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掃除が行き届いたキレイな浴槽の写真

浴槽の黄ばみは何が原因?落とし方と注意点や予防方法まで徹底解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年4月19日

浴槽の黄ばみがなかなかキレイに落とせず手を焼いている方も多いのではないだろうか。本稿では黄ばみの原因を解説するとともに「クエン酸」「クレンザー」「酸素系漂白剤」などを使った掃除方法を紹介する。黄ばみを防ぐコツなどもお伝えするのでぜひ参考にしてほしい。

  

1. 浴槽の黄ばみの原因

お湯をためた浴槽の写真
浴槽に黄ばみが発生する原因は大きく3つある。「汚れ」と「経年劣化」そして「色素沈着」だ。

石鹸カスや水垢などの「汚れ」

浴槽に付着する汚れは皮脂のほか、水垢や石鹸カスなどがある。お風呂用の洗剤は中性が多いため、皮脂は落とせてもアルカリ性の汚れである水垢や石鹸カスなどは落としきれないこともある。お手入れが不十分だった場合や、掃除が行き届かなかった部分などにそれらが蓄積されると、黄ばみのように見えることがある。また浴槽に細かな傷が付いている場合も、汚れが入り込んで黄ばみのようになる。

浴槽の素材の「経年劣化」

浴槽の素材はさまざまだが、たとえばユニットバスで多いのが「FRP(ガラス繊維強化プラスチック)」だ。軽量で耐久性や耐衝撃性、保温性に優れていることから、ユニットバスによく使われる。FRPは汚れや黄ばみが付きにくいようにコーティングされており、掃除もしやすい。だが経年劣化によってコーティングが剥がれると、汚れが付着して黄ばみとなることがある。経年劣化による黄ばみを落とすことは難しいため、何らかのタイミングで浴槽を交換するしかないだろう。なおFRPの寿命は15〜20年といわれている。

入浴剤などによる「色素沈着」

入浴剤などの色素沈着が原因で黄ばむこともある。たとえば粉末の入浴剤を過剰に入れるなどし、溶け残ったまま掃除を忘れたり、浴槽の傷に入り込んだりして時間が経つと色素沈着することがある。

2. 浴槽の黄ばみを落とす方法3選

浴槽と掃除用スプレーを持っている人の写真
浴槽の黄ばみの落とし方を紹介していこう。

クエン酸で浴槽の黄ばみを落とす方法

【用意するもの】

  • クエン酸
  • スプレーボトル
  • キッチンペーパー
  • ラップ
  • お風呂掃除用のスポンジ
黄ばみの原因のひとつ水垢は、水道水に含まれるミネラル成分が固まったものだ。アルカリ性ゆえ酸性洗剤で中和すれば落ちやすくなる。酸性洗剤にもいろいろあるが、中でもクエン酸は天然由来の成分で環境にも人にもやさしい。小さな子どもがいるご家庭でも安心して使えるアイテムだ。

【黄ばみの落とし方】

スプレーボトルに、水200mlに対しクエン酸小さじ1杯を入れてクエン酸水を作る。浴槽の黄ばみにたっぷりスプレーし、キッチンペーパーで覆う。さらにラップでパックをして2時間ほど放置すれば、ガンコな黄ばみも緩んで落としやすくなる。あとはお風呂掃除用のスポンジでこすり洗いをして、シャワーなどでよく洗い流せば完了だ。クエン酸の成分が残ると白っぽい跡になってしまうことがあるため、すすぎは入念におこなおう。

クレンザーで浴槽の黄ばみを落とす方法

【用意するもの】

  • クレンザー
  • お風呂掃除用のスポンジ
もうひとつ、クレンザーを使って浴槽の黄ばみを落とす方法もある。こちらはクエン酸と違い、黄ばみの原因となる水垢を中和するのではなく「研磨成分で物理的に削る」方法である。デリケートな素材に用いると傷つくおそれがあるため、使用できる素材かどうかは事前に確かめておこう。

【黄ばみの落とし方】

黄ばみにクレンザーを振りかけ、スポンジでやさしくこすり洗いをする。あとはシャワーで十分洗い流せば完了だ。黄ばみが残るようなら同じ作業を繰り返していこう。

オキシクリーンなど酸素系漂白剤で浴槽の黄ばみを落とす方法

【用意するもの】

  • オキシクリーン
  • お風呂掃除用のスポンジ
クレンザーは使いたくないという場合、オキシクリーンといった酸素系漂白剤で試してみる方法もある。弱アルカリ性を示すアイテムなので水垢などには本来高い効果が期待できないのだが、黄ばみは石鹸カスや皮脂などさまざまな汚れが混じっているため、うまくいけば黄ばみを落とせることがある。

【黄ばみの落とし方】

浴槽に40〜60度程度のお湯をはり、オキシクリーンを適量溶かす。長い柄が付いた掃除用スポンジなどがあればぜひ活用しよう。あとはひと晩放置し、排水してからスポンジでこすり洗いとすすぎをすれば完了だ。

3. 浴槽の黄ばみを落とすときの注意点

キレイな浴槽の写真
浴槽の黄ばみ掃除をするにあたって、いくつか注意したいポイントがあるので覚えておこう。

浴槽をゴシゴシこすらない

長年蓄積された浴槽の黄ばみは一筋縄では落ちないことも多い。とにかくキレイに落としたいからといって、強い力で浴槽をゴシゴシこするのは控えよう。とくにクレンザーには研磨成分が含まれている。浴槽のコーティングを剥がしたり傷つけたりしないように気をつけてほしい。

酸性のアイテムと塩素系漂白剤(アルカリ洗剤)は絶対に混ぜない

クエン酸や酸性洗剤などと塩素系漂白剤(アルカリ性洗剤)が混ざると、人体に有害なガスが発生して大変危険だ。この場合の塩素系漂白剤とはカビ取り剤などのことだ。クエン酸で効果がなかったからといって、その上からより強力な塩素系漂白剤をかけるといった行為も危険なのでやめておこう。

一度に落ちないときは日々少しずつ取り組む

頑固な黄ばみは一度でキレイにならないことも多い。思い立ったときに一気に片付けてしまいたいと思うかもしれないが、日々少しずつ落としていくくらいの心がけのほうがよいだろう。

どうしても落ちない黄ばみはハウスクリーニングなどに頼む手もある

黄ばみの程度がひどい、何度か試したものの思うように落ちないといった場合、同じ方法を繰り返す手もあるが、ハウスクリーニングなどのプロにお任せしてしまう方法もある。料金は高いが、一気にキレイになれば気分もスッキリするだろう。

4. 浴槽の黄ばみを防ぐひと工夫

バスボムの写真
浴槽の黄ばみは、水垢や石鹸カスなどの汚れが長年かけて蓄積したことが主な原因である。逆をいえば、普段からひと工夫することで黄ばみを抑えることができる。今ある黄ばみを落としたあとに再発を防ぐ方法でもあるので覚えておこう。

入浴後はできるだけ早く排水する

その日はもう誰も入浴しないというのに、いつまでも浴槽にお湯をためたままにしていないだろうか?長時間放置すると水位線に汚れがこびりついてしまうことがある。断水に備えて、あるいは洗濯に使うなどの理由がなければ、入浴後は早めに浴槽のお湯を流して黄ばみの原因となる汚れの付着を防ごう。

浴槽はその日のうちに掃除をする

入浴前に掃除をするご家庭も多いだろう。だが汚れをしっかり落としたいのであれば、その日のうちに掃除をするほうが効果的だ。今はこすらずに汚れを落としてくれるお風呂用洗剤も増えてきた。排水してサッとスプレーし、体を拭いてシャワーで浴槽を洗い流すなどしておけば汚れが溜まりにくくなる。

重曹入りの入浴剤を使う

重曹は入浴剤としても使える。弱アルカリ性の重曹を入浴剤として使うことで、黄ばみの原因のひとつである皮脂汚れが浴槽に付着するのを防げる。市販の重曹入り入浴剤もよいが、少しでもコストを抑えたければ手作り入浴剤を作ってみるのもよいだろう。

【重曹入り入浴剤に必要な材料と作り方】

  • 重曹:大さじ3杯
  • クエン酸:大さじ2杯
  • はちみつ:小さじ1杯
  • 精製水:小さじ1杯
  • 好きなアロマオイル:数滴
これらを用意しよう。初めに重曹とクエン酸、はちみつを混ぜ、次に精製水とアロマオイルを加える。よくかき混ぜたら製氷皿などの型に入れて固めれば「バスボム」の完成だ。なお重曹は皮脂汚れを落とす効果があるが、その皮脂は敏感肌や乾燥肌の方にとって大切なバリアでもある。毎日使うと肌荒れを招くおそれがあるため、多くても週1〜2回にとどめておこう。

結論

浴槽の黄ばみは放置するほど頑固になり落ちにくくなる。気づいたときに対処しておくことが大切だ。まずは紹介したような方法で今ある黄ばみをキレイに落とし、そのあとはこまめな掃除などを心がけて黄ばみの再発を防ごう。ただし経年劣化による黄ばみは落ちない。浴槽自体の入れ替えを検討するなどしよう。
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  • 公開日:

    2020年2月25日

  • 更新日:

    2022年4月19日

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