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ハンガーに掛かったパーカーの写真

パーカーの干し方7選!速乾やフードまでしっかり乾かす秘訣も伝授!

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年12月27日

干したパーカーがなかなか乾かず生乾きのにおいが発生したり、変な干し方をして型崩れしたり、といった経験はないだろうか。本稿ではパーカーの干し方についてまとめている。フード部分までしっかり乾かす干し方、、型崩れを防ぐ干し方、とにかく早く乾かしたいときの干し方など7選紹介していくので、パーカーを着用する機会が多い方はぜひ参考にしてほしい。

  

1. フードまでしっかり乾く!パーカーの干し方3選

物干し竿の端にフードを掛ける干し方の写真
さっそくパーカーの干し方を紹介していこう。生乾きのイヤなにおいを防ぐためにも、パーカーはできる限り時間をかけずに乾かしたいところだ。フードなど重なる部分はとくに乾きにくいので、次のような干し方をマスターして速やかに乾かそう。

フードが乾くパーカーの干し方1.|逆さに干す

パーカーの裾リブにあたる部分をピンチで留め、逆さに吊るすという干し方だ。フードの裏やワキの部分が重ならないので乾きやすいうえ、ハンガー1本で吊るせるため広いスペースを必要としないメリットがある。「ズボン用ハンガー」があるとやりやすいだろう。

【自重で伸びるリスクがある】

フードなどの重みでパーカーが伸びてしまうおそれがある。とくに裾リブがだらしない感じになってしまうリスクも想定されるため、重みのあるパーカーや大切にしたいパーカーなどには向かない干し方かもしれない。

フードが乾くパーカーの干し方2.|身頃とフードを別のハンガーに掛ける

ハンガーを2本用意して1本は身頃を普通に掛ける。もうの1本ハンガーの穴にフードを通し、洗濯バサミなどで留めるといった干し方もある。フードは裏返してもよいだろう。後ろ身頃や襟とフードとの間に空間ができるため、風が通って乾きやすくなる。

【幅を使うのが難点か】

後ろ身頃や襟とフードとの間に十分スペースを設ける必要があるため、ある程度の幅が必要だ。洗濯物が多いときなどはスペースを確保するのが難しいかもしれない。

フードが乾くパーカーの干し方3.|物干し竿の端にフードを掛ける

写真で紹介しているのがこちらの干し方だ。ハンガーには普通に身頃を掛け、物干し竿の端のほうに吊るす。フードをその物干し竿の端に引っ掛けるというやり方だ。これならハンガーを2本使う必要がないうえ、スペースも有効活用できるだろう。

【もっとも手軽な干し方のひとつ】

普段から物干し竿を使って洗濯物を干している方であれば、この方法がもっとも「パーカーが伸びる心配」もなく、かつ「省スペース」で「速乾」を目指せる干し方だ。すでに実践している方も多いかもしれないが、知らなかった方はぜひこちらを試してみてはいかがだろうか?

2. オーバーサイズのパーカーの上手な干し方2選

ファスナーを開いて横に干す干し方の写真
続いてオーバーサイズのパーカーの干し方を紹介していこう。サイズが大きいうえ、厚手のものも多いため乾きにくい。生乾きのにおい対策は必須だ。

オーバーサイズのパーカーの干し方1.|ファスナーを開いて横に干す

写真で紹介しているように、ファスナーを開き物干し竿に横向きに引っ掛けるという干し方がある。フードを物干し竿の端に掛けられれば、風が当たる面積をより広く取ることができる。

オーバーサイズのパーカーの干し方2.|ファスナーを開いて逆さに干す

室内干し用の物干し竿など、コンパクトなものをお持ちの方におすすめなのがこちらの干し方だ。ファスナーを開き、物干し竿の両端にうまく引っ掛けるようにして逆さ干しをする。これならワキやフードなども重ならないため乾きやすい。ただしその物干し竿を占領することになるため、ほかの洗濯物が干せないといったデメリットはある。

もちろん冒頭で紹介した3パターンの干し方でもOK

オーバーサイズとはいえ、極端に大きなものでなければ最初に紹介した3パターンいずれかの干し方、あるいは後述する干し方などでもOKだ。パーカーのサイズや確保できるスペースなど、ケースバイケースで選択しよう。

3. パーカーの型崩れを防ぐ干し方「オバケ干し」とは

オバケ干しの写真
パーカーを干すときに心配なのは、やはり型崩れだろう。できる限り形を崩さないような干し方としておすすめなのが「オバケ干し」だ。

オバケ干しとは?

パーカーがオバケのような見た目になるので「オバケ干し(幽霊干し)」と呼ばれている。3本のハンガーを並べるスペースは必要だが、乾きやすく型崩れしにくい。

【オバケ干しのやり方】

いつも通りパーカーをハンガーに掛け、2本目のハンガーにフードを通して洗濯バサミで留める。3本目のハンガーに両腕の袖を掛ければ完成だ。パーカーの裏や中にも空気が通りやすいよう、キレイに広げるのがポイントになる。またファスナーがあれば開けておくとより乾きやすい。

4. 超速乾術!パーカーを室内で早く乾かしたいときの干し方

キレイに折りたたまれたパーカーの写真
もうひとつ、とにかく早く乾かしたいときにおすすめの方法を紹介しよう。部屋干しというとなかなか乾かないイメージがあるかもしれないが、この方法なら速乾が可能だ。

用意するもの

  • 物干し竿(1本でOK)
  • ハンガー(通常のものでOK)
  • サーキュレーター(小型でも効果あり)

パーカーが早く乾く干し方

  • パーカーをハンガーに掛けてファスナーを閉じる
  • 物干し竿の端のほうに寄せて掛ける
  • フードを物干し竿の端にかぶせるようにして掛ける
  • 真下からサーキュレーターで風を送り続ける
サーキュレーターの風によってパーカーが筒状にふくらんだままになる。風が通り続けるため、普通に干したときと比べて乾くまでの時間を大幅に短縮できるだろう。薄手のダウンジャケットなどにも使えるワザなので、ぜひ覚えておこう。

アイロンをかける手もある

本稿はテーマが干し方ゆえ簡単な説明のみとさせていただくが、アイロンを活用する手もある。フードやワキの下など、乾きにくい部分に当てるだけですぐにカラッと乾いてくれる。ただしアイロンを使えないパーカーもあるので、素材や洗濯表示は必ず確認しよう。また当て布の有無や最適な温度なども忘れずに確認してほしい。

速乾が目的ならコインランドリーの乾燥機もおすすめ

やはり干し方とはズレてしまうが、近所にコインランドリーがあれば乾燥機でサッと乾かす手もある。熱風で回転させながら乾かすため、短時間でふんわり仕上がるのが特徴だ。30分300円程度とコストもさほどかからないのがうれしい。

5. パーカーの干し方を工夫したほうがよい理由

暗い背景とグレーのパーカーの写真
パーカーはTシャツなど一般的な衣類よりも乾燥に時間がかかる。以下の理由からも、干し方にはひと工夫取り入れたほうがよいだろう。

乾くまでに時間がかかると「モラクセラ菌」が繁殖する

早く乾かしたほうがよいもっとも大きな理由が雑菌だ。パーカーに限ったことではないが、洗濯物が長時間濡れたままの状態でいると雑菌が繁殖し、生乾きのにおいが発生する。この原因とされているのが、衣類などの皮脂をエサとする「モラクセラ菌」と呼ばれる菌である。においを防ぐためにも、できる限り速やかに乾かせる干し方を身につけることが大切だ。

【フードがあるので乾きにくい】

パーカーにはフードがついているため、フードの中や裏側(後ろ身頃や襟と重なるあたり)がとくに乾きにくい。干し方の基本は風通しをよくすることだが、ハンガーに掛けただけではフードと後ろ身頃や襟が重なったままである。
そのためほかの部分が乾いてもフードの中や裏が湿ったまま、ということはよくある。上述のように濡れたままの状態が長くなるほど雑菌が繁殖し、生乾きのイヤなにおいが発生する。そのため全体を効率よく乾かす干し方が重要になってくる。

【生地が厚いため乾きにくい】

パーカーは一般的なTシャツよりも生地が厚手であることが多い。しかもパーカーの素材として多用される綿は、合成繊維に比べて乾きにくい性質がある。フードや袖と重なるワキはとくに乾きにくく、通常の干し方では乾くまでに時間がかかってしまう。冬用のパーカーはさらに生地が厚く、温度が低い季節に干すため乾かすのが大変だ。したがって工夫が必要になる。

型崩れしてしまうことがある

水を含んだ重いパーカーを吊り干しすると、伸びたり型崩れしたりといったリスクがある。型崩れを防止しつつ素早く乾かせる干し方をすることが、大事なパーカーを守ることにつながる。

6. パーカーの干し方で重要なポイントとは?

赤、黄色、青などカラフルなパーカーの写真
パーカーを早く乾かすには場所や環境が重要になる。ごく基本的なところではあるが、外干しと部屋干しに分けてポイントを解説する。

外干しするなら「日当たりがよい場所」で

温度が高く湿度が低い環境を作ることが重要だ。できればパーカーは日当たりや風通しがよい場所に干そう。ほかの洗濯物との間隔を開けることも干し方のポイントになる。天日干しをすれば紫外線による殺菌効果が得られ、においの原因である雑菌の繁殖防止にもつながる。
ただし天日干しは色落ちのリスクがあるので、洗濯表示で陰干しを指定されている場合はそれに従おう。また、たとえ天日干しがOKでも長時間当てすぎないように気をつけることも大切だ。

部屋干しするなら「空気の流れ」を作るべし

部屋干しは乾きにくいといったデメリットがあるため、干し方や場所を工夫しよう。とくに風通しが悪くなりがちなので、サーキュレーターや扇風機で空気の流れを作るとよい。また窓の周囲や部屋の隅は空気が流れにくいため、部屋の中央に吊るす干し方がよいだろう。
パーカーを部屋干しでとにかく早く乾かしたいなら、先ほど紹介した方法や除湿衣類乾燥機、浴室乾燥機などを活用するのもよい。

7. パーカーを干すときにあると便利なアイテムを3選紹介

パーカーを干すときにあると便利なフードハンガーなどの写真
お伝えしてきたように普通のハンガーでもOKだが、パーカー用のハンガーもある。100均で手に入るものもあるので、ひとつ持っておくとよいだろう。

ダイソー「パーカーハンガー」

身頃は通常のハンガーに掛け、フード部分をこのパーカーハンガーに掛けるといった使い方をする。手軽にフードを速乾できる便利なアイテムだ。

セリア「フード&ハイネックハンガー」

同じように、身頃を普通のハンガーに掛け、フード部分をこのハンガーに掛けるといった使い方をする。セリアには、フード部分を引っ掛けて持ち上がった状態をキープするための「パーカーハンガー」もある。

ドウシシャ「ハンガーラック」

ファスナーを開いて横干しする際や、オバケ干しでほかの洗濯物を干すスペースを奪いたくないときなどにあると便利なラックだ。

パーカーハンガーをDIYする方法も

針金ハンガーを使ってパーカー用のハンガーを手作りすることも可能である。両肩の部分を同じ方向に曲げてフードを引っ掛ける部分を作ろう。通常のハンガーと一緒につかえば、市販のパーカー用ハンガーを使ったときと同じ干し方ができる。

8. パーカーの干し方をマスターして生乾きのにおいや型崩れを防ごう

キレイなパーカーを着ている人の写真
パーカーの干し方には工夫が必要だが、ポイントさえ押さえておけば難しいことはない。本稿で紹介した以外にもさまざまな干し方があるので、ぜひこれらをヒントにより早く乾く干し方、型崩れしにくい干し方などを研究してみてはいかがだろうか?

結論

フードがついており、生地も厚手のものが多いパーカーは乾きにくい。とはいえ湿ったままだと雑菌が繁殖し生乾きのにおいの原因となってしまう。こうしたことからも、早く乾かすために干し方を工夫することが重要だ。大切なパーカーを長く愛用し続けるためにも、ぜひ干し方をマスターしておこう。
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  • 公開日:

    2020年2月22日

  • 更新日:

    2021年12月27日

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