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スーツは自宅で洗濯できる?リスクや手洗い方法、干し方まで徹底解説!

スーツは自宅で洗濯できる?リスクや手洗い方法、干し方まで徹底解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2021年2月10日

スーツといえばクリーニングに出すのが一般的だが、ご家庭で洗濯できるものもあるのをご存知だろうか?本稿ではご家庭でスーツを洗濯する際に生じるリスクを解説するとともに、洗えるスーツの見分け方や洗濯機・手洗いで洗う方法、乾かし方やアイロンがけ、普段のお手入れまでを徹底解説する。

  
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1. まずはスーツを洗濯する際のリスクを知ろう

スーツは基本的にクリーニングがおすすめだ。だが「クリーニング代を節約したい」「直近で着る予定がありクリーニングでは間に合わない」などの理由で、ご家庭で洗濯したい方もいるかもしれない。その際に起こりうるリスクについて先に知っておこう。

シワ・縮み・型崩れのリスクがある

たとえば、スーツに多く使われるウールは水濡れによって縮みやすい。裏地のキュプラも吸水性が高いため、洗濯すると水分を吸って形が変わりシワなどが残る場合がある。縮みや変形、シワなどは全体の型崩れを招くことがある。

色落ちのリスクがある

事前に色落ちチェックをして問題なかったとしても、洗濯すれば多少なりとも色は落ちると考えておこう。これまでよりも色あせて見えてしまうかもしれないし、上下別々に洗濯した場合などはとくに、色合いが合わなくなるかもしれない。

風合いが損なわれるリスクがある

たとえばウールは、水に濡れて乾くとフェルトのように毛羽立った感じになってしまう。光沢が失われ、風合いを取り戻せなくなるおそれがある。

ウォッシャブルスーツなどはまた別だが、それ以外の一般的なスーツは、たとえ水洗いOKであってもこうしうた理由からクリーニングに出すことが望ましい。本稿ではご家庭でスーツを洗濯したいという方に向けて洗い方を解説するが、上述のリスクは排除できないことを理解したうえでご判断いただきたい。

2. 洗濯できるスーツ・できないスーツの見分け方

すべてのスーツが洗濯できるわけではない。洗濯できるかどうかを見極めよう。

素材

ウールやシルク、カシミアなどの天然素材はデリケートなのでご家庭での洗濯は控えたほうがよいだろう。洗った場合、上述のように縮みやシワ、型崩れのリスクがあるためクリーニングに頼むのがベストだ。一方、化学繊維であるポリエステルとの混紡なら洗えるスーツもある。割合によって変わるが、ポリエステルが50%以上なら洗える確率が高い。

洗濯表示

洗濯表示に洗濯機や洗濯桶のマークがあるスーツや、ウォッシャブルスーツであればご家庭で水洗いが可能だ。手のマーク、あるいは「手洗イ」の文字があれば手洗いできるという意味になる。いずれも「バツ」がついているときはご家庭では水洗いできないため、クリーニングに出そう。

洗濯表示には洗い方だけでなく干し方が書かれている場合もある。細部まで読んでおくと安心だ。ジャケットとスラックスとで洗濯表示が異なるケースもあるため、別々に確認しておこう。なお洗濯表示には新旧がある。マークにも違いがあるため、詳しく知らないという方は消費者庁のサイトを紹介するので一度目を通しておこう(※1・※2)。

3. スーツを洗濯する前の確認事項

スーツを洗濯する前に、洗濯表示とあわせて次のようなポイントも必ず確認しておいてほしい。

色落ちの有無を確認する

洗濯に使用するオシャレ着用中性洗剤をティッシュにつけ、スーツの目立たない部分を押さえたりトントン叩いたりして色移りがないか確認しておこう。変色すると困るので裏側など見えない場所がよい。なお上述したように、色落ちチェックで問題なくとも洗濯することで少なからず色は落ちるという点は覚えておいてほしい。

ほつれや穴がないか確認する

スーツにほつれや穴がある場合、洗濯で悪化するおそれがある。裏側や股間、脇の下などの細部まで丁寧に確認しよう。ほつれや穴がある場合はクリーニングに出すことをおすすめする。補修サービスを実施しているクリーニング店もあるので活用するのもよいだろう。

ポケットの中身をすべて出す

スーツに限らず衣類の洗濯における基本中の基本だが、ポケットの中身は忘れずに出しておこう。

シミや汚れがあれば洗剤の原液を塗る

スーツに気になるシミや汚れがないかもチェックしておこう。ある場合は、ティッシュまたは指先などにオシャレ着用中性洗剤の原液をつけ、汚れに塗っておこう。

洗う前にスーツをたたんでおく

スラックスのファスナーやボタンは洗濯する前に必ず閉めておこう。ジャケットの前身頃は開けて2つ折りに、スラックスはセンターラインが両端になるように3つ折り程度にたたむのが基本だ。ただし手洗いの場合などでこのたたみ方では桶に入らないといった場合は、適宜調節してほしい。

4. スーツを洗濯機で洗う方法

それでは、スーツを洗濯する方法を解説していく。まずは洗濯機で洗う方法から見ていこう。

用意するもの

  • オシャレ着用中性洗剤
  • たたんだスーツが入るサイズの洗濯ネット
洗濯ネットは上下別々に用意しよう。中で動いてしまうとシワや型崩れなどの原因になりやすい。できる限りジャストサイズのものを選ぶ酔にしてほしい。

洗濯機で洗う手順

  • たたんだスーツを洗濯ネットに入れる
  • オシャレ着用中性洗剤をセットする
  • 「ドライ」「手洗い」など弱水流コースで洗濯する
  • 脱水は1分など短時間に設定する
  • 速やかに取り出して干す
以上が、洗濯機でスーツを洗う手順だ。脱水時間を設定できないときは、面倒でも手動で停止しよう。なお干し方については後述しているので、そちらをご確認いただきたい。

5. スーツを手洗いする方法

続いてスーツを手洗いする方法を解説する。

用意するもの

  • オシャレ着用中性洗剤
  • 洗濯桶(なければ洗面器などでもOK)
  • たたんだスーツが入るサイズの洗濯ネット
手洗いの場合、洗濯ネットは必須ではない。だが洗濯機で脱水する際のダメージを少しでも和らげたいときは、洗濯ネットに入れるとよいだろう。ただし洗う前にたたんで入れる必要がある。そのため重なっている裏側などを洗う際は、ファスナーを開けて手を突っ込むなどやや面倒になることも覚えておこう。

スーツを手洗いする手順

  • 洗濯桶に水をはり、オシャレ着用中性洗剤を適量溶かす
  • スーツを浸し、優しく押し洗いをする
  • 水を何度か入れ替えながら、泡立たなくなるまですすぐ
  • 洗濯機で1分ほど脱水する
  • 速やかに取り出して干す
たとえ手洗いであっても、洗う回数が上下で異なると色合いが変わるため一緒に洗おう。洗濯機で洗う場合と同様に、脱水は1分などごく短時間に留めよう。

6. 洗濯したスーツの正しい干し方

洗濯機・手洗いいずれに成功しても、干し方を間違えれば台無しになってしまう。スーツの色あせやシワを防ぐ干し方について解説する。

干す前に大まかなシワを伸ばす

脱水が終わって速やかに取り出したら、軽くたたいて大まかなシワを伸ばしておこう。ジャケットの袖口やスラックスの裾にクルクル丸めたタオルを入れると、重さでシワが伸びやすくなる。

ジャケットの干し方

洗濯したジャケットは、スーツ用の厚みがあるハンガーで干すことだ。前身頃のボタンは開けて風通しをよくしておこう。

スラックスの干し方

ファスナーやボタン、ホックを外す。角ハンガーを使って筒状に吊るすと風の通りがよくなり早く乾く。

風通しのよい場所で陰干しする

縮んだり傷んだりといったリスクがあるため、スーツには乾燥機が使えない。また直射日光は色落ちの原因になるので、風通しがよく日が当たらない場所を選んで陰干しをしよう。生乾きによるイヤなにおいを防ぐには、できる限り早く、かつ完全に乾燥させ雑菌の繁殖を防ぐことが重要だ。

7. 洗濯したスーツにアイロンをかける方法

洗濯したスーツを乾かした時点で若干シワが残っていたとしても、アイロンをかければピシッと伸びる。テカリや傷みを防ぐアイロンのかけ方について、2つのポイントを確認しよう。

洗濯表示をチェック

スーツを高温でアイロンがけすると生地がテカってしまう。洗濯表示で最適な温度をチェックしておこう。「当て布を使用」といった表記があれば、必ず当て布を使用する。裏地などの見えない部分にアイロンをかけ、テカらないか確認してもよいだろう。

アイロンのかけ方

洗濯して乾かしたスーツにアイロンがけするときは、裏地から表地の順番で行う。軽くシワを伸ばしながらアイロンがけするのがポイントだ。スラックスは折り目に沿ってアイロンを当てていこう。肩や袖、スラックスの裾、腰回りなど丸みを帯びている部分には、筒状に丸めたタオルを使う。内側からタオルを当てて表側からアイロンがけすれば、立体的に整えることが可能だ。

8. スーツの普段のお手入れ方法

スーツの洗濯はポイントを押さえれば難しいものではないが、そうはいっても回数が増えればそれだけ傷むリスクも高くなる。洗濯する頻度を少しでも減らすには、日々のお手入れが大切だ。次のような取り扱いを心がけよう。

脱いだスーツは風通しのよい場所に干す

その日着たスーツを脱いでそのままクローゼットなどに収納してしまうのはNGだ。湿気を飛ばすため、スーツ用の厚みがあるハンガーに掛けて風通しのよい場所に干しておこう。このとき、ベルトを外しポケットの中のものも出しておくと型崩れを防げる。

着用後はブラッシングをする

スーツの主な素材であるウールはホコリが付きやすい。虫食いなどの原因にもなりかねないため、着用後はブラッシングをしてホコリやゴミ、食べカスなどを取り除いておこう。

軽度のシワはスチームを当てて伸ばしておく

日々できてしまう軽いシワ程度であれば、スチームアイロンのスチームを当てて伸ばしておこう。ハンガーに掛けたままでOKなので、さほど負担にはならないはずだ。なおスチームを当てたあとは、乾燥させるため風通しのよい場所に掛けておこう。

1日着用したら少なくとも1日は休ませる

目立たなくても、1日着用したスーツには湿気や汗が染み込んでいる。連日着用するとそれらが蓄積され、スーツの劣化を招いてしまう。1日着たら少なくとも1日は休ませるようにしよう。休ませている間、ハンガーに掛けて風通しのよい場所で乾燥させておけばベストだ。

9. 洗濯できないスーツはクリーニングに出そう

ご家庭で洗濯できないスーツはもちろん、たとえ水洗いできるスーツだったとしてもシワや縮み、型崩れや色落ちなど少しでも不安があればクリーニングに出そう。

クリーニングに出す頻度

夏用は2週に1回、冬用はシーズンに1回を目安にするとよいだろう。ただし着用する頻度が高い方や、汗をよくかくという方はもう少し増やしてもよい。

クリーニングにかかる料金

店舗などによって異なるが、一般的な相場としてはスーツの上下で1,000〜2,000円程度だ。シミ抜きなどオプションを依頼する場合などはもう少し高くなるかもしれないので、受付に出すときに確認しよう。

クリーニングにかかる日数

ドライクリーニングゆえ、基本的には3日あれば仕上がるだろう。ただし繁忙期などは5日や1週間などかかるケースもある。心配な方や直近でスーツを着る予定がある方などは、事前に確認しておくと安心だ。

結論

水洗いOKのスーツはご家庭でも洗濯できるが、少なからず色落ちやシワ、型崩れといったリスクが生じる。不安な方は最初からクリーニングに出すのがよいだろう。ご家庭で洗濯する場合は、少しでもダメージを減らすため洗濯機よりも手洗いがおすすめだ。

(参考文献)

  • 公開日:

    2020年3月15日

  • 更新日:

    2021年2月10日

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