目次
- 1. Tシャツはハンガー収納派?たたんで収納派?
- 2. Tシャツの「ハンガー収納」をおすすめしない理由
- 3. Tシャツはハンガーではなく「たたんで収納」がおすすめ
- 4. Tシャツをハンガーにかけたときに跡や型崩れを防ぐためのポイント
- 5. Tシャツにできたハンガーの跡やシワを消す方法
- 6. Tシャツをかけるのにおすすめのハンガー3選
- 7. Tシャツをハンガーにかけて収納する際はひと工夫を
- Tシャツの背中部分を上にして置く
- 左半分を4分の1ほど内側に折りたたむ
- 右半分もたたんだら、今度は真ん中から縦に半分に折る
- 平置きする場合はこれで完成
- Tシャツを自分から見て横向きに広げ、シワを伸ばして形を整える
- 折り目とする肩から裾のラインをイメージし、その中央をつまむ
- もう片方の手で、ラインの両端(肩の折り目と裾の折り目)を2箇所つまむ
- Tシャツを3箇所つまんだまま持ち上げ、パタパタ揺らしながら形を整える
- つまんだラインと反対側を内側に折り込むようにし、Tシャツを床に置く
- 肩幅を合わせながら形を整えれば完成
1. Tシャツはハンガー収納派?たたんで収納派?

Tシャツの収納方法に悩む方は多いだろう。手っ取り早く楽なのがハンガーにかけてしまう方法だが、一長一短がある。ハンガーにかけて収納する場合と、たたんで収納する場合、それぞれの長所と短所を確認してみよう。
Tシャツをハンガー収納するメリット・デメリット
Tシャツをハンガーにかけて収納した場合、たたむ手間がかからないといったメリットのほか、たたみジワがつかない、探しやすいといったメリットもある。一方、ハンガーにかけることによって襟元が伸びたり、ハンガーの跡がついたりするのは欠点といえるだろう。
Tシャツをたたんで収納するメリット・デメリット
たたんで収納した場合は、ハンガーの逆で襟元が伸びるといったことはない。ハンガーにかけるよりも効率よく収納スペースを使える点もメリットになるだろう。一方で単純にたたむのが面倒であったり、たたみ方によってはシワができたりするといった点は欠点になりうる。
2. Tシャツの「ハンガー収納」をおすすめしない理由

Tシャツの収納方法はさまざまだが、上述のようにハンガーにかけて収納するとたたむ手間が省けるし、たたみジワもできにくい。こうしたことからも実践している方は多いだろう。
Tシャツをハンガーにかけると襟元や肩が伸びて跡もつく
Tシャツをハンガーにかけっぱなしにすると、自重で襟元が伸びたりハンガーの形状によって肩の生地が伸びたりするおそれがある。Tシャツの型崩れを招くおそれもあるほか、ホコリなども付着するしプリントTシャツがほかのTシャツとくっついて色移りすることも想定される。
さらに、Tシャツの首まわりを広げてハンガーを差し込むなどした場合、襟元が伸びて生地がヨレヨレになる。Tシャツを長持ちさせるためには、できるだけハンガーにかけずに収納するのがおすすめだ。
3. Tシャツはハンガーではなく「たたんで収納」がおすすめ

伸びやハンガー跡を防ぐには、Tシャツをたたんで収納するのがおすすめだ。たたむことで伸びや型崩れを防止できるほか、Tシャツがコンパクトになり多くの数を収納できる。タンスや衣装ケースを活用することによりホコリの付着なども防げるなどメリットが豊富だ。
Tシャツの基本的なたたみ方
Tシャツをコンパクトに収納するには、この「基本のたたみ方」をマスターしよう。引き出しの中にしまう場合は、縦方向にさらに半分に折るとTシャツを立てた状態で収納しやすくなる。
シワになりにくいTシャツの超簡単なたたみ方
工程が多いように感じるかもしれないが、たった3箇所を「つまむ」だけでキレイにたためる方法だ。慣れればほんの一瞬でTシャツをたたむことができる。ぜひ挑戦してみよう。
4. Tシャツをハンガーにかけたときに跡や型崩れを防ぐためのポイント

Tシャツをたたんで収納したほうが長持ちさせられる可能性が高い点は既述の通りだが、とはいえハンガー収納したい、しなければならないといったこともあるだろう。そんなときはハンガー選びにこだわるなどしてほしい。
滑りにくい素材のハンガーを選ぶ
滑りやすい素材のハンガーにTシャツをかけると、襟元が伸びてしまうことがある。肩の部分などに滑りにくい素材を採用したハンガーが販売されているので、Tシャツをよい状態に保つためにもそうした商品を選ぶようにしよう。
型崩れしにくいハンガーを選ぶ
針金ハンガーや薄いプラスチックのハンガーなどは、肩が首元より下にあるため首まわりに重さがかかりやすく、型崩れの原因となる。肩の部分が尖っている場合も跡がつきやすい。だがTシャツが型崩れしにくい形状のハンガーもある。肩が首まわりと近い高さにあり、肩の部分が丸みを帯びているなど跡がつきにくいよう工夫されている。こうした商品を選ぶのもおすすめだ。
干す前に手で軽くシワを伸ばしておく
Tシャツを洗濯したら、干す前に手で軽くシワを伸ばしておくとよい。シワの部分を手で優しく引っ張ることで、乾燥後のシワやヨレを最小限に抑えられる。
洗濯ネットに入れて「ドライ」「手洗い」などで洗う
型崩れさせたくないTシャツは、たたんでから洗濯ネットに入れよう。ほかの洗濯物と絡まると型崩れの原因となるが、洗濯ネットに入れることで絡まりを防げる。また洗う際は「ドライ」「おしゃれ」「ソフト」「手洗い」などの弱水流コースで洗濯するのもおすすめだ。
ハンガーはTシャツの裾から入れる
Tシャツをハンガーにかけるとき、シャツの首元を引っ張って伸ばし、そこからハンガーを入れるという方は多いだろう。だがこれはNGだ。首元が伸びてしまわないよう、ハンガーはTシャツの裾の部分から入れるのが基本である。
5. Tシャツにできたハンガーの跡やシワを消す方法

注意していても、Tシャツの肩の部分などにハンガーの跡やシワがついてしまうことはある。そんなときは、次のような方法で直せるので試してみよう。
アイロンをかける
もっとも確実なのは、ハンガーの跡やシワができた部分にアイロンをかける方法だ。綿や麻などのTシャツは、スチーム機能で蒸気をたっぷり含ませてアイロンをかけるとシワが取れやすい。ただしアイロンのスチームはポリエステルやアクリルなどには不向きである。素材を確認してからおこなおう。
お風呂場に干す
入浴後の蒸気が充満しているお風呂場にTシャツをかけておくのも効果的だ。湿気がTシャツに残った跡やシワを自然に伸ばしてくれるだろう。跡やシワが目立たなくなったら、浴室乾燥機などでそのまま乾かすとよい。
濡らして乾かす
Tシャツについたハンガーの跡やシワが気になる部分に水をかけ、跡がつかないように平干しするのも有効だ。水は霧吹きやスプレーで多めにかけ、手で軽く叩いてシワを伸ばそう。
6. Tシャツをかけるのにおすすめのハンガー3選

「Tシャツをハンガーにかけてディスプレイしたい」「タンスがないのでハンガーで収納したい」「着用頻度が高いTシャツはハンガーにかけて収納したい」などという方に向けて、おすすめのハンガーを紹介しよう。
MAWA 「マワハンガー」
型崩れを防ぐのにおすすめなのは、ドイツ生まれの企業「MAWA」が手がけたハンガーだ。ハンガー全体に丸みがあり、ノンスリップ加工で衣服が滑り落ちにくくなっている。
SONGMICS「乾湿両用&変形しにくいハンガー」
ハンガーをTシャツの首元から入れても襟周りが伸びにくいように工夫されている。肩の部分には、滑り止め効果のあるラバーを採用している。
タヤ「Tシャツハンガー」
ラインアップが豊富で、肩幅によってサイズが選べる。こちらも首元からハンガーを入れやすい形状となっている。クロームメッキなのもオシャレだ。
7. Tシャツをハンガーにかけて収納する際はひと工夫を

Tシャツの収納は、可能であればたたむことをおすすめしたいが、さまざまな事情でハンガー収納を選ぶ方も多いだろう。ハンガー収納する場合は、できる限り型くずれしにくいハンガーを選ぶことが大切になる。また長期間ハンガーにかけっぱなしになりそうなときは、定期的に状態をチェックしておこう。洗濯ネットや弱水流コースなど洗う、シワを伸ばしてから干すといったひと工夫も取り入れて、ぜひとも大切なTシャツを長く着続けてほしい。
結論
ハンガー収納はTシャツには不向きである。襟元や肩の伸び、ハンガーの跡などを防ぎ長持ちさせるためには、たたむ収納がおすすめだ。だが型崩れ防止用のハンガーを使い、首元ではなく裾からハンガーを入れるなどの工夫をすれば、Tシャツをよい状態のまま収納することは可能だろう。環境や用途に合った収納方法で、お気に入りのTシャツをキレイに保ってほしい。