1. ダニ撃退に布団乾燥機がおすすめの理由

適度な湿度と温度、髪の毛やフケ、皮脂、ホコリなどの養分。これらがあればダニは繁殖する。つまり布団はダニにとって格好の住処と言えるだろう。注意したいのはチリダニで、人を刺すことはないものの、死骸やフンを吸い込むとアレルギー性疾患を招くことがある。
ダニ撃退に布団乾燥機がおすすめの理由
布団乾燥機は、温風を送り込んで布団を乾燥させ、ダニが好む適度な湿気を取り除いてくれる。だが、それだけでは不十分だ。ヒトは寝ている間にコップ1杯分の汗をかくためすぐに布団が湿り、結局ダニにとって都合のいい環境に戻ってしまう。
ダニ撃退のポイントは「生きているダニを退治する」こと。布団乾燥機が優秀なのは、乾燥させる際のその温度だ。一般的に、ダニは50℃以上の熱にさらされると死滅する。布団乾燥機はこの「50℃以上の温風」を送り続けることができるのである。
天日干しや掃除機では容易に生きたダニを撃退できないが、布団乾燥機を使うことで見事に一掃できる、という訳だ。
ダニ撃退のポイントは「生きているダニを退治する」こと。布団乾燥機が優秀なのは、乾燥させる際のその温度だ。一般的に、ダニは50℃以上の熱にさらされると死滅する。布団乾燥機はこの「50℃以上の温風」を送り続けることができるのである。
天日干しや掃除機では容易に生きたダニを撃退できないが、布団乾燥機を使うことで見事に一掃できる、という訳だ。
2. 後処理も重要!布団乾燥機でダニを一掃する方法

実際に、布団乾燥機を使ってどうやってダニを一掃するのか、その方法を見ていこう。
ダニ撃退モードで一掃
お使いの(または購入予定の)布団乾燥機に搭載されている「ダニ撃退」「ダニ退治」といったモードで運転するだけでいい。セッティングの仕方などは機種により異なるため、取扱説明書にしたがってほしい。厚手の布団は、途中で裏返すと全体に熱が伝わりやすい。
後処理が大切になる
布団乾燥機でダニを死滅させたら、死骸を取り除かねばならない。前述のように、チリダニの死骸やフンがアレルギー発症の原因となるためだ。布団乾燥機を使ったあとは必ず掃除機をかけ、表面の死骸やフンなどを取り除こう。布団専用のクリーナーを使うのもおすすめだ。
布団乾燥機の使用頻度は
布団乾燥機を一度使っただけでは、布団全体にまんべんなく50℃以上の温風を行き渡らせ、すべてのダニを死滅させるのは難しい。ダニを退治する目的で布団乾燥機を使うなら、ある程度連続して行ったほうがいいだろう。「1日2回(朝晩)×3日連続」を1セットとし、夏場なら「1〜2週に1回」、冬場なら「1カ月に1回」のペースが目安になる。
ダニ退治モードがない布団乾燥機は?
もしかすると「ダニ退治」といったモードが搭載されていない布団乾燥機があるかもしれない。それでも50℃以上の温風が送られていれば、ダニを死滅させられる効果はあるはずだ。それすら不明なときはメーカーに問い合わせるか、コインランドリーの大型乾燥機を使うことをおすすめしたい。
3. ダニ対策におすすめ!布団乾燥機3選

最後に、ダニ対策を目的として布団乾燥機を選ぶ際のポイントやおすすめを紹介する。
布団乾燥機選びのポイント
大きく「マット」「ホース&アタッチメント」「ダイレクト」の3タイプがある。マットタイプは、敷布団と掛布団の間にマットを挟み込むため、まんべんなく温風が行き渡りやすい。
ホース&アタッチメントタイプは、敷布団と掛布団の間にホースを挿入するのだが、挿し込む角度や布団の大きさによっては温風が届かない可能性がある。
ダイレクトタイプはセッティングこそ楽だが、温風の広がりにやや不安が残る。ダニ対策に特化したいなら、マットタイプかホース&アタッチメントタイプの布団乾燥機がいいだろう。
ホース&アタッチメントタイプは、敷布団と掛布団の間にホースを挿入するのだが、挿し込む角度や布団の大きさによっては温風が届かない可能性がある。
ダイレクトタイプはセッティングこそ楽だが、温風の広がりにやや不安が残る。ダニ対策に特化したいなら、マットタイプかホース&アタッチメントタイプの布団乾燥機がいいだろう。
パナソニック「ふとん乾燥機(FD-F06A7)」
117×180cmサイズのマットが付く布団乾燥機。50℃以上の温風を送るダニモードがこの機種に搭載されている。布団以外に靴や小物の乾燥もできるなど汎用性が高い。
シャープ「ふとん乾燥機(DI-FD1S)」
こちらはホース&アタッチメントタイプの布団乾燥機なのだが、ダニ対策や乾燥に使えるWサイズのマットも付属している。消臭効果が得られるプラズマクラスターの搭載も大きな特徴だ。
アイリスオーヤマ「ふとん乾燥機カラリエ(FK-C2)」
軽量&コンパクトなホース&アタッチメントタイプの布団乾燥機。コスパや汎用性を重視したい方におすすめだ。もちろんダニモードも搭載されている。
結論
天日干しや掃除機だけでは不十分なのが、布団のダニ対策。だが、お伝えしたように布団乾燥機をうまく使えば、布団に潜むダニを一掃することも可能だ。大きく分けて布団乾燥機には3タイプあり価格帯や機能が異なるため、じっくり選んで最適な一台を見つけてほしい。