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木のカビは自分で除去?業者に依頼?必要な道具と手順を紹介

木のカビは自分で除去?業者に依頼?必要な道具と手順を紹介

投稿者:ライター 前澤洋介(まえざわようすけ)

2020年3月 9日

日本は湿度が高いため、木製の家具やフローリングにカビが生える場合がある。カビは適切に除菌・除去することで取り除くことができる。木材のカビ取りに必要な道具や木材を痛めないカビ取り方法のほか、日頃のカビ予防法も知っておくと安心だ。業者に依頼したほうがよいのはどのような場合なのかもご紹介する。

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1. 木材のカビ取りに必要な道具

家具などの木材にカビを発見したとき、それほどカビが広がっていなければ自分でカビ取りをすることができる。まずは必要な道具をそろえるところから始めるとよいだろう。

手袋・マスクなど

木のカビ取りの際にはカビを直接触らないようにゴム手袋などをする必要がある。また、カビの胞子が飛散するおそれがあるため、マスクも必須アイテムだ。服装はすぐに洗濯ができるものが望ましい。三角巾や帽子などで髪の毛を保護したり、ゴーグルで目を保護するのも有効だ。

ティッシュや雑巾

カビを拭き取るための雑巾やティッシュも必要だ。雑巾なら使い捨てできるようなものが望ましいが、拭くたびに捨てられるティッシュやキッチンペーパーがあると非常に便利だ。特にキッチンペーパーは厚めなので、拭いてもボロボロと崩れにくくおすすめだ。

カビ取りスプレー

カビ取りスプレーを使う場合、木に染み込んでシミになる場合があるので注意が必要だ。目立たないところに少量かけてシミにならないか確認してから使うとよい。家具・フローリング・畳用のものは、木でも問題なく使うことができる。強力なカビ取り剤やカビ取りスプレーの中には、使用すると木が腐食してしまうものがあるので気をつけるとよい。

酸素系漂白剤

カビの色が残ってしまった場合には、酸素系漂白剤で色を落とすことができる。ただしパイン材など柔らかい木材に使うのは避けたほうがよい。

除菌用アルコール・消毒用エタノール

除菌用アルコールや消毒用エタノールは材質を選ばずに使うことができ、カビを根こそぎ除菌できるので便利だ。揮発性が高いため、木に使っても染み込みにくい。

紙やすり

漂白剤でも色が落ちない場合には紙やすりを使う。紙やすりにはそれぞれ番号がついており、番号が大きいほど目が細かい。200〜300番の中目を使い、仕上げには300番〜の細目を使うとキレイになる。

2. 木材のカビ取り方法

木材のカビ取りをする基本的な手順をご紹介する。また、住宅や家具に使用されている木材には種類があり、主にチェリー材・オーク材・パイン材・アルダー材が多い。それぞれ適したカビ取り方法があるので、材質に注目しておくとよい。

木材のカビ取り方法

木材のカビを確認したら、除菌用アルコールをよくふりかける。その後、カビの箇所が広がらないようにティッシュで拭き取る。色素が沈着してしまった場合、漂白剤をかけて脱色する。スプレーなどで直接かけるよりも、ティッシュやキッチンペーパーなどに染み込ませてしばらく放置するとよい。漂白剤を使っても、色素が残った場合は紙やすりをかける。まずは中目の紙やすりで色が付いているところを落とし、細目の紙やすりを使って表面をなめらかにする。

チェリー材・オーク材

チェリー材は耐久性が高く水にも強い木材のため、多くの家具やフローリングで使用される。赤みがかった色が特徴だ。オーク材はテーブルなどの家具に使われるほか、フローリングにも使用されている。これらの素材は紙やすりや漂白剤を使っても、カビ取り跡が残りづらい。もちろん基本は除菌用アルコールを使用することだが、それほどひどいカビでなければ業者に頼まなくても補修できてしまうのがメリットだ。

パイン材・アルダー材

パイン材とアルダー材は家具に使用されることが多い木材だ。パイン材は色が白っぽいため北欧風のインテリアに、アルダー材はカントリー風のインテリアに使われることが多い。この2つの素材は柔らかいため、湿気を吸収してカビが生えやすい。また傷が付きやすいという特徴もある。カビ取り剤を使うと腐食してしまうことがあり、紙やすりを使うのも難しい。除菌用アルコールを使ってカビを取る程度に留めておく必要がある。

3. 木材のカビ予防方法

室内の木製品やフローリングのカビを防ぐ方法をご紹介する。簡単にできる方法ばかりなので、ぜひ実践してみてはどうだろうか。

空気の入れ替えを行う

最近の住宅は気密性が高く、特にマンションは外気が入りにくくなっているため湿気がこもりやすい。そのため、頻繁に空気の入れ替えをするとよい。空気を入れ替えると湿気だけでなくホコリも外に逃がすことができる。その際、空気の流れができるように対面の窓も開けるとよい。

除湿して結露予防

除湿機やエアコンのドライ機能などを使って除湿を行い、結露を予防することも木のカビを防ぐ方法の一つだ。湿度計を持っておくと、除湿機を使うタイミングを知ることができるので非常に役に立つ。カビが生えやすい湿度は70%以上と言われているが、60%程度でも生える場合がある。できれば、40〜50%程度に下げておきたいところだ。家具の中には除湿剤や除湿マットを入れておくとよい。

空気が通るような家具の配置

家具の配置もカビ予防になる。木のタンスや棚などを壁にぴったりとつけていると、空気や湿気の逃げ場がなくホコリも溜まりやすいため、カビが生えやすい。壁から少し離して設置し、家具同士も少し離しておくとよい。

掃除を欠かさない

ホコリはカビの原因になるため、掃除を欠かさないようにするのもカビ予防になる。掃除機だけではホコリを巻き上げてしまうため、フロアモップを使って大まかなホコリを取ってから掃除機を使うとよい。家具の側面や壁は除電ブラシなどを使うと、効率よくホコリを取ることができる。

ワックスでホコリ予防

フローリングや家具にワックスを塗っておくと、汚れがつきにくく掃除もしやすい。防カビ効果のあるワックスを使うのも効果的だ。

4. 木材のカビ取りを業者に頼む場合

自分で行うカビ取りにも限界があり、以下のような場合は業者に依頼したほうがよい。

広範囲に渡ってカビが生えている場合

木の家具の広範囲に渡ってカビが生えている場合は、自分では取り切れないか失敗して家具を痛める可能性がある。おとなしく業者に依頼するとよい。

漂白剤を使えない場合・落ちない場合

パイン材やアルダー材は漂白剤を使えないため、除菌用アルコールで除去しきれない場合は業者に依頼するとよい。また、漂白剤を使ってもカビの色が落ちない場合は木材の奥までカビが侵食している可能性が高いため、業者に依頼するのがおすすめだ。

カビ取りをしてもすぐにカビる場合

カビ取りをしてもまたすぐに木がカビてしまう場合も、木材の奥まで胞子が入り込んでいる可能性がある。業者に依頼して対処してもらうとよい。置き場所によって改善する場合もあるので、空気の流れや湿気などをチェックするとよい。

5. 木材のカビによる健康被害

カビは外観が悪いだけでなく、以下のような健康被害も引き起こすため、日頃からカビを予防したり早めにカビを取り除くことが必要だ。

せき・ぜんそく・肺炎

カビの胞子によってせきや肺炎を起こす場合がある。またぜんそくを発症することもある。特にぜんそく持ちの人はフローリングや木の棚を掃除するときにも、必ずマスクをする必要がある。

アレルギー

カビが巻き上がることでせきだけでなく、アレルギー鼻炎などを引き起こす場合がある。歩くときに舞い上がるホコリとカビがアレルゲンになることがわかっている。

食中毒

木製の棚の中にお菓子などを入れていた場合、カビが生えていることに気が付かずに食中毒を起こす危険性もある。木の棚にカビが生えた場合は中に置いてあるものはすべて掃除しておいたほうが無難だ。食べ物も処分しておいたほうがよいだろう。

結論

木の家具やフローリングに生えたカビは、自分でも十分に除去できる。木の素材に合わせた掃除をすることを心がけるとよい。カビによる健康被害を避けるため、日頃からカビ予防や掃除を行い、カビ除去の際にもマスクやゴーグルなどで目や鼻・のどを守るようにするのが望ましい。カビのないキレイな部屋で気持ちよく生活してはどうだろうか。

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