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排水溝のヌメリの掃除方法は?ヌメリの正体は細菌の小宇宙?

排水溝のヌメリの掃除方法は?ヌメリの正体は細菌の小宇宙?

投稿者:ライター 松岡由佳里(まつおかゆかり)

2020年2月22日

キッチンの排水溝につきもののヌメリ。絶対に素手で触りたくないけれど、そのままにしておくと嫌な臭いが漂ってきて、衛生的にもよろしくない。掃除をしても、すぐにできてしまうヌメリとはいったい何なのだろうか。排水溝のヌメリの正体と効果的な除去方法、予防策をご紹介しよう。

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1. 排水溝のヌメリ、原因は?

排水溝のヌメリ。その名の通りヌメヌメとしていて、素手では絶対に触りたくない見た目と感触だ。その正体のおよその見当はついているものの、否定したくもある。ズバリ「細菌」だ。

排水溝のヌメリの正体は細菌のバイオフィルム

排水溝のヌメリは、排水溝に放置した生ごみや汚れに集まった細菌。はじめのうちは、一つひとつだった細菌が増殖するにつれて集団化し、粘着性のあるバイオフィルム(生物膜)を形成し始める。これがヌメリの正体だ。

ヌメリの正体であるバイオフィルムは、さまざまな細菌・微生物がお互いに影響しあい、ひとつの共同体として小宇宙を形成したものだ。そして、単体のときよりも抗菌剤が浸透しにくいようにバリアを形成するため、通常の掃除では除去できないこともある。

排水溝のヌメリが発生する環境とは

排水溝というのはその役目柄、水が流れている環境下にある。つまり、湿度が高い状態だ。さらに、排水溝は汚れを排出する場所でもある。キッチンの排水溝であれば、料理中に出た食材の皮、洗い物で流れた油や調味料、食べカスなどが集中する。湿度があって、エサが豊富となれば細菌にとって理想的な住みかとなる。

排水溝のヌメリを放置しておくと

排水溝のヌメリをそのまま放置しておくと、細菌のバイオフィルムが拡大していくため衛生面はもちろんのこと、ドブのような異臭がするようになる。このバイオフィルムに汚れが吸着し、エサとなる油汚れも巻き込んで肥大化していくと、排水溝の先にある排水管が細くなって詰りの原因になり、結果、配管工事業者のお世話にならなくてはならない状況にもなりうる。

2. 排水溝のヌメリ除去方法!

排水溝のヌメリは、見えている部分よりもずっと広範囲に広がっているはずだ。そのため、準備として排水溝の部品を外してから掃除する必要がある。

排水溝の部品を外す

キッチンの排水溝を見てみよう。「カバー」「ゴミ受け」「排水トラップ」という部品で成り立っていることがほとんどだ。カバーやゴミ受けは簡単に取れるが、問題は排水トラップ。排水トラップは、途中に水をためて下水からの嫌な臭いを食い止める役割がある。排水トラップはフタのようになっているので、左側に回すことでロックを外すことができる。外したものも含めてすべての部品を丁寧に洗おう。

塩素系漂白剤で排水溝のヌメリを取る

塩素系漂白剤を使うのはもっとも一般的な排水溝のヌメリ取り方法だ。塩素系漂白剤は、「次亜塩素酸ナトリウム」が主成分となっており、カビや細菌の殺菌に効果がある。分解した排水溝のパーツを水で薄めた塩素系漂白剤に30分程度浸けおきするだけで、ヌメリは取れてしまう。泡タイプの塩素系漂白剤の場合は、泡をまんべんなく吹き付けてそのまま10分程度放置しておけばいい手軽さだ。

排水溝の中もヌメリが広がっている場合には、同時に塩素系漂白剤で洗浄・除菌しよう。塩素系漂白剤を使う場合には、酸性の洗剤を混ぜてしまうと有毒ガスが発生するので十分注意してほしい。

重曹とお酢で排水溝のヌメリを取る

料理を作る場所であまり強い洗剤は使いたくないと思う方もいるだろう。そのようなときには自然由来の成分を使ってヌメリを除去しよう。使うのは「重曹」と「お酢」だ。

まず、重曹をたっぷりと排水溝に振りかける。ここでケチると効果が出にくいので、排水溝が見えなくなるまで重曹を振りかけよう。次にお酢を重曹に向かって振りかける。ここで重曹のアルカリ性とお酢の酸性が反応してシュワシュワと泡立ち、ヌメリを剥がし取ってくれる。お酢の代わりにクエン酸でもOKだ。

3. 排水溝のヌメリを予防しよう!

せっかく苦労して排水溝のヌメリを掃除しても、すぐにヌメリが出てきてしまい、がっかりした経験はないだろうか。そのようなときには、ヌメリが出ないように予防をしよう。予防をしておけば掃除もラクになる。

アルミホイルを丸めて生ゴミ受けに投入

アルミホイルはどのご家庭にもあるだろう。これを軽く丸めて排水溝の生ゴミ受けに入れておくだけで、ヌメリの予防ができる。アルミホイルは、水と反応して金属イオンを発生する。ヌメリの正体である細菌類は、この金属イオンが大の苦手。そのためヌメリができにくくなるのだ。

すでにできてしまったヌメリには効果がないので、しっかり落としてからアルミボールを試してみよう。

食器洗い後のひと手間

細菌のエサとなるような残飯をそのまま放置しないことがヌメリ予防の大前提となる。また、油汚れをそのまま排水溝に流さずに、ボロ切れやキッチンペーパーでふき取ってから洗うようにしよう。排水溝にへばりついている汚れを落とすため、一日の最後にシンクをぬるま湯でさっと流しておくとヌメリの予防につながる。

結論

水のある所には細菌が発生しやすいため、排水溝とヌメリは切っても切れない関係だ。細菌がヌメリという集合体になり、小宇宙を形成してしまう前に取り除くことが大切だ。ヌメリがひどくなると排水パイプの詰りにつながる。排水溝から嫌な臭いがする、水が流れにくくなってきたなどの予兆を見逃さず、排水溝の掃除をしよう。

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