1. 「ただ干すだけ」はNG!布団干しの基礎知識

布団干しの大きな目的は、布団を乾燥させること。眠っている間に染み込んだ汗などにより布団は湿気を含んでいるため、そのままにするとダニやカビなどの温床になってしまう。だが、ただ干せばいいというものでもない。まずは布団干しの基礎知識を身につけよう。
布団干しの基礎知識
布団干しは、晴れた日にできるだけ多く行いたい。ただし素材や季節によって干す時間・時間帯などが若干変わってくる。
時間帯
その日の天候などにもよるが、布団干しは10時〜15時の間で行うのがよいとされている。
時間
綿布団なら「夏2時間、冬4時間」、合成繊維の布団なら「夏1.5時間、冬3時間」、羽毛布団なら「夏30分、冬1時間」を干す時間の目安にしよう。布団干しの時間が長すぎると繊維を傷めたり、逆に湿気を吸収したりするので注意してほしい。
快適に眠るためのコツ
- 途中で裏返す
- カバーはかけたままにする
- 取り込むときに叩かない
- 仕上げに掃除機をかける
布団干しの基本は肌に触れる面を日光に当てることなのだが、両面を効率よく乾燥させるには途中で裏返すといい。カバーをかけたまま干すことで紫外線による劣化を防ごう。また、取り込むときに叩くと布団が傷むことがある。軽く払う程度にとどめ、最後は表面のホコリやダニの死骸、フンなどを掃除機で取り除いておこう。ここまですれば、快適に眠れるはずだ。
2. 布団干しの悩みを解消してくれるアイテムとは?

布団ほどの大物を干すとなると、それなりに悩みもつきまとう。十分なスペースや高さがあればいいが、ベランダが狭くて広げられなかったり、干しても地面についてしまったりすることがある。壁にかけようにも、汚れていれば干せない。そんな布団干しに関する悩みを解消してくれるアイテムがある。
布団干しを助けてくれるアイテムとは
布団干しに便利なアイテムとは、洗濯物の室内干しなどで活躍してくれる「物干し」の「布団干し」バージョンだ。狭いベランダなどにも設置でき、効率よく布団干しができる。
屏風のように広がるタイプ、扇型で狭いスペースでも干しやすいタイプ、物干し竿のようにかけて干すタイプ、山折りになるタイプなど種類も豊富にある。
屏風のように広がるタイプ、扇型で狭いスペースでも干しやすいタイプ、物干し竿のようにかけて干すタイプ、山折りになるタイプなど種類も豊富にある。
選び方
■場所の特徴
たとえば狭いスペースで布団干しをするなら、山折になるタイプや扇型に広がるタイプがおすすめ。一方、高さがほしいときは物干し竿タイプがいいだろう。
■大きさと耐荷重
一回に何枚の布団干しができるのか、お使いの布団を干せるサイズなのかも大切だ。羽毛ならまだ軽いが、敷布団は重量があるため、耐荷重もチェックしておこう。
■収納型か据え置き型か
使わないときは折りたたんで収納できるもの、設置したらそのまま使い続けるものがある。安定性を選ぶなら後者だが、使い勝手がいいのは前者だろう。また、据え置き型を外に設置するなら、サビに強いアルミやステンレスのものをおすすめしたい。
■伸縮の可否
左右や上に伸縮するタイプなら、布団以外の洗濯物を干すこともできるし高さが不足しているのをカバーすることもできる。スペースを有効活用するなら伸縮の可否も確認しておこう。
たとえば狭いスペースで布団干しをするなら、山折になるタイプや扇型に広がるタイプがおすすめ。一方、高さがほしいときは物干し竿タイプがいいだろう。
■大きさと耐荷重
一回に何枚の布団干しができるのか、お使いの布団を干せるサイズなのかも大切だ。羽毛ならまだ軽いが、敷布団は重量があるため、耐荷重もチェックしておこう。
■収納型か据え置き型か
使わないときは折りたたんで収納できるもの、設置したらそのまま使い続けるものがある。安定性を選ぶなら後者だが、使い勝手がいいのは前者だろう。また、据え置き型を外に設置するなら、サビに強いアルミやステンレスのものをおすすめしたい。
■伸縮の可否
左右や上に伸縮するタイプなら、布団以外の洗濯物を干すこともできるし高さが不足しているのをカバーすることもできる。スペースを有効活用するなら伸縮の可否も確認しておこう。
3. 布団干しにおすすめのアイテム3選

最後に、布団干しにおすすめのアイテムを3選紹介する。
モリ工業「ふとんほし ステンレス巻きパイプ製 FC2-4U」
扇型に広がるタイプなので、とくに狭いスペースで布団干しをする際に便利だろう。工具不要で組み立てが簡単なうえ、4枚同時に干せるのもうれしい。使わないときは折りたたんで収納できる。
アイリスオーヤマ「ふとん干し CX-240」
143cmから最長240cmまで伸縮する。布団干しなら同時に4枚まで、普通の洗濯物ならTシャツ30枚、大判バスタオル4枚まで同時に干せる。ポリプロピレンなどが主要素材だが、耐荷重は約20kgとしっかりしている。
天馬「伸縮式布団干し3連型 PS-08」
大きさに合わせて高さや幅を調整できるタイプ。広げるとセミダブルの布団干しも可能だ。広げ方によっては扇型にもなるなど汎用性が高く、完成品なので組み立て不要なのも特徴の商品である。
結論
布団干しに関する悩みは、ここで紹介した便利なアイテムがきっと解消してくれるはずだ。ほかにも布団干しに役立つさまざまなアイテムが販売されている。ぜひご家庭にピッタリのアイテムを見つけてほしい。