1. 布団はなぜ湿気る?

そもそも、布団にはなぜ湿気がたまるのだろうか。
原因の1つは人の寝汗だ。睡眠中、人はコップ1杯分程度もの汗をかくといわれている。汗をかきやすい体質の方や、夏の暑い夜などは、寝汗がさらに多く出る傾向があるようだ。人の体から出た汗は布団に吸収され、湿気の原因となる。
フローリングの上に直接布団を敷いていると、人の熱で温かくなった布団とフローリングの間に温度差が生じる。それによりフローリングに結露が起き、水分が布団に吸収される場合もある。
原因の1つは人の寝汗だ。睡眠中、人はコップ1杯分程度もの汗をかくといわれている。汗をかきやすい体質の方や、夏の暑い夜などは、寝汗がさらに多く出る傾向があるようだ。人の体から出た汗は布団に吸収され、湿気の原因となる。
フローリングの上に直接布団を敷いていると、人の熱で温かくなった布団とフローリングの間に温度差が生じる。それによりフローリングに結露が起き、水分が布団に吸収される場合もある。
布団の湿気を放置するのはNG
以上の理由からジメジメしがちな布団だが、湿気を放置しておくとカビが生えやすい。カビが生えた布団を使い続けると、カビの胞子を吸い込んで咳やアレルギーなどの健康被害が生じるおそれもあるので注意したい。
2. 布団の湿気を悪化させるNG行為!

「布団の湿気はよくないもの」と認識しつつも、実は湿気を悪化させる「NG習慣」をついつい行っている方もいるかもしれない。まずは以下で、自分がNG行為をしていないかチェックしていこう。
NG行為1・布団を敷きっぱなしにする
布団を床の上に敷きっぱなしにする、いわゆる「万年床」は布団の湿気を悪化させる。
フローリングなどの上に布団を敷いたままにしていると、布団に生じた湿気がこもって逃げにくいため、カビが生えやすくなる。布団はもちろん、フローリングにもカビができる場合もある。
また、布団と床の間に起きた結露も取れないため、布団に湿気がますますこもってしまう。
フローリングなどの上に布団を敷いたままにしていると、布団に生じた湿気がこもって逃げにくいため、カビが生えやすくなる。布団はもちろん、フローリングにもカビができる場合もある。
また、布団と床の間に起きた結露も取れないため、布団に湿気がますますこもってしまう。
NG行為2・起床後すぐに布団をしまう
起きてすぐに布団をたたみ、押し入れやクローゼットにしまうのもやめたほうがいい。まだ湿った状態の布団を通気性の悪いスペースに収納すると、布団にこもった湿気が取れにくいためだ。
布団はすぐにしまわずに、干したり立てかけたりするなど、湿気を逃がす工夫をしたい。時間がない場合は、たたんだ状態で置いておき自然乾燥させてもいい。
布団はすぐにしまわずに、干したり立てかけたりするなど、湿気を逃がす工夫をしたい。時間がない場合は、たたんだ状態で置いておき自然乾燥させてもいい。
NG行為3・押し入れやクローゼットの中を湿気たままにしている
布団を収納する押し入れやクローゼット内に湿気がたまっているのもNGだ。湿気の多いスペースに布団をしまうと、せっかく乾かして湿気を取った布団もカビやすくなってしまう。
押し入れやクローゼットの扉を閉めていることが多いご家庭や、スペース内にものを多く入れているご家庭はとくに注意してほしい。
押し入れやクローゼットの扉を閉めていることが多いご家庭や、スペース内にものを多く入れているご家庭はとくに注意してほしい。
3. 布団の湿気はどうやって取れる?

布団の湿気を取るには、布団をこまめに干すことが大切だ。
おすすめなのは外で天日干しすること。太陽のおかげで布団がすぐ乾く上、太陽光には殺菌効果があるためカビの繁殖を抑えることにもつながる。しかし天気や季節によっては、天日干しが難しい場合もあるだろう。その場合は室内で布団を干すといい。光の当たる窓際に椅子などを並べ、その上に布団を置くだけでも湿気がだいぶ取れる。
また、扇風機やエアコンを使って風を当て、湿った布団を乾かすのもいいだろう。布団乾燥機を使うのも湿気対策に効果的だ。
おすすめなのは外で天日干しすること。太陽のおかげで布団がすぐ乾く上、太陽光には殺菌効果があるためカビの繁殖を抑えることにもつながる。しかし天気や季節によっては、天日干しが難しい場合もあるだろう。その場合は室内で布団を干すといい。光の当たる窓際に椅子などを並べ、その上に布団を置くだけでも湿気がだいぶ取れる。
また、扇風機やエアコンを使って風を当て、湿った布団を乾かすのもいいだろう。布団乾燥機を使うのも湿気対策に効果的だ。
ドライヤーで乾かすのは発火のおそれが
布団の湿気を取りたいからといって、ドライヤーを使って乾燥させるのはNGだ。ドライヤーの温度はかなり高温なので、その熱で布団が発火するおそれもある。非常に危険なので、布団の湿気取りにドライヤーを使うのはやめておこう。
4. 布団の湿気対策にはすのこやシートが有効!

布団に湿気をため込まないようにするには、以下のようなアイテムを上手に活用したい。
布団の下に「すのこ」を敷くと効果的
すのこは板と板との間に隙間があるため、通気性がいい。布団と床の間に敷くことで、湿気が出ていきやすく、結露も起こしにくくなる。
中には折りたたみ式のすのこもある。布団を載せた状態ですのこをたたむことで、布団を簡単に干すこともできるだろう。
中には折りたたみ式のすのこもある。布団を載せた状態ですのこをたたむことで、布団を簡単に干すこともできるだろう。
「除湿シート」もおすすめ
布団と床の間に除湿シートを敷くのも、湿気対策に有効だ。シートが湿気を吸い取ってくれるため、布団に湿気がたまるのを最小限に抑えられる。除湿シートは薄いため、置き場所にも困らないだろう。常に清潔な状態を保てるよう、洗濯OKの除湿シートを選ぶのがおすすめだ。
結論
ジメジメしがちな布団だが、こまめに干したりすのこや除湿シートを使ったりすることで、嫌な湿気を取ることができる。起きたら布団はすぐに押し入れにしまわず、まずは干すか立てかけるなどして、布団にこもった湿気を逃がしたい。布団のカビを防ぐためにも、紹介した湿気対策をぜひ実践してほしい。