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キッチンは配置が決め手!使いやすいレイアウト術を紹介

キッチンは配置が決め手!使いやすいレイアウト術を紹介

投稿者:ライター 吉田梨紗(よしだりさ)

鉛筆アイコン 2021年7月15日

なぜかキッチンが使いづらい、そのようなお悩みを抱えている方は多いだろう。そうしたときにおすすめするのは、キッチンの配置を見直しだ。この記事では、キッチンの配置に関する基礎知識を紹介する。冷蔵庫や食器棚の配置など、押さえておきたいポイントをまとめてチェックするので、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. キッチンを使いやすくする配置のポイント

使いやすいキッチンには法則がある。マスターしておきたい基礎知識について解説しよう。

調理の流れを考える

食材をカットしたり、コンロで焼いたりと、調理には一定の流れがある。スムーズに実行できる配置を考えることが、使いやすいキッチンを実現する上で重要だ。

野菜を洗うシンク、まな板、コンロの順番に並べよう。炊飯器や電子レンジのような家電も、使う順番で配置すると使いやすくなる。

食事が終わったあとに食器を下げ、洗ってからふせるまでの流れも同様だ。調理から片付けまで、どう動くのかを意識しよう。

ゴールデンゾーンにまとめる

ゴールデンゾーンとは、一番作業しやすいとされる高さや範囲を指す。使う家電や調理器具をゴールデンゾーンにまとめることで、効率よく調理ができる。

毎日使うものだけを厳選するのがポイントだ。使う頻度が低い調理器具は収納すれば散らかりにくくなり、見た目もスッキリする。季節や作る料理で使う調理器具は変わるので、定期的に入れ替えよう。

狭いキッチンはアイテムを活用

キッチンが狭いと置けるものが少なくなり、配置の自由度が低くなる。スペースが節約できるアイテムを活用して、キッチンを使いやすくしよう。

シンクの近くにまな板を配置できないなら、伸縮式の水切りが便利だ。上にまな板を置くことで、調理する場所を確保できる。

また、水切りラックがシンクの隣に置けない場合は、シンク上に設置できるタイプを選ぼう。洗った食器を動くことなくふせられるので、作業の効率化につながる。

2. キッチンのタイプで最適な配置が違う

I型やL型、アイランドなど、キッチンにはいろいろなタイプがある。最適な配置も違うため、特徴をチェックしておこう。

I型キッチン

I型キッチンは直線なので移動がしやすい。ただし、広いキッチンであると、移動距離が長くなってしまうので効率が悪くなる。作業する場所をコンパクトにまとめたり、テーブルを使って別に作業スペースを作ったりと、工夫が必要だ。

L型やコの字型キッチン

作業スペースが広いのに移動距離は短いので、調理がしやすい。Lやコの字のコーナーを活用できるような配置を考えよう。家電や収納用の棚を置くなど、コーナーをデットスペースにしないための工夫が必要だ。

アイランド型

移動がしやすく複数人での調理に向いているが、キッチンは丸見えになる。上にものを置きすぎるとゴチャゴチャとした印象になるので、別に収納を確保しよう。複数人で利用する場合の動線も考えておくと、使いやすい配置になる。

3. キッチンの使いやすさは冷蔵庫の配置で決まる

キッチンの使いやすさを決定するのは、冷蔵庫の配置といっても過言ではない。どこに置けばよいのか、配置を決定する2つのポイントをチェックする。

ワークトライアングル

コンロとシンク、冷蔵庫を線で結ぶと「ワークトライアングル」になる。適切な位置関係で配置することで、使いやすさがアップするのだ。

コンロから冷蔵庫までの距離は120~270cm、シンクから冷蔵庫までの距離は120~210cmが目安だ。長すぎても短すぎても効率が悪くなるので、それぞれ2~3歩で移動できる距離を守ろう。

配置するときのコツ

冷蔵庫をキッチンの奥におくと、中のものを取り出すときに効率が悪い。調理中の動線を遮ってしまうため、冷蔵庫はキッチンの入り口に配置するのがおすすめだ。

また、冷蔵庫のドアが開けやすさも重要なポイントである。壁や棚と近づけて配置すると開けにくくなるので、適度なスペースを設けておこう。

4. 食器棚の配置を工夫すれば作業効率がアップする

食器を出し入れする頻度が多い食器棚は、使いやすい場所に配置したい。料理を作って配膳するときと、シンクで洗った食器をしまうとき、両方のことを考えよう。

シンクやコンロと食器棚は、遠すぎず近すぎない距離を守るようにする。ただし、動線を遮る場所に食器棚を設置してしまうと、動きにくくなるので注意が必要だ。

コンセントや扉の開け閉めなど、設置できる場所に制限が多い冷蔵庫の配置を決めてから、食器棚を置く場所を考えよう。キッチンに食器棚を設置するようなスペースがないなら、背面収納やキッチンの引き出しを活用するとよい。

使用頻度が高い食器とそうでない食器を分け、よく使うものだけをキッチンに収納する。ラックや小さな棚を使いやすい場所に配置して、簡易的な食器棚として使ってもよいだろう。

結論

キッチンでの作業効率をアップしたいなら、配置を変えるのがおすすめだ。狭いキッチンや広すぎるキッチンでも工夫次第。キッチンの形や料理の流れなど、自宅に合った配置を考えることが重要だ。冷蔵庫や食器棚、調理家電、道具の配置を見直して、使いやすい理想のキッチンを実現しよう。
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  • 公開日:

    2020年3月 6日

  • 更新日:

    2021年7月15日

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