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しみ抜きのやり方って?基礎知識と注意点、応急処置も解説

しみ抜きのやり方って?基礎知識と注意点、応急処置も解説

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

2020年3月11日

しみ抜きは時間が勝負、だが焦りは禁物。誤った方法でしみ抜きしようとすると、余計に広がったり衣類が縮んだり、色落ちしたりすることがある。万が一のときに焦らないためにも、しみ抜きの基礎知識や注意点をしっかり頭に入れておこう。

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1. しみ抜きの基礎知識!しみには種類と特性がある

しみ抜きとひと口に言っても、しみの種類や特性によって適した方法が異なる。基本を知り、しみ抜きの失敗リスクを減らそう。

しみの種類

  • 水溶性(しょうゆ、コーヒー、ワイン、血液など)
  • 油溶性(口紅、カレー、ミートソース、チョコレートなど)
  • 不溶性(ゲルインク、墨汁、泥など)
しみは大きく3種類に分かれる。種類が分からないときは水を一滴垂らし、染み込めば水溶性、弾かれたら油溶性と判断しよう。ただし、しみにはさまざまな成分が含まれていることもあるため、「水溶性」「油溶性」とはっきり分類できないこともある。それを踏まえたうえで、それぞれの特性を見ていこう。

水溶性

水でしみ抜きできるため、比較的落としやすい部類に入る。ただし、時間が経って酸化したり、色素が強かったりすると落ちにくくなるため、洗剤や漂白剤が必要になることもある。

油溶性

迅速に水洗いすれば落とせる場合もあるが、基本的なしみ抜きは洗剤やベンジン、漂白剤などを使った方法だろう。しみ抜きではなくドライクリーニングでキレイになることもある。

不溶性

粒子が大きければブラシや手揉みでしみ抜きできることもあるが、粒子が小さければ繊維の奥に入り込むなどし、家庭で落とすのが困難になる。

2. まずは応急処置!家庭でしみ抜きする際の注意点

次は、応急処置と家庭でしみ抜きをする際の注意点をお伝えしていく。しみ抜きは迅速に行うことが大切だが、外出先でのトラブルなども考えられる。応急処置を覚えておくと役に立つはずだ。

応急処置

水溶性

しみに水を少しだけ含ませる。裏にハンカチをあて、表はしみを移し取るようにティッシュをあてる。軽く叩いてもいいが、擦ると悪化するおそれがあるため注意しよう。

油溶性

水に溶けないため、乾いたままハンカチやティッシュでつまみ取る。あぶらとり紙があれば使ってもいいだろう。水溶性と同様に擦るのはNGなので気をつけてほしい。

しみ抜きの注意点

洗濯表示をチェック

素材によっては水洗いできないものがある。しみ抜きに成功しても、衣類が縮んだり風合いが損なわれたりしてはもったいない。「洗濯機」「手洗い」がOKの素材かどうか、洗濯表示を忘れずに確認しておこう。

色落ちをチェック

色柄物のしみ抜きをする場合、先に白いタオルを濡らして洗剤を含ませ、生地の目立たないところを叩いてみよう。タオルに色が移れば色落ちする可能性が高いため、家庭でのしみ抜きは避けたほうが無難だ。

漂白剤を使い分ける

白地のコットンやポリエステルなどに付着したしみは「塩素系漂白剤」、同じ白地でもシルクやナイロンなら「還元系漂白剤」、色柄物のしみは「酸素系漂白剤」といったように、素材による漂白剤の使い分けも大切になる。商品の説明書きをよく確認しておこう。

水で十分すすぐ

洗剤や漂白剤を使ってしみ抜きをしたら、水で十分すすぐことも忘れないようにしたい。繊維に残っていると色落ちなどのトラブルを招くことがあるためだ。とくにウールやシルクといった素材は手洗いですすぎ、脱水は15秒程度に留めると覚えておこう。

何度も繰り返さない

家庭でのしみ抜きは、衣類を傷めてしまう可能性があるため、落ちないからと言って何度も繰り返しチャレンジすることはおすすめできない。高価な衣類やデリケートな衣類なども同様だ。それよりも、クリーニングに出してプロの手で処理してもらうことを考えよう。

3. 代表的なしみの種類別・しみ抜き方法

しみにはさまざまな種類があるが、ここでは代表的な「油」「血」「ワイン」「泥」のしみ抜き方法について、水洗いOKの素材という前提で解説する。

綿棒にベンジンを含ませ、しみを軽く叩いて浮かせる。ベンジンがなければ、しみに液体洗剤を含ませて洗剤などのキャップの頭でトントン叩こう。ある程度しみ抜きできたら、洗濯洗剤と酸素系漂白剤を使い、衣類に適した方法で洗濯する。

水でよく洗ってから液体洗剤を含ませ、しばらく放置または指先でつまむように洗う。それでも落ちないときは酸素系漂白剤をなじませ、しばらく経ってから水ですすぐ。ある程度しみ抜きできたら、衣類に適した方法で洗濯する。お湯を使うとタンパク質が固まり、落ちにくくなるので注意してほしい。

ワイン

ワインも水溶性だ。ハンカチやティッシュを軽く濡らし、しみの水分をつまみ取る。ある程度しみ抜きできたら、次は乾いたハンカチやティッシュで押さえながら水分を吸収する。最後は洗剤と酸素系漂白剤を使い、その衣類に合った方法で洗濯しよう。

繊維に深く入り込んだ泥は落ちにくい。しみを軽く濡らし、液体洗剤をなじませる。ポリエステルや綿なら手揉みで、それ以外の素材やデリケートな衣類などは歯ブラシを使ってやさしくしみをほぐしていく。ある程度しみ抜きできたらその衣類に合った方法で洗濯する。

4. 重曹を使った手軽なしみ抜き方法と注意点

最後に、重曹を使って手軽にできるしみ抜きと注意点をお伝えする。重曹には消臭効果も期待できるため、臭いが気になるしみにもおすすめだ。

しみ抜きの手順

  • 重曹
  • 小皿
  • 液体洗剤(食器用洗剤でもOK)
これらを用意しよう。小皿に重曹大さじ1杯と、水を少しずつ混ぜてペーストを作り、しみに直接塗っていく。しみの裏には布をあてておこう。その上に洗剤を少量垂らして揉むようになじませていく。30分ほど放置してから、衣類に合った方法で洗濯する。ガンコなしみだった場合、液体洗剤ではなく酸素系漂白剤をなじませ、10分程度待ってから洗濯してもいい。

重曹を使うときの注意点

重曹は弱いアルカリ性のため、落とせるのは食べこぼしといった油分、皮脂が蓄積したことによる黒ずみや黄ばみといったしみだ。ワインや血液、泥などのしみは落とせないので注意しよう。

結論

しみ抜きはしみの種類や素材で適した方法が変わる。素早くしみ抜きすることがキレイに落とすコツだが、洗濯表示は忘れずに確認しよう。ここで紹介した方法を試してもしみ抜きできないときは、ムリに行わずクリーニング店に相談することも検討してほしい。

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