1. パイプ掃除の必要性

パイプの掃除が必要なのか?掃除をしないでいると、何が起きるのかについても説明していこう。
パイプに溜まる汚れとは?
パイプに溜まる汚れとは、いったい何なのか?パイプの場所別に説明していこう。
キッチン
キッチンのシンクにあるパイプでは、食材カスや油、洗剤の溶け残りがパイプを汚す主な原因だ。洗剤の溶け残りと油が融合してヌメヌメした雑菌になり、パイプの中にこびりついていく。
風呂・洗面台
風呂や洗面台では、髪の毛やせっけんカスがパイプに溜まりやすい。
放置するとどうなる?
掃除せず汚れを放置していると、パイプ内が詰まり排水が不可能になる。水が溜まったままになったり、排水が逆流したりする。また、食材カスが腐ったり雑菌が繁殖したりすると、排水口からの悪臭の原因になる。
2. 場所別・パイプ掃除の方法と注意点

パイプの掃除をしないでいると、詰まりや悪臭につながる。それでは、どのようにパイプの掃除をしたらよいのだろうか?ここからは、場所別に適しているパイプ掃除の方法を解説する。
キッチン
キッチンのパイプを汚す原因のうち、厄介なのは固まってしまった油汚れだ。油をすっきり流す方法が次の2つである。
40~50℃のお湯を流す
溜めておいたお湯を一気に排水口に流すと、お湯の勢いでこびりついていた油汚れを落とすことができる。冷えて固まった油をお湯が柔らかくするため、詰まりがなくなるのだ。
このとき、熱湯のほうが効果がありそうに感じるが、パイプを傷めてしまうため40~50℃程度のお湯を使うようにしよう。
このとき、熱湯のほうが効果がありそうに感じるが、パイプを傷めてしまうため40~50℃程度のお湯を使うようにしよう。
重曹とクエン酸を使う
重曹とクエン酸を使って、パイプ掃除をすることもできる。排水口に重曹とクエン酸の粉末をかける。その上から水をかけることで炭酸ガスが発生して、汚れを落とすことができるのだ。
風呂・洗面台
風呂や洗面台では、市販のパイプ用の洗剤を使うのも手だ。排水口のゴミを取り除いたあと、所定の量を排水口から流し込み、20~30分ほど放置してから洗い流すだけである。
上記の方法を試しても改善しないときは、業者に掃除を依頼してみよう。たとえばキッチンでは、誤って落とした箸やフォークが原因でパイプが詰まることもある。そうなると掃除だけでは詰まりは解決しないため、プロに任せたほうがよいだろう。
上記の方法を試しても改善しないときは、業者に掃除を依頼してみよう。たとえばキッチンでは、誤って落とした箸やフォークが原因でパイプが詰まることもある。そうなると掃除だけでは詰まりは解決しないため、プロに任せたほうがよいだろう。
3. パイプ掃除の頻度と手間を減らすコツ

パイプが詰まったり悪臭を放ったりというトラブルを、どのようにしたら回避できるのだろうか?パイプ掃除の適切な頻度や掃除の手間を減らすコツを解説する。
パイプ掃除の頻度
パイプ掃除は毎日行う必要はない。だが、汚れが溜まるほど簡単に落とせなくなるし、詰まりや悪臭につながる。月に1度程度は手入れをして、パイプ内の汚れを洗い流そう。
手間を減らすコツ
パイプが詰まってから掃除するのはかなり大変だ。パイプの汚れを防ぐには、汚れの原因である髪の毛や食べ物のカスを流さないことが重要である。そのために、風呂や洗面台ではゴミ受けを使うとよいだろう。キッチンでは油が大敵だ。揚げ油を流さないことはもちろんだが、食器にこびりついた油分もできるだけ拭きとってから洗ったほうがよい。
結論
パイプは目に見えない部分だから、掃除しようと意識することは少ないかもしれない。だが、目に見えないからこそ、トラブルが起きる前に定期的に掃除しておきたい。パイプの汚れを溜めないためには、汚れの原因になる髪の毛や油を流さないことが重要だ。ちょっとした工夫でパイプ汚れは防止できるので、今すぐに、ゴミ受けをチェックしたり食器洗いの方法を見直したりしてみよう。