目次
1. 空気清浄機は花粉に効果がある

空気清浄機はチリやホコリ、花粉、有害物質、ダニの死骸やカビ、ウイルスなどを集塵フィルターでろ過し、キレイな空気を届けてくれる。花粉への効果もバッチリだ。
空気清浄機以外に加湿器、除湿機、脱臭機、あるいは次亜塩素酸空間洗浄機もあるが、これらは集塵が本来の目的ではない。花粉対策なら集塵機能を備えた空気清浄機を選ぼう。
空気清浄機以外に加湿器、除湿機、脱臭機、あるいは次亜塩素酸空間洗浄機もあるが、これらは集塵が本来の目的ではない。花粉対策なら集塵機能を備えた空気清浄機を選ぼう。
2. 空気清浄機の加湿機能は花粉に効く?

加湿できるものも多いが、加湿は花粉に効果があるのだろうか?前述のように、花粉は空気清浄機の集塵機能によって集められる。ここまでの流れで加湿機能は特に必要という訳ではない。
ただし、加湿することで乾燥を防げるなど風邪対策になるほか、加湿器を別で設置する必要がないため、省スペースでも設置できるなどのメリットがある。
だが、加湿機能を使うと空気清浄機能が低下したり、吹出口から冷たい風が放出されたりすることもある。花粉対策で肝心なのは集塵力なので、空気清浄機能が低下するとしたら慎重に判断したほうがいいだろう。
ただし、加湿することで乾燥を防げるなど風邪対策になるほか、加湿器を別で設置する必要がないため、省スペースでも設置できるなどのメリットがある。
だが、加湿機能を使うと空気清浄機能が低下したり、吹出口から冷たい風が放出されたりすることもある。花粉対策で肝心なのは集塵力なので、空気清浄機能が低下するとしたら慎重に判断したほうがいいだろう。
3. 花粉対策に空気清浄機を選ぶ際の着目点

集塵力
集塵力は花粉を集めるために必要な空気清浄機の機能だ。主な集塵方式は「ファン式」と「電気式」。
ファン式は、ファンをモーターで回転させて吸い込む。集塵力は高いがファンの音が大きい、フィルターを定期的に交換しなければならないといったデメリットもある。一方、電気式は静電気が空気中の汚れを吸い寄せる。フィルターが目詰まりしにくい、一定の集塵力が続くなどのメリットがあるが、ファン式と比べて集塵力は劣ると言われている。
ファン式は、ファンをモーターで回転させて吸い込む。集塵力は高いがファンの音が大きい、フィルターを定期的に交換しなければならないといったデメリットもある。一方、電気式は静電気が空気中の汚れを吸い寄せる。フィルターが目詰まりしにくい、一定の集塵力が続くなどのメリットがあるが、ファン式と比べて集塵力は劣ると言われている。
適用畳数
部屋の広さよりも空気清浄機の適用畳数の方が狭ければ、花粉に十分な効果が期待できない。部屋の広さよりも適用畳数がやや広いくらいがちょうどいい。加湿と空気清浄では適用畳数が変わる機種もあるので注意して確認しよう。
フィルター
全体的に高性能になってきてはいるが、フィルターの能力はメーカーや機種によって異なる。花粉など微粒子を捕らえるフィルターつきの空気清浄機を選ぼう。
イオン
パナソニックの「ナノイー」、シャープの「プラズマクラスター」など、イオン効果を持つ空気清浄機も多い。空気清浄能力も高く、花粉を抑える効果も期待できる。
お手入れ
花粉への効果を長続きさせるため、フィルターの交換方法や寿命、水洗いの可否などお手入れ方法も確認しておきたい。空気清浄機内部のホコリを自動で除去するタイプもある。加湿機能つきなら、タンクや加湿フィルターのお手入れ方法も見ておこう。
スマート空気清浄機
Wi-FiやBluetoothでスマホと連動する空気清浄機も増えている。アプリ上で空気中に漂っている汚れを確認できるほか、外出先からでもオン・オフできる。直接的な対策ではないが便利な機能だ。
4. 花粉対策は空気清浄機のお手入れも重要

花粉への効果を持続させるには、空気清浄機のフィルター掃除が欠かせない。フィルターには大きく「プレ(外側のカバー)」「脱臭」「集塵」がある。このうち花粉を吸着する集塵フィルターは、基本的に水洗いできない。掃除機で吸い取っても汚れが落ちないときは交換しよう。
プレフィルターと脱臭フィルターは掃除機をかけ、水洗いなどで汚れを落とそう。水滴が残っていると故障やカビの原因になるため、洗ったフィルターは乾いてから空気清浄機本体に戻すのを忘れないようにしたい。具体的な掃除方法は説明書にも書かれているはずなので、確認しておこう。
10年間フィルター交換が不要といった空気清浄機もあるが、汚れが目立つ、花粉に対する効果が落ちてきた、と感じる場合は10年未満でも交換しよう。
プレフィルターと脱臭フィルターは掃除機をかけ、水洗いなどで汚れを落とそう。水滴が残っていると故障やカビの原因になるため、洗ったフィルターは乾いてから空気清浄機本体に戻すのを忘れないようにしたい。具体的な掃除方法は説明書にも書かれているはずなので、確認しておこう。
10年間フィルター交換が不要といった空気清浄機もあるが、汚れが目立つ、花粉に対する効果が落ちてきた、と感じる場合は10年未満でも交換しよう。
5. 花粉症の方におすすめの空気清浄機3選

最後に、花粉症の方にぜひおすすめしたい空気清浄機を3選、紹介する。すべてオープン価格のため、最新価格については販売店などに確認してほしい。
パナソニック「F-VXR90」
独自開発のイオン技術「ナノイー X」や、汚れの種類によって気流を切り替えて効果的に吸い込む気流制御技術など、花粉対策が盛り込まれた空気清浄機だ。
シャープ「KC-J50」
独自のイオン技術、「プラズマクラスター」を搭載した空気清浄機。高性能フィルターが0.1〜2.5μmの粒子を99%捕らえる。およそ30μmの花粉には最適だ。
ダイキン「MCK70V」
集塵フィルターが、花粉はもちろん2.5μm以下の微小粒子も捕らえる。フィルターの除菌機能や、加湿中も低下しない空気清浄機能なども特徴だ。
結論
空気清浄機は花粉に効果がある。集塵力や、花粉を抑制する効果が期待できるイオン機能などに着目して選んでいこう。導入後は、こまめにお手入れをして空気清浄機の性能を長続きさせるとともに、部屋の掃除も入念に行って花粉を遠ざけよう。