1. 乾燥機OKの毛布の見分け方と効果について

毛布は、丸洗いしたあとの乾燥が大変だ。ご家庭に毛布を乾かせる乾燥機があれば何ら問題はないのだが、そうでないときは干して乾かすかコインランドリーに行って乾燥機を使う、という方がほとんどだろう。
乾燥機OKの毛布の見分け方
- タンブル乾燥が可能であること
- 乾燥機に入るサイズであること
タンブル乾燥(タンブラー乾燥)とは、槽を回転させながら温風を当てて乾かす方法のこと。ドラム式やコインランドリーにある乾燥機などで採用している。
毛布の洗濯タグを見てほしい。四角の中に丸が描かれており、かつ黒丸が1つないし2つある絵表示なら、タンブル乾燥ができる毛布ということになる。ちなみに黒丸が1つなら上限60℃、2つなら上限80℃という意味だ。いずれの表示もなかったり、バツがついていたりする毛布は、タンブラー式の乾燥機にかけられない。
毛布の洗濯タグを見てほしい。四角の中に丸が描かれており、かつ黒丸が1つないし2つある絵表示なら、タンブル乾燥ができる毛布ということになる。ちなみに黒丸が1つなら上限60℃、2つなら上限80℃という意味だ。いずれの表示もなかったり、バツがついていたりする毛布は、タンブラー式の乾燥機にかけられない。
素材でもおおよそ分かる
綿や合成繊維(アクリル、ポリエステルなど)の毛布は乾燥機にかけられるものが多い。一方、シルク、カシミヤ、ウールといった繊細な素材の毛布は乾燥機にかけられないと思っておこう。
乾燥機によるダニ退治効果とは
干すよりも短時間で乾くだけでなく、50℃以上の温風をあてることで生きたダニを死滅させられる。ダニは、その死骸やフンを吸い込むとアレルギー反応を起こすことがあるため、毛布を乾燥機にかけて乾かす効果は天日干しなどよりも遥かに大きい。
乾燥機NGの毛布は?
お使いの毛布が乾燥機NGだったときは、物干し竿を2本使ったいわゆる「M字干し」をしよう。M字にすることで風が通り抜ける隙間が増え、乾きやすくなる。
2. 乾燥機で毛布を乾かす時間とコインランドリーの料金目安

毛布は、しっかり乾かさないと雑菌が繁殖して生乾きの臭いが発生したり、カビの原因になったりする。乾燥時間の目安は把握しておいたほうがいいだろう。
自宅の乾燥機
メーカーや機種、乾燥機の大きさ、毛布のサイズなどさまざまな条件によって変わってくるが、1枚おおよそ90分前後が目安になるだろう。もちろん、自動で判断してくれるはずなので、基本的には乾燥機に任せてしまってOKだ。
コインランドリー
同じように乾燥機の大きさや毛布のサイズ、量などによって異なるが、一般的な毛布なら1枚あたりの乾燥時間は30〜40分が目安になる。取り出した際、まだ湿っているようなら10分(または100円分)ずつ追加して完全に乾かそう。料金は、10分前後で100円が目安になる。
3. 乾燥機で毛布を乾かす際に役立つちょっとした豆知識

最後に、乾燥機にかけて毛布を乾かす際、知っておくと役立つ豆知識をお伝えする。
ネットから取り出す
洗濯はいいが、乾燥機にかけて毛布を乾かすときはネットから取り出そう。温風がまんべんなく当たるようにすれば、より効率よく乾かすことができる。
ひと回り大きい乾燥機を使う
コインランドリーの場合は、毛布に対してジャストサイズよりもやや大きめの乾燥機を選ぶと、効率的に乾かせる。
予熱のある乾燥機を狙う
タイミングによるが、コインランドリーで、前の人が使った直後など予熱が残っている乾燥機があれば、ぜひ使わせてもらおう。乾燥時間を短縮できるかもしれない。
柔軟剤を使って洗濯する
毛布を洗濯する際に柔軟剤を使うと、乾燥機で乾かしたときにフワっと仕上がる。静電気も予防できて一石二鳥だ。
結論
毛布を乾燥機にかければ、ダニを一掃できる。普段は外干しでも構わないが、定期的に乾燥機にかけてダニ対策を施そう。ただし、タンブル乾燥NGの毛布は風合いが損なわれるなど寿命を縮めてしまうおそれがあるため、洗濯タグの確認は必須だ。