目次
1. フローリングとカーペットの間にカビが生える原因

カビが繁殖するための条件として、一定の湿度と温度、エサがあげられる。フローリングにカーペットを敷くと、どうしてカビが生えるのだろうか?
湿気がたまる
フローリングにカーペットを敷くと、間に湿気がたまってしまう。素足で上を歩いたり、横になったりすることで、足裏や肌の汗を吸収するためだ。カーペットを敷いたままだと、湿気の逃げ道はなくなる。
また、水やジュースをこぼすと、カーペットは濡れてしまう。上から拭いただけだと水気は全てとれないので、ジメジメとカビが生えやすい環境を作ってしまうのだ。
また、水やジュースをこぼすと、カーペットは濡れてしまう。上から拭いただけだと水気は全てとれないので、ジメジメとカビが生えやすい環境を作ってしまうのだ。
ゴミやホコリが栄養になる
カビはゴミやホコリを栄養源にして繁殖する。上で人が生活するカーペットは、とても汚れやすい。皮脂や汗はもちろん、食事をすれば食べカスが落ちるだろう。
さらにフローリングに敷いて使うため、上から落ちてくるホコリがたまりやすい。自宅ではなかなか洗濯できないカーペットは、汚れやホコリの温床になりやすいのだ。
さらにフローリングに敷いて使うため、上から落ちてくるホコリがたまりやすい。自宅ではなかなか洗濯できないカーペットは、汚れやホコリの温床になりやすいのだ。
2. フローリングやカーペットのカビ取り方法

フローリングとカーペットの間にカビが生えた場合、両方のカビ取りをする必要がある。それぞれやり方が違うので、詳しい方法をチェックしよう。
フローリング
フローリングに強い洗剤を使用すると、床を傷める可能性がある。研磨作用がある重曹もフローリングを傷つけるので使用不可だ。
まず空のスプレーボトルに無水エタノール8:水2の割合で混ぜておく。大まかなカビを布で拭いたら、希釈した無水エタノールを吹きかける。あとは落ちるまで布でこすり、丁寧にから拭きをしよう。フローリングは色落ちしやすいので、カビ取り前に少量のエタノールで色がうつるか確認しておくと安心だ。
まず空のスプレーボトルに無水エタノール8:水2の割合で混ぜておく。大まかなカビを布で拭いたら、希釈した無水エタノールを吹きかける。あとは落ちるまで布でこすり、丁寧にから拭きをしよう。フローリングは色落ちしやすいので、カビ取り前に少量のエタノールで色がうつるか確認しておくと安心だ。
カーペット
カーペットもフローリングと同じように、無水エタノールを薄めたスプレーを使おう。シュッと一吹きして、10~15分ほど置いてからカビを拭きとる。
カビによる染みが残ったときは、酸素系漂白剤を使用する。洗濯機に入るカーペットは漂白剤を入れて洗濯し、できない場合は薄めた漂白剤をスプレーしよう。
カビの色が落ちたら水拭きで漂白剤を取り除き、から拭きすればカビ取りは終わりだ。ただし、カーペットの種類や材質によっては、エタノールや酵素系漂白剤が使用できないことがある。無理にカビ取りをせず、クリーニングなど専門の業者に任せよう。
カビによる染みが残ったときは、酸素系漂白剤を使用する。洗濯機に入るカーペットは漂白剤を入れて洗濯し、できない場合は薄めた漂白剤をスプレーしよう。
カビの色が落ちたら水拭きで漂白剤を取り除き、から拭きすればカビ取りは終わりだ。ただし、カーペットの種類や材質によっては、エタノールや酵素系漂白剤が使用できないことがある。無理にカビ取りをせず、クリーニングなど専門の業者に任せよう。
3. フローリングやカーペットを掃除するときの注意点を3つ解説

カビの掃除方法を間違ってしまうと、いろいろなリスクがある。3つの注意点を紹介するので、カビを掃除する前に確認しよう。
掃除機は使わない
フローリングやカーペットのカビに掃除機を使うと、カビの菌が広がってしまう。排気口から撒き散らして部屋中が菌だらけになるためだ。掃除機の使用はカビ取りの後にしよう。
掃除中は換気をする
敷いたカーペットを動かすと、カビの菌が空気中に飛散する。吸い込んだり他の場所に付着したりといったリスクを減らすために、晴れた日に窓を開けて換気しながら掃除をしよう。カビが生える原因である湿気対策としても有効だ。
完璧に乾燥させる
掃除で除去しても、湿気が残っているとまたカビが生えてしまう。フローリングとカーペット、両方をしっかり乾燥させることが重要だ。カビ取り後すぐフローリングにカーペットを敷くのではなく、完全に乾燥するのを待ってからにしよう。
4. フローリングやカーペットのカビを予防しよう

フローリングやカーペットに生えるカビは、日常の生活で予防できる。3つの方法を徹底して、カビ掃除の手間をなくそう。
定期的に上げ下げする
カーペットを敷いたままだと湿気がたまるので、定期的に風通しをしよう。掃除のときにめくっておくだけでも、一定の効果を得られる。
晴れた日に干せば、たまった湿気を効率よく除去できるだろう。敷きっぱなしにしないことが、カビ予防として重要だ。
晴れた日に干せば、たまった湿気を効率よく除去できるだろう。敷きっぱなしにしないことが、カビ予防として重要だ。
結露対策をする
フローリングのカビ対策が必要なのは、高温多湿の夏だけではない。冬は結露によって窓に水滴がついて、フローリングやカーペットにたれてしまう。
濡れたまま放置するとカビの原因になるので、小まめに拭き取るようにしよう。結露シートや結露防止スプレーといったアイテムを使えば、効率よく結露対策ができる。
濡れたまま放置するとカビの原因になるので、小まめに拭き取るようにしよう。結露シートや結露防止スプレーといったアイテムを使えば、効率よく結露対策ができる。
清潔に保つ
ホコリやゴミといったエサをなくすことが、カビ予防につながる。カーペットの上はもちろん、下に入り込んだゴミもキレイに取り除こう。粘着クリーナーや掃除機を使えば、細かいゴミがしっかりとれる。
結論
カビの菌は健康に害を及ぼすため、生活するスペースから素早く取り除こう。フローリングとカーペットに生えるカビは厄介だが、正しい方法を知ればキレイになる。ただし、一番重要なのはカビの予防だ。湿気やゴミ、結露対策を徹底して行って、カビのない安全で清潔な生活を守ろう。