1. 台所掃除で揃えておきたいモノ
台所には油や水垢、ヌメリなど色々な種類の汚れが溜まる。ホコリなどが付着してこびりついてしまうと、落とすのも大変だ。そんな台所掃除のコツは「一気に全部の汚れを落とす」よりも「日々少しずつ掃除をしてキレイにする」という心がけ。まずは、台所を掃除する際に揃えておきたいモノを見ていこう。
台所掃除に重宝するアイテム
- 重曹(またはセスキ炭酸ソーダ)
- クエン酸
- 台所用中性洗剤
- 塩素系漂白剤(キッチンハイターなど)
- アルコール除菌スプレー
- スプレー容器(2本)
- 小皿
- スポンジ
- 歯ブラシ
- キッチンペーパー
- ゴム手袋
- 新聞紙
- 雑巾
- 布
やや多めだが、これだけ揃えておけば台所掃除がスムーズに運ぶはずだ。ひとつずつでよいので揃えていこう。小皿は重曹ペーストを作る際に、新聞紙は汚れているパーツ置き場や汚れ防止に使用する。
洗剤は使い分けがポイント
重曹やセスキ炭酸ソーダはアルカリ性なので、油など酸性の汚れを落とすのに向いている。クエン酸は逆に、水垢といったアルカリ性の汚れに強い。表面の軽い汚れ程度なら、台所用の中性洗剤で掃除すれば十分落とせる。
重曹やセスキ炭酸ソーダ、クエン酸は粉末のまま使うケースと、水溶液にしてスプレーするケースがある。スプレー容器は2本以上あると使い分けに便利だ。
重曹やセスキ炭酸ソーダ、クエン酸は粉末のまま使うケースと、水溶液にしてスプレーするケースがある。スプレー容器は2本以上あると使い分けに便利だ。
2. 台所の場所別!掃除方法まとめ
必要なアイテムが揃ったら、さっそく台所掃除に取り掛かろう。始めてみると意外に時間がかかる場所もあるので、計画的に実施するのがポイントになってくる。
シンク/水周り
全体的に、中性洗剤を含ませたスポンジで擦り洗いしていこう。水垢にはクエン酸水が有効だ。スプレー容器に、水200mlに対して小さじ1杯の割合でクエン酸を溶かし、水垢に直接吹き付ける。30分ほど経ったらスポンジで擦り洗いをする。最後は流水でよくすすぎ、乾拭きで水気を切れば完了だ。
排水口のヌメリが気になるときは、塩素系漂白剤を撒いて5分くらい放置したのち、流水でよくすすごう。ただし、クエン酸と漂白剤が混ざると有害なガスが発生する。必ず換気をすることと、クエン酸を十分洗い流しておくことを忘れないようにしたい。
排水口のヌメリが気になるときは、塩素系漂白剤を撒いて5分くらい放置したのち、流水でよくすすごう。ただし、クエン酸と漂白剤が混ざると有害なガスが発生する。必ず換気をすることと、クエン酸を十分洗い流しておくことを忘れないようにしたい。
コンロ/グリル
台所掃除でもとくに時間がかかるのがコンロ周りだろう。スプレー容器に、水200mlと重曹大さじ2杯の割合で混ぜて溶かし、たっぷり吹き付けて汚れを浮かせよう。ガンコな汚れには、小皿に重曹4に対して水1の割合で作ったペーストを直接塗るといい。
しばらく経って汚れが浮いたらスポンジで擦り洗いし、水拭きでしっかり拭きあげる。重曹が残っていると結晶が白く浮いてくるので、水拭きは入念にしておきたい。
しばらく経って汚れが浮いたらスポンジで擦り洗いし、水拭きでしっかり拭きあげる。重曹が残っていると結晶が白く浮いてくるので、水拭きは入念にしておきたい。
換気扇/レンジフード
同じく台所掃除でやっかいな場所が換気扇だ。油汚れがメインなので、重曹水をたっぷり吹き付け、その上からキッチンペーパーをかぶせる。10分くらい待ってから拭きあげればキレイに落ちるだろう。
ファンやフィルターに汚れが溜まっているときは、シンクに40℃程度のお湯を溜め、重曹を溶かして浸け置きする方法がおすすめ。汚れが浮いたらスポンジや歯ブラシで擦り洗いし、流水でしっかりすすげばキレイになる。コンロの五徳を一緒に洗浄してもいい。
ファンやフィルターに汚れが溜まっているときは、シンクに40℃程度のお湯を溜め、重曹を溶かして浸け置きする方法がおすすめ。汚れが浮いたらスポンジや歯ブラシで擦り洗いし、流水でしっかりすすげばキレイになる。コンロの五徳を一緒に洗浄してもいい。
壁
壁は、台所掃除でも比較的容易に取り掛かれる場所だ。中性洗剤を含ませたスポンジまたは雑巾で擦り洗いをすれば、たいがいの汚れは落とせる。ガンコな油汚れなどは、重曹水をスプレーして対処しよう。
電子レンジ/冷蔵庫
重曹水に浸した布を電子レンジの皿に載せ、1分ほどチンしよう。重曹を含んだ水蒸気が庫内に広がり、汚れが落ちやすくなる。あとはキレイな雑巾かキッチンペーパーで拭きあげれば完了だ。冷蔵庫は、アルコール除菌スプレーを吹き付け、乾いた布で拭き取れば除菌できる。
布巾
台所用品の中でも、とくに雑菌が繁殖しやすい布巾は忘れずに掃除しよう。ステンレス鍋またはホーロー鍋を用意し、水と重曹を入れて火にかける。沸騰したら弱火にし、布巾を入れて10分ほど煮る。火を止めてお湯が冷めたら流水でよくすすぐ。煮洗いという方法だが、これを習慣にしておくと常に清潔な布巾が使えるのでおすすめだ。
3. 台所掃除で気をつけたいポイントと日々のお手入れ
最後に、台所掃除をするにあたって気をつけたいポイントと、日々の簡単なお手入れ方法をお伝えする。
気をつけるポイント
- 塩素系と酸素系は絶対に混ぜてはいけない
- 汚れの性質に合った洗剤で掃除する
- ゴシゴシ擦るよりも時間をかけて落とす
- コンセントや電子部品に水がかからないように注意する
台所には色々な汚れが付着する。効率よく掃除するためにも、汚れに適した洗剤を使おう。また、ガンコな汚れは強く擦るより、水溶液に浸してじっくり汚れを浮かせることを心がけたい。
塩素系と酸素系を混ぜないことはもちろんだが、それに限らず台所掃除をする際は常に通気性を確保しておこう。
塩素系と酸素系を混ぜないことはもちろんだが、それに限らず台所掃除をする際は常に通気性を確保しておこう。
日々のお手入れ
台所の汚れは、時間が経つほど落ちにくくなるので「汚れたら掃除する」を心がけよう。初めは意識しながらなので大変かもしれないが、習慣になれば自然とできるようになる。
台所の中でも手が届きやすい場所に、重曹水やアルコール除菌スプレーを置いておくなどし、できるだけ掃除しやすい環境にしておくのもいいだろう。
台所の中でも手が届きやすい場所に、重曹水やアルコール除菌スプレーを置いておくなどし、できるだけ掃除しやすい環境にしておくのもいいだろう。
結論
台所掃除を一気に終わらせようとすると、大掃除レベルになってしまうことがある。1回につき1箇所などと決めて、少しずつ台所をキレイにしていこう。日々のお手入れが身につけば、汚れがひどく溜まることも少なくなるはずだ。