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クーラーはどこまで掃除ができる?自分でやるメリット・デメリット

クーラーはどこまで掃除ができる?自分でやるメリット・デメリット

投稿者:ライター 松岡由佳里(まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2021年8月20日

クーラーは、カビや汚れの温床。夏になってクーラーのスイッチを入れて「臭い」が気になったら要注意だ。一家に1台どころか各部屋にクーラーを設置している家庭も多いだろう。できれば費用を抑えるため、業者に頼らず自分で掃除したいものだ。クーラーを掃除するメリットや掃除の方法をご紹介しよう。

  

1. クーラーを掃除するメリット

クーラーはシーズンに入る前に掃除をしたほうがいい。それはカビやホコリが人の健康を害してしまうから。さらに電気代にも大きな差が出る。

クーラーにカビが発生してしまう原因とは

クーラーの内部にはカビが発生する原因がある。それはクーラーを使うと結露が生じるからだ。部屋の暖かい空気を吸い込んで冷たい空気を排出するとき、その温度差により水滴が生まれる。この結露によって湿度が大好きなカビの繁殖に直結する。クーラーを掃除しないことでカビが繁殖し放題になり、カビ臭の原因を作る。

健康を守るため

クーラーを掃除せずに放置しておくと、大量のカビが発生する。カビは胞子を放出しながら繁殖していくが、クーラーによって風で部屋中に胞子をばらまくことになるのだ。
カビの胞子を大量に吸い込んでしまうと免疫力のない子どもやお年寄りなどは、ぜんそくや肺炎になる可能性がある。

電気代が節約できる

クーラーを掃除することで「効きがよくなる」というメリットがある。とくにフィルターが汚れていると、吸い込む空気の量が減ってしまうため、出る風の量も少なくなる。自動運転をしているときなど、多くの量の空気を吸い込もうとして余分な電気を使うことになる。
掃除をすることでクーラーの負荷を軽減させ、電気代の節約になる。

2. 自分でクーラーを掃除するメリット

クーラーを掃除する方法として「自分で」と「業者に」の2つの方法が考えられる。自分でクーラーを掃除するのにはどのようなメリットがあるのだろう。

クーラーの掃除代が安くて済む

業者にクーラーの掃除を依頼すると、1台あたりで1万円からが相場だ。しかし、自分で掃除すれば、洗剤費用くらいで掃除ができてしまう。つまり圧倒的にコスパがいいということになる。

気になったらすぐに掃除ができる

クーラーの季節を迎えようとするゴールデンウイーク明けなど、業者へのクーラー掃除依頼は一気にピークを迎える。そのため、なかなか予約が取れなかったり、自分の都合に合わせて掃除スケジュールを組むことが難しい。
自分でクーラーの掃除をするようにすれば、気になったときにすぐに掃除ができる。いちいちスケジュール調整もしなくて済むのだ。

3. 自分で掃除できるクーラーの箇所

クーラーを自分で掃除しようとする場合「できる場所」は3か所。それぞれの働きと特徴をご紹介しよう。

フィルター

フィルターは、クーラーが部屋の中の暖かい空気を取り込むときに、空気中のホコリやチリを取り除いてくれるパーツだ。ワンシーズン使っていると、かなりのホコリがキャッチされていることがわかるだろう。週に1回程度のこまめな掃除をすることで、クリーンな空気を排出してくれる。

ルーバー

ルーバーとは、クーラーの電源を入れたときに上下作動する部分になる。風向きを変えたいときに上下左右に動かすことができる。フィルターに比べると、それほどホコリが集中する場所でもないのでワンシーズン終わったところで掃除をすれば十分だろう。

カバー

カバーは、フィルターを覆っている部分で、取扱説明書では前面パネルとも表示されている部分だ。カバーの取り外しは各メーカーによって違ってくるので、取扱説明書をよく読んでおこう。無理して外すとカバーが損傷してしまう危険性があるので注意しよう。

4. クーラーを自分で掃除する方法

具体的にそれぞれのパーツの掃除する方法をご紹介していこう。用意しておきたいもの
は「中性洗剤」「雑巾」「ゴム手袋」「脚立」「歯ブラシ」だ。

取り外す

カバー、フィルター、ルーバーの順で取り外していこう。カバーを外すときは、側面に取っ手やくぼみなどがあり、そこを目印に手で押し上げると簡単に外れる。それぞれのメーカーや機種によってカバーの取り外し方が異なるので、取扱説明書であらかじめ確認しておこう。

ホコリを取り除く

それぞれのパーツについたホコリを掃除機で取り除こう。フィルターは、裏からよりも表からのほうがホコリが吸い込みやすい。結露などで水滴がついているようなら掃除機は使わない。

洗う

事前に洗剤液を作っておく。水をためたバケツ、あるいは浴槽に中性洗剤を入れて泡立てておく。そして、しばらく浸け置きし汚れを浮かせる。
汚れをアクリルタワシなどで落とす。フィルターは歯ブラシを使ってできるだけやさしくこすり洗いしよう。

5. プロにクーラーの掃除を任せるメリット

自分でクーラーを掃除するのには限界がある。なぜなら、クーラーの内部は複雑で専門的な知識がなければ、分解・組み立てが難しいからだ。少なくとも年に1度くらいはプロにクーラーの掃除を任せてもいいのではないだろうか。

隅々まで掃除してくれる

業者は専門の知識のもとにクーラーを分解、掃除、セットアップしてくれる。自分ではここまで分解することができないから、汚れも完全に落とすことはできない。そのため、自分で掃除をしても嫌な臭いが取れない場合などは、プロに任せたほうがいいだろう。

掃除による故障を回避できる

クーラーは、細かい部品や電子基板などからなっている。そのため、知識がないままに分解して元に戻らなかったり、重要部分を傷つけてしまって、故障したりする危険性がある。プロであれば、安心して任せることができる。

結論

クーラーの掃除は「どこまで行うか」によって自分で行うか業者に頼むかを決めよう。頻繁にクーラーを使う家庭では、やはり掃除はプロに任せたほうが賢明だ。普段から自分で掃除ができる部分、とくにフィルターの掃除をこまめにしておけば、衛生面や節電効果も期待できる。クーラー始動させる前に、カビや汚れがついていないかチェックしよう。
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  • 公開日:

    2020年3月23日

  • 更新日:

    2021年8月20日

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