結露によるシミやカビ、タバコのヤニ汚れはしっかりキレイにしたい。

床・畳の掃除は、掃除機をかけたあとに硬く絞った雑巾で水拭きが基本だ。壁や天井も気になるところを雑巾で水拭きすると汚れが落ちる。もし、それでも落ちなければ、中性洗剤を薄めた液体を含めた雑巾で拭いてみよう。材質によって適している洗剤は異なるため、掃除する場所の素材を見極めることも大切だ。

キッチン

キッチンでは、ガスレンジや換気扇の油汚れが厄介だ。油汚れは台所用のアルカリ性洗剤や重曹水を使うとキレイに落とすことができる。シンクや蛇口のステンレスが白っぽく汚れているときは、メラミンスポンジで擦って落とそう。ただし、ツヤのあるステンレスには向かないので注意が必要だ。油汚れと水垢汚れを掃除しておくと、キッチンはキレイな印象になる。

風呂

風呂でとくに気をつけて掃除したい場所は、排水口のゴミ取りと浴室内の黒カビだ。排水口に詰まりやすい髪の毛などはしっかり取り除こう。しつこい黒カビはカビ取り洗剤を直接かけて、そのままラップでパックしてしばらく放置したあとにシャワーで洗い流すといい。

トイレ

トイレの便器内のしつこい汚れは、専用の洗剤をかけてしばらく放置する「つけ置き洗い」でキレイになることが多い。便座の隙間などのホコリもしっかり取り除こう。

窓ガラスは湿らせた新聞紙で拭いたあと、乾いた新聞紙で仕上げ拭きをすると汚れをすっきり取ることができる。サッシに砂ホコリが溜まっているときは、使い古しの歯ブラシや割り箸を使って汚れをかき出していこう。

3. 引越し前の掃除にあると役立つグッズ

引越し当日、退去前の最後の掃除をするときに役立つグッズを紹介したい。引越し当日は、荷物の搬出作業が終わったあとに、短時間で部屋の掃除をしてから大家さんに部屋のチェックをしてもらう。家具や家電を動かすと隠れていたホコリが出てくることもあるため、掃除が必要だ。だが、荷物は運び出しているので、簡単な掃除道具で対処したい。

雑巾

雑巾は何枚か持っておきたいグッズだ。引越し作業で出たホコリや汚れを最後に掃除することができる。

新聞紙

新聞紙は湿らせると、鏡やガラスの水垢汚れを落とすことができる万能なアイテムだ。使用済みの新聞紙は可燃ゴミになるので、処分に困ることもない。

フロアワイパー

荷物を出したあと、本来であれば最後に掃除機をかけたいものだ。だが、掃除機は引越し荷物として搬出してしまっているだろう。そういったときに、フロアワイパーは使いやすいグッズだ。フロアワイパーで掃除機の代わりに床の掃除をすることができる。しかも、軽量で伸縮可能なものも多いため、退去したあと新居へ持ち運ぶことも可能だ。

結論

ここまで、引越し時の掃除について解説してきた。引越しをするときは忙しく、掃除どころではないと感じる方も多いだろう。だが、大人のマナーとしてキレイに掃除しておきたい。また、原状回復の義務があるため、過失でついてしまった汚れやキズは元に戻すか、費用を負担しなければならない。引越しが決まったらなるべく早い段階で、水回りの掃除から始めていこう。
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  • 公開日:

    2020年2月24日

  • 更新日:

    2021年8月26日

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