1. 冷蔵庫の下の掃除が重要なワケとは

毎日使っている冷蔵庫だが、冷蔵庫の下を意識することはほとんどない。引越しや冷蔵庫の買い替えのときしか、冷蔵庫の下を掃除することはないかもしれない。だが、冷蔵庫の下の掃除は実は重要なのだ。そのワケは次の3つの理由が挙げられる。
カビやダニの発生を防ぐ
冷蔵庫の下は、湿度が高くてホコリが溜まりやすい場所だ。これはカビやダニが繁殖しやすい場所ともいえる。また、カビやダニ、ホコリを餌にするゴキブリの巣になってしまうこともある。
冷却効果の低下を防ぐ
冷蔵庫の裏には熱を逃す機能がある。もし、冷蔵庫の下を掃除していなくてホコリが裏側まで溜まってしまうと、熱を逃しにくくなる。冷蔵庫の下のホコリをそのまま放置していると、冷蔵庫の冷却効果も低下して電気代がかさむ結果になるだろう。
水漏れに早く気づく
冷蔵庫に不具合が起きたとき、水漏れを起こすことがある。冷蔵庫の霜取り機能により出てきた排水を流す「ドレンホース」が詰まったり、排水の受け皿である「ドレンパン」から排水があふれることが原因で起きるのだ。水漏れに早く気づけば、早く修理をすることができる。水漏れに気づくのが遅れれば、冷蔵庫を置いている床のカビや腐食につながる。
2. 冷蔵庫の下を掃除する方法

冷蔵庫の下を掃除するとき、どんな方法があるのだろうか?ここでは、冷蔵庫を動かさずに掃除する方法と、思いきって冷蔵庫を動かす方法の2種類を解説する。
ストッキングハンガーで手軽に掃除
まずは、冷蔵庫を動かさずに冷蔵庫の下のスペースを掃除する方法を説明しよう。冷蔵庫の下のスペースは掃除機やフロアワイパーが入るほどの隙間はない。だから、隙間に入れられる掃除道具を自分で作ってみよう。
ストッキングハンガーの作り方
準備するものは、針金ハンガーと使い古しのストッキングだ。ストッキングは100均などでも売っているため、使い古しを持っていない場合には購入してもよいだろう。
ストッキングハンガーを作るには、まず針金ハンガーの洋服をかける部分を引っ張り、菱形にする。そのうえからストッキングを被せて、余った部分は邪魔にならないようにフックに巻きつければ完成だ。
ストッキングハンガーを作るには、まず針金ハンガーの洋服をかける部分を引っ張り、菱形にする。そのうえからストッキングを被せて、余った部分は邪魔にならないようにフックに巻きつければ完成だ。
掃除の仕方
ストッキングハンガーを作ったら、そのまま冷蔵庫の下の隙間に入れてみよう。左右に動かしてから引き出すと、ストッキングにホコリなどの汚れがたくさん付いてくる。ストッキングが静電気を帯びているので、汚れが吸い寄せられるのだ。くっついた汚れを落としながら、何度も出し入れして掃除していこう。
冷蔵庫を動かしてみる
長い間冷蔵庫の下を掃除していない場合には、冷蔵庫を一度動かしてみるのもおすすめだ。
動かす前に、安全のためコンセントを抜いておこう。冷蔵庫の下についている脚カバーを外すと、キャスターが現れる。これを反時計回りに回していく。冷蔵庫をまっすぐ手前に引き出すと、移動することができる。
冷蔵庫は前後の移動であれば、大人1人でも可能だ。だが、決して無理はしないようにしよう。ケガの原因になる他、無理に動かすと床を傷つけることもあるからだ。
動かす前に、安全のためコンセントを抜いておこう。冷蔵庫の下についている脚カバーを外すと、キャスターが現れる。これを反時計回りに回していく。冷蔵庫をまっすぐ手前に引き出すと、移動することができる。
冷蔵庫は前後の移動であれば、大人1人でも可能だ。だが、決して無理はしないようにしよう。ケガの原因になる他、無理に動かすと床を傷つけることもあるからだ。
3. 冷蔵庫の下と一緒に掃除しておきたい場所

冷蔵庫の下は、頻繁に掃除する必要はないが、1年に1度は掃除をしておきたい場所だ。冷蔵庫を動かすなら、冷蔵庫の下と一緒に掃除しておきたい場所がある。それは、冷蔵庫の背面にある吸排気口だ。空気の流れによってホコリが溜まりやすい場所だが、ホコリを放置しておくと冷却力が落ちてしまう。冷蔵庫の冷えが悪くなったと感じたときも、冷蔵庫の下と背面の掃除をしてみよう。
結論
今まで冷蔵庫の下なんて掃除したことがないという方も多いのではないだろうか?だが、冷蔵庫の下はホコリが溜まりやすい場所だ。温度が高くて適度な湿気もあるため、カビや害虫が発生しやすい場所でもある。一度ストッキングハンガーを隙間から差し込んだら、その汚れにびっくりするはずだ。もし、徹底的にキレイにしたいなら、冷蔵庫を移動させてみよう。そのときはくれぐれも無理をしないように気をつけてほしい。