目次
- 1. 夜に洗濯物を外干しするデメリット
- 2. 夜に洗濯物を外干しするメリット
- 3. 夜にどうしても洗濯物を外干しするならひと工夫を
- 4. 夜に洗濯物を干すなら「部屋干し」もおすすめ
- 5. そもそも夜間に洗濯すること自体はOKなのか?
- 6. 夜に洗濯物を干すならメリット・デメリットを把握しておこう
- 洗濯物を盗まれる心配がない
- 昼間不在であると気づかれにくい
- 急な天候の変化などの影響を受けない
- 排気ガスなどの汚れや虫が付着することがない
- 工夫次第では外干しよりも早く乾く
- 室内をほどよく加湿できる など
- スペースが圧迫される
- 室内の景観が損なわれる
- 室内がジメジメする
- 干し方を工夫しないと乾きにくい
- 室内の生活臭が移ってしまうおそれがある など
1. 夜に洗濯物を外干しするデメリット

共働きのご家庭や、忙しく昼間は洗濯物が干せないという方も多いだろう。夜に洗濯すること自体は問題ないが、その洗濯物を干す際に注意点がある。まずは外干しする際のデメリット(リスク)からお伝えしていこう。
就寝中に洗濯物を盗まれるおそれがある
寝ている間は外で物音がしても気づけない場合がある。人目もほとんどなくなるため、洗濯物が盗まれるリスクが生じる。
紫外線による殺菌効果が得られない
太陽の光に含まれる紫外線には、殺菌作用がある。夜は太陽が出ていないため、その殺菌効果が得られない。
昼間は留守であると思われるおそれがある
「夜に洗濯をしている=昼間は不在である可能性が高い」と思われてしまうおそれがある。空き巣被害につながるリスクがあることも想定しておこう。
夜のほうが湿度が高いため乾きにくい、湿ってしまう
一般的に、昼よりも夜のほうが湿度が高い。したがって洗濯物が乾きにくく、また乾いても湿ってしまうことが考えられる。濡れたままの時間が長くなるほど雑菌が繁殖し、生乾きのイヤなにおいが発生してしまう。
急な雨など天候の変化に気づけない
寝ている間に天気が急変し、雨が降ってくることも想定される。気づけなければせっかくの洗濯物がびしょ濡れになり、洗濯し直さなければならなくなる。
虫が付着することも考えられる
虫が飛んできて付着したり、卵を産み付けたりといったことも考えられる。
2. 夜に洗濯物を外干しするメリット

先にデメリットをお伝えしたが、夜に洗濯物を干すメリットも当然ある。双方をきちんと理解しておくことが大切だ。
紫外線による日焼け(退色)などが防げる
紫外線には殺菌作用もある一方、洗濯物が日焼けしてしまうといったリスクもある。夜に洗濯物を干すことで殺菌効果は得られないが、日焼けするリスクは回避できる。
排気ガスなどの汚れが付着するリスクが低い
面している道路や交通量などにもよるが、昼間よりもトラックなどの通行量が少ない場合、排気ガスなどで洗濯物が汚れてしまうリスクを減らすことができる。
電気料金プランによっては電気代が抑えられる
洗濯物を干すこととは直接関係ないが、契約している電力会社のプランによっては夜間の電気代が安くなる。その時間帯に洗濯機を回せば、長い目で見て電気代の節約になるだろう。
朝の忙しい時間を有効活用できる
朝に洗濯機を回して干すのは意外に時間を取られる。夜に洗濯物を干しておけば、朝は取り込むだけなので忙しい時間帯を有効活用できる場合がある。
季節やエリアによっては乾きやすい
気温が高い夏は夜に洗濯物を干しても乾きやすい。また夜間、風が強く吹くエリアなどにお住まいであれば、その分洗濯物が乾きやすい。
3. 夜にどうしても洗濯物を外干しするならひと工夫を

夜に洗濯物を外干しするとこのようなメリット・デメリットがある。できれば後述するように部屋干しを推奨したいのだが、そうはいってもすべてのご家庭で部屋干しができるとは限らない。どうしても夜に洗濯物を外干しするのであれば、干し方に工夫してできる限り早く乾かすことを考えよう。
夜に洗濯物を少しでも早く乾かすためのコツ
洗濯物を少しでも早く乾かしたいときは、空気に触れる面積ができるだけ大きくなるような工夫をしよう。洗濯物同士の隙間をあける、重ならないように干すといったことは基本だ。また乾きにくいジーンズなどは裏返して干すか、ピンチハンガーを使って「筒干し」するのがおすすめである。バスタオルなどはキレイな二つ折りではなく、少々ずらすといったことで早く乾きやすい。
そのほか、洗濯物を干す前に一度振って余計な水分を飛ばすといったことでも乾きやすくなる。またワイシャツなどは、干す前にアイロンをかけておくと乾きが格段に早くなる。時間に余裕がある場合は、洗濯したあと1〜2時間ほど浴室乾燥機にかけてから干すといった方法も効果的だ。
4. 夜に洗濯物を干すなら「部屋干し」もおすすめ

夜に洗濯物を外干しするデメリットを回避するには、圧倒的に「部屋干し」がおすすめだ。
部屋干しのメリット
ざっと挙げただけでも、部屋干しにはこうしたメリットがある。ただしデメリットもいくつかあるので、やはり双方をきちんと理解しておくことが大切だ。
部屋干しのデメリット
こうしたポイントはデメリットになってくるであろう。とくに気をつけたいのが、速やかに乾かさないと雑菌が繁殖して生乾きのイヤなにおいが発生してしまう点だ。とにかく干し方を工夫する必要がある。
部屋干しで洗濯物を早く乾かすコツ
夜の部屋干しで洗濯物を早く乾かすには、扇風機やサーキュレーター、エアコンなどで風を起こす、直接風を当てるといった方法がおすすめだ。また先ほどもお伝えしたように、洗濯物同士の間隔をきちんとあけること、ジーンズなどは筒干しすることといった工夫も取り入れてほしい。もちろん、浴室乾燥機にかけてから部屋干しをするといった方法も効率的だ。なお可能であれば、洗濯物は風の動きが多い部屋の中央などに干すなどするとよい。
5. そもそも夜間に洗濯すること自体はOKなのか?
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やむを得ず夜に洗濯するご家庭も多いだろう。それぞれに事情があるため、冒頭でも申し上げた通り夜の洗濯自体は問題ない行為だ。だが集合住宅にお住まいの場合は少々注意したほうがよいケースもある。
騒音や振動が近所迷惑になる場合がある
集合住宅の場合、洗濯機の騒音や振動が近隣の迷惑になることがある。建物の構造などにもよるが、たとえば洗濯機の振動音や水が流れる音などは階下に大きく響くケースもある。近隣の生活音が聞こえやすい集合住宅で夜に洗濯機を回すと、苦情といったトラブルのもとになるおそれがある。
【防振ゴムなどの対策を徹底する】
洗濯機の脚の下に防振マットや防振ゴムを置いて、可能な限り振動や騒音が響かないように工夫しよう。これだけでもかなり違いが出るはずだ。
規約で夜間の洗濯が禁止されていることがある
なおマンションやアパートによっては、規約で夜間の洗濯を禁止しているところもある。いくら騒音や振動対策を講じたところで、そもそも夜間の洗濯そのものが禁止されていれば立場は一気に弱くなってしまうため、事前に確認しておくことをおすすめする。
6. 夜に洗濯物を干すならメリット・デメリットを把握しておこう

夜に洗濯物を干すことのメリット・デメリット、部屋干しをおすすめする理由などを解説してきた。理想は昼間の外干しもしくは夜間なら部屋干しといった方法だが、なにかと忙しい現代人は日中に洗濯できないことも多いし、夜間部屋干しできないことも大いにある。そのためどの干し方がNGということはないが、それぞれメリット・デメリットがあることをきちんと把握したうえで判断することが大切になってくるだろう。
結論
忙しい現代人は平日の日中に洗濯できないことも多く、洗濯は必然的に夜間になってしまいがちだ。いずれの干し方を選ぶにしても、速やかに乾かすことがポイントになってくる。少しでも早く乾かすためにも、ぜひ干し方にひと工夫取り入れよう。
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