1. スチームアイロンの種類

はじめに、スチームアイロンにはどんな種類があるのかを解説する。
スタンダードタイプとハンディタイプ
スチームアイロンには、アイロン台を使ってスチームとプレスの力でシワを伸ばす「スタンダードタイプ」と、ハンガーにかけたままスチームでシワを伸ばす「ハンディタイプ」の2種類がある。
スタンダードタイプはある程度の重量があり、力を使わなくても重さでしっかりプレスできるものが多い。一方ハンディタイプはアイロン台を使う必要がないので手軽に使うことができるのがメリットだ。
スタンダードタイプはある程度の重量があり、力を使わなくても重さでしっかりプレスできるものが多い。一方ハンディタイプはアイロン台を使う必要がないので手軽に使うことができるのがメリットだ。
コード付きかコードレスか
スチームアイロンにはコード付きとコードレスの2種類のタイプがある。コードレスタイプはコードがない分自由自在にアイロンを滑らせることができるのだが、数分間使うと温度が下がってしまうので、こまめに充電する必要がある。
コード付きのものはコンセントの近くでしか使用できず、コードが邪魔になることもあるので操作性では劣るが、常に高温を保てるのでスピーディーにアイロンがけできるというメリットがある。
コード付きのものはコンセントの近くでしか使用できず、コードが邪魔になることもあるので操作性では劣るが、常に高温を保てるのでスピーディーにアイロンがけできるというメリットがある。
アイロンの素材
アイロンのかけ面に使われている素材は大きく分けるとセラミック、チタン、フッ素の3タイプがある。セラミックは最も耐久性が高く滑りがよくて優れているのだが、価格が高いものが多い。チタンはセラミックの次に滑りがよく、価格も抑えられている。フッ素は価格が安いのが魅力だが耐久性が低く、滑りが悪いのが特徴である。
2. スチームアイロンの選び方

では実際にスチームアイロンを購入するときの選び方について解説する。
コードレスタイプの選び方
アイロンがけをするときの操作性を最も重視するなら、コードレスタイプのスチームアイロンを選ぶといいだろう。週末にまとめてYシャツのアイロンがけをするなど、長時間の使用が多い場合には充電やパワーの問題で、あまりおすすめできないタイプではあるが、それでもコードレスを使いたいなら給水タンクの容量が大きく、温度を長くキープできるものを選ぶといいだろう。アイロンの使用頻度が高い方は、耐久性が高く滑りもいいセラミック素材を選ぶと、ストレスなく長く使うことができる。
ハンガーにかけたまま使えるスチームアイロンの選び方
アイロン台を使わずに手軽にシワを伸ばしたいという方は、ハンガーにかけたまま使えるスチームアイロンを選ぼう。その際重視するべきは本体の重量である。吸水タンクに水を入れるとさらに重くなることを考慮し、できるだけ軽いものを選ぶとよい。
衣類スチーマーの選び方
洋服のシワをしっかり伸ばしたいというより、消臭メインで使いたい方は、衣類スチーマーを選ぶという方法もある。何着かまとめてスチームをあてる場合には容量タンクが大きいものがおすすめだが、それだと本体が重くなってしまう。必要なときに1着だけに使うことが多いなら、コンパクトなものを選んだほうがいいだろう。
3. スチームアイロンの使い方

最後にスチームアイロンの使い方を解説する。
スタンダードタイプのスチームアイロンの使い方
スタンダードタイプのスチームアイロンを使うときには、洋服をアイロン台に乗せ、生地から少し離してスチームをあててからアイロンをかけよう。襟や袖などの細かい部分を先に伸ばしてから広い部分のアイロンがけをするのがポイントだ。
ハンディタイプのスチームアイロンの使い方
ハンディタイプのスチームアイロンを使い、洋服をハンガーにかけた状態でシワを伸ばすときには、洋服の端を片方の手で引っ張りながら反対側の手にアイロンを持ってスチームをあてる。Yシャツの場合はシャツにかけ面を密着させてゆっくり滑らせてシワを伸ばす。襟や袖をピシッと仕上げるには、アイロンミトンなどを使うといいだろう。
ウールやニット素材などのふんわりと仕上げたい衣類には、1cmほどアイロンを浮かせた状態で蒸気をあてよう。衣類がまだ熱いうちに軽く引っ張るとシワを伸ばすことができる。
ウールやニット素材などのふんわりと仕上げたい衣類には、1cmほどアイロンを浮かせた状態で蒸気をあてよう。衣類がまだ熱いうちに軽く引っ張るとシワを伸ばすことができる。
給水タンクの水は残さず捨てる!
スチームアイロンの給水タンクに水を入れっぱなしの状態では、雑菌が繁殖したり、スチーム穴が水垢で目詰まりしたりすることがある。水が余ったときにはそのままにせず、きちんと処分して空の状態で保管しよう。
結論
今回はスチームアイロンとはどんなアイテムなのか、種類や選び方について解説した。ハンディタイプやコードレスタイプは一見便利そうに思えるが、週末にまとめてYシャツのアイロンがけをしたい方には実はあまり向いていない。スチームアイロンの購入を検討している人は、使用用途に合わせて適切な機種を選ぶようにしよう。