1. 応急処置でシミ落としが楽になる
シミ落としの基本は早めの対処にある。外出先で衣服を汚してしまったとき、どのように応急処置をすれば良いのか、シミの種類別に詳しく解説しよう。擦ると広がってしまうので、種類にかかわらず優しくたたきながら移すのがポイントだ。
水溶性のシミ
ジュースやコーヒー、醤油は水溶性のシミに分類できる。水に溶けやすいので、濡らしたティッシュを使ったシミ落としが有効だ。
シミができた衣類の裏側にティッシュやハンカチを当てる。あとは水に濡らしたティッシュで押さえて、優しく汚れを移していこう。トイレにあるハンドソープや石けんを使えば、より効率的なシミ落としが可能だ。
シミができた衣類の裏側にティッシュやハンカチを当てる。あとは水に濡らしたティッシュで押さえて、優しく汚れを移していこう。トイレにあるハンドソープや石けんを使えば、より効率的なシミ落としが可能だ。
油溶性のシミ
カレーやドレッシング、油性ボールペンなど、油を含むシミは水では落ちにくい。乾燥したティッシュを使って、油分や固形物を取り除いておくのがポイントだ。
ティッシュやハンカチをシミの裏側に当て、ハンドソープをつけたティッシュでたたく。移しとれたら、水を含ませたティッシュで吸い取ろう。何度か繰り返してハンドソープを落とせば、シミ落としの応急処置は終了だ。
ティッシュやハンカチをシミの裏側に当て、ハンドソープをつけたティッシュでたたく。移しとれたら、水を含ませたティッシュで吸い取ろう。何度か繰り返してハンドソープを落とせば、シミ落としの応急処置は終了だ。
2. 種類別に異なるシミ落としの方法とは
シミ落としの方法について、油やコーヒー、ワインなどの種類別に紹介しよう。厄介なシミでも正しく対処すればキレイに落ちるので、ぜひ試してみてほしい。ただし、衣類によって生地が傷むリスクがあるため、先に洗濯表示や色落ちを確認しておこう。
コーヒー
コーヒーは水溶性の汚れなので、シミ落としはあまり難しくない。ただし、色が濃く一度ついたら落ちにくいため、なるべく早めに対処しよう。
シミの下にタオルを敷いたら、中性洗剤をつけて布やブラシで軽く擦る。あとは水で洗ってから、いつもの通りに洗濯機でまわすだけだ。
シミの下にタオルを敷いたら、中性洗剤をつけて布やブラシで軽く擦る。あとは水で洗ってから、いつもの通りに洗濯機でまわすだけだ。
赤ワイン
タンニンやアントシアニンが含まれているワインは、落とすのが大変だ。一般的な洗剤だと効果が薄いので、酸素系漂白剤を使おう。
赤ワインのシミに酸素系漂白剤をつけたら、40~50℃ほどのお湯に10分ほどつけ置きをする。ただし、衣服によっては酸素系漂白剤が使えないので、洗濯表示を先に確認しておこう。
赤ワインのシミに酸素系漂白剤をつけたら、40~50℃ほどのお湯に10分ほどつけ置きをする。ただし、衣服によっては酸素系漂白剤が使えないので、洗濯表示を先に確認しておこう。
油汚れ
落ちにくい油汚れにはお湯によるシミ落としが有効だ。容器に40℃くらいのお湯を張ってから、衣服をつけよう。
その後は台所用の中性洗剤をつけ、歯ブラシで擦る。シミが落ちたことを確認したら、中性洗剤をキレイにすすごう。通常の洗濯物と一緒に洗濯機でまわせば終わりだ。
その後は台所用の中性洗剤をつけ、歯ブラシで擦る。シミが落ちたことを確認したら、中性洗剤をキレイにすすごう。通常の洗濯物と一緒に洗濯機でまわせば終わりだ。
3. 時間がたったときのシミ落としとは
時間がたつとシミ落としは難しくなる。水溶性と油溶性のシミに分けて、落とす方法を解説しよう。
時間がたった水溶性のシミ
衣類用の酸素系漂白剤をシミ落としに使う。シミがついた側を下にして衣類をタオルに置き、酸素系漂白剤をつけた歯ブラシでたたいて移す。
水をつけた歯ブラシで酸素系漂白剤を落としたら、水に浸したタオルでたたこう。あとは乾いたタオルで水気をとり、乾燥させてシミ落としは終わりだ。
水をつけた歯ブラシで酸素系漂白剤を落としたら、水に浸したタオルでたたこう。あとは乾いたタオルで水気をとり、乾燥させてシミ落としは終わりだ。
時間がたった油溶性のシミ
クレンジングオイルをシミ落としに使えば、油溶性のシミがしっかり落ちる。衣類によっては色落ちの心配があるので、まずは白いタオルにクレンジングオイルを染み込ませ、目立たないところを拭いてみよう。タオルに色移りが無ければ問題なく使える。色落ちの心配が無ければ、衣類の下にタオルを敷いてクレンジングオイルを垂らし、3~5分ほど放置しよう。
歯ブラシで軽くたたき、ぬるま湯を使って洗い流す。あとは洗濯機に任せれば、繊維に染み込んだ古いシミがしっかり落とせる。
歯ブラシで軽くたたき、ぬるま湯を使って洗い流す。あとは洗濯機に任せれば、繊維に染み込んだ古いシミがしっかり落とせる。
4. 落ちないならクリーニングでシミ落としを
いろいろな方法を試してもシミが落とせないことがある。そんなときはどうすれば良いのか、詳しく解説していこう。
家庭では落ちないシミもある
汚れが酷いうえに時間がたちすぎると、シミ落としをしても効果が薄いことがある。カビやペンキ、墨汁など、家庭では落ちにくい種類のシミは多い。
また、デリケートな素材を使った衣服の場合、水や洗剤が使えないケースもあるだろう。洗濯表示を見て洗濯ができないようなら、シミ落としは不可能だ。
何度も擦って落とそうとしたり、洗濯できない衣服のシミ落としをしたりすれば、生地が傷んでしまう。色落ちのリスクもあるので、無理なシミ落としはやめておこう。
また、デリケートな素材を使った衣服の場合、水や洗剤が使えないケースもあるだろう。洗濯表示を見て洗濯ができないようなら、シミ落としは不可能だ。
何度も擦って落とそうとしたり、洗濯できない衣服のシミ落としをしたりすれば、生地が傷んでしまう。色落ちのリスクもあるので、無理なシミ落としはやめておこう。
クリーニングがおすすめ
シミ落としの効果がない場合はクリーニング店に依頼しよう。専門的な技術や設備があるので、頑固なシミも生地を傷めることなく落とせる。
料金はクリーニング店によって異なるが、基本料金とは別料金のケースが多い。シミの大きさや種類によってかかるお金は変わるので、まずは相談してみよう。
料金はクリーニング店によって異なるが、基本料金とは別料金のケースが多い。シミの大きさや種類によってかかるお金は変わるので、まずは相談してみよう。
結論
シミ落としは正しい方法で行うことが重要だ。シミの種類によって落とし方がまったく違うので、見分けることから始めよう。また、シミ落としはどれだけ早く対処するかが鍵になる。汚れがついたらすぐに応急処置をして、家に帰ったらすぐにシミ落としを行おう。