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トイレの換気扇は24時間回す?電気代や掃除方法、寿命や交換まで徹底解説

トイレの換気扇は24時間回す?電気代や掃除方法、寿命や交換まで徹底解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年1月12日

あなたはトイレの換気扇を「使うときだけ回す」派と「24時間フル稼働」派のどちらだろうか?本稿では、トイレの換気扇をフル稼働させた場合のメリット・デメリット、電気代などを解説するとともに、寿命が近づいたときのサインや交換、お手入れ方法についてまで徹底解説する。

  

1. トイレの換気扇は24時間フル稼働させるべき?

浴室などは24時間換気という住宅も増えてきたが、トイレにいたってはどうなのだろうか?まずは24時間換気するメリット・デメリットを考えてみよう。

メリット:においがこもらない

トイレは狭い個室なのですぐににおいが充満してしまう。使用中だけ換気扇を回しても、しばらく残ることが多くある。また排水口から悪臭が漂うこともあるので、たとえ使用直後ではなくてもにおいが気になることもあるだろう。24時間換気扇を回しておけば1日中空気の入れ替えが行われるので、いつトイレを利用してもさわやかに使うことが可能だろう。

メリット:結露やカビが防げる

トイレには「水」がある。換気扇を回さなかった場合は空気が滞るため、家の中のほかの場所と比べて湿気が溜まりやすい。壁などに生じた結露を放置するとカビの原因になるため、湿度は適切に調節したいところだ。1日中換気扇を回しておくことで空気の流れを作り、湿気が溜まるのを抑えることができる。

デメリット:電気代がかかる

当然ながら、換気扇を回すということは電力を消費することになるため、その分だけ電気代がプラスされる。とはいえ詳しくは後述するが、トイレの換気扇程度の電気代であれば、それほど深刻なものではないだろう。

デメリット:冬場は寒い

常に空気が流れている状態なので、窓やドアの隙間などから風が入り換気扇へと流れていく。冬場はとくに、使用中に風が体に当たって寒さを感じるかもしれない。

トイレの換気扇は24時間回すべき?

上述のようにメリット・デメリットがあるが、メリットに比べればデメリットはそれほど大したものではないことが分かるだろう。トイレを快適に使い続けるためにも24時間フル稼働させることをおすすめする。

2. トイレの換気扇を24時間回した場合の電気代は?

トイレの換気扇を24時間フル稼働させた場合、もっとも気になるのが電気代ではないだろうか?だが電気代は意外と高くない。

電気代の目安は1日2円

換気扇にもいろいろな種類があるが、一般家庭用のトイレの換気扇は消費電力が少ないパイプファンというタイプが主流で、消費電力は3W程度だ。電気代の平均単価27円/kWhで計算すると、24時間フル稼働させても1日約2円、1カ月で約60円程度である。得られるメリットからすれば、出し惜しみするほどの電気代ではないだろう。

3. トイレの換気扇の平均寿命は何年?

トイレの換気扇が壊れてしまうとにおいや湿気がこもってしまう。寿命を迎える前に手を打つことが大切だ。

トイレの換気扇の平均寿命は?

メーカーや型番、環境などでも変わるが、一般的な換気扇の平均寿命は10〜15年とされている。ただしトイレに限っては7~10年ともいわれている。キッチンのように「使うときだけ」回すのと違い、24時間フル稼働させれば当然ながらその分劣化が早まるというわけだ。

4. トイレの換気扇の交換を検討するタイミングは?

完全に動かなくなってしまう前に手を打つためにも、寿命が近づいたときの目安となる次のような症状を覚えておこう。

異音がするようになった

トイレには、空気中を浮遊するホコリはもちろんトイレットペーパーのカスやトイレマットなどのホコリも舞い上がる。空気を吸い込む換気扇にはそうした汚れが溜まる。そのホコリによって空気の流れが悪くなり、異音が発生していることが考えられる。とくに「ゴー」という音は汚れによるものが多いのだが、これは掃除で解消されることが多い。

気をつけたいのは経年劣化による異音だ。たとえば「カラカラ」という音はモーターの軸の変形や破損などが考えられる。掃除をしても症状が変わらなければ、業者(賃貸なら管理会社やオーナー)に連絡をして、修理または交換などの必要性を相談しよう。

換気性能が低下した

換気扇を回しているのににおいが取れないという場合、カバーを開いてホコリを取り除いてみよう。これで換気性能が回復すればOKだ。それでも改善しなければ、モーターが劣化して換気性能そのものが低下しているおそれがある。やはり業者や管理会社に連絡をして、修理または交換などの必要性を相談しよう。

5. トイレの換気扇の交換方法は?

トイレの換気扇は自分でも交換できるのだろうか?と考える方もいるだろう。だが見えない電気を取り扱うことになるため、やはり専門業者に依頼したほうがよい。とくにコンセントの新設や増設といった電気工事が必要なときは「電気工事士」の資格が必要になる。漏電を起こせば感電のリスクも生じるため、必ず業者に依頼するようにしてほしい。

6. トイレの換気扇のお手入れ方法

トイレの換気扇の異音や換気性能の低下がホコリなどの汚れであれば、それを取り除くことで解消できる。寿命を延ばすことにもつながるので、ぜひお手入れ方法についても知っておこう。

トイレの換気扇の掃除方法

複雑な構造ではないことや、キッチンと違い油汚れなどが付着しないため、お手入れは思ったよりも簡単だ。まずは電源を切ってカバーを外し、掃除機でホコリを吸い取ろう。ほかに外せるパーツがあれば外し、水洗いOKのものは水洗いでホコリを落とす。それ以外の部分や水洗いできないパーツは、水に濡らして固く絞った雑巾などで拭き掃除をしよう。水洗いしたパーツが完全に乾いたのを確認したら、もとへ戻して完了だ。ついでに外付けの不織布製などのフィルターを貼っておくと、次回以降のお手入れが楽になるのでおすすめである。

結論

トイレの換気扇は、電気代や冬場は寒いといったデメリットもあるが、それ以上に得られるメリットのほうが大きい。24時間稼働させてトイレを快適に使おう。また少しでも寿命を延ばすため、半年や年に1回はお手入れをするように心がけよう。
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  • 公開日:

    2020年3月 8日

  • 更新日:

    2021年1月12日

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