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雨どいの掃除はなぜ必要?掃除方法、注意点、料金相場を解説!

雨どいの掃除はなぜ必要?掃除方法、注意点、料金相場を解説!

投稿者:ライター 松本マユ(まつもとまゆ)

鉛筆アイコン 2021年8月17日

屋根を流れる雨水を集めて排出してくれる雨どい。ところで、雨どいの掃除は定期的に行っているだろうか?雨どいの掃除を怠ると、雨どいから雨水や泥があふれ出したり、外の壁や基礎が傷んで二次被害につながったりもする。雨どいの掃除に使う道具や掃除方法、注意点をまとめたので、なかなか掃除できていない方はぜひ参考にしてほしい。業者に掃除を頼んだ場合の料金相場も紹介しよう。

  

1. 雨どいの掃除が必要な理由

雨どいの掃除が必要な理由を解説する前に、まずは雨どいの基礎知識を紹介する。
雨どいとは、屋根に落ちた雨水を集め、まとめて地上や下水に排出するための装置のことを指す。
雨どいは大きく2つのパーツに分けられる。1つは「軒樋(のきどい)」と呼ばれる、屋根の下に沿うように取り付けられた部分で、屋根から落ちる雨水を集めるためのものだ。もう1つは「竪樋(たてどい)」と呼ばれる、軒樋から壁に沿って垂直に取り付けられた部分で、軒樋にたまった水を排出する。

そもそも雨どいは何のためにある?

雨どいがないと屋根に落ちた雨水が地面に流れ、地面にたまってあふれたり、外壁を濡らしたりする。地面にたまった水は家の基礎にまで浸水することもあり、建物の劣化を早めてしまうというリスクも。雨どいは、こういった不具合を防ぐためにあるのだ。

雨どいの掃除はなぜ必要?

屋根下に設置されている雨どいは、ふだんは見ることがないため、汚れや詰まりになかなか気づきにくいだろう。
雨どいを定期的に掃除していないと、落ち葉や小枝、土ぼこり、飛ばされてきたゴミなどで詰まることがある。詰まりを起こした雨どいは本来の機能を果たせなくなり、地面や外壁を濡らして腐食や傷みの原因となってしまう。
こういったリスクを回避するためにも、雨どいの定期的な掃除が必要なのだ。

2. 雨どいの掃除に必要な道具

雨どいの掃除はプロの業者に頼むと楽だが、1階の雨どいであれば自分で掃除することもできる。雨どいの掃除には以下の道具を用意しよう。

・脚立やはしご
・トング
・ほうき
・水を流すホース
・長めの棒や針金など
・あれば高圧洗浄機

あわせて、安全のためにもヘルメットや軍手などを準備しておきたい。

3. 雨どいの掃除を自分でする方法

ここからは、雨どいを自分で掃除するやり方を解説していく。

1・落ち葉やゴミを取り除く

まずは脚立やはしごを用意し、軒樋の中を確認しよう。落ち葉やゴミが入っていると詰まりの原因となるため、トングで取り除く。
同様に、軒樋についている「集水器」ものぞいて、落ち葉などを取っておこう。

2・雨どいに水を流す

ホースを使って軒樋に水を入れ、汚れや細かいホコリなどを流す。汚れや泥がついている場合はブラシやほうきでこすって落とそう。
このときに水が竪樋の下まで流れれば、掃除は完了だ。

3・詰まりを解消する

もし2の段階で水が下まで流れない場合は、竪樋に詰まりが生じている可能性がある。水を流しながら竪樋を軽くたたいたり、竪樋の上部から長めの棒や針金などを差し込んだりして詰まりを取ろう。
それでも詰まりが取れない場合は、竪樋の金具を外してみてもいいが、無理に外そうとすると破損するおそれもある。無理せず業者に頼んだほうがいいかもしれない。

4・できればゴミが入らないよう補修する

最後に、雨どいに落ち葉やゴミが入らないようにネットなどをかぶせると今後の掃除が楽になるだろう。雨どい用のネットはホームセンターなどで購入できる。

4. 雨どいの掃除をする時の注意点

雨どいの掃除は高所での作業になるため、転落事故などのリスクがある。2階以上の高さにある雨どいは自分で掃除せず、業者に頼むといい。
脚立やはしごは安定した場所に置き、登る際はヘルメットをかぶる、サンダルではなくスニーカーなどをはくなど、万全に対策してほしい。また雨どいの掃除は1人で行わず、脚立やはしごを支えてくれる人をつけよう。

5. 雨どいの掃除を業者に頼んだ場合の料金相場

雨どいの掃除を業者に依頼した場合、料金の相場は1万円から3万円程度だ。業者に頼むと高圧洗浄機を使って雨どいをキレイにしてくれるので、その後の掃除やメンテナンスが非常に楽になるはずだ。
複数の業者に見積もりを取って、料金だけでなく「どこまで掃除してくれるか」を比較・検討してみてほしい。

ちなみに、雨どいが破損した場合の修理費用は、1箇所につき数千円ほど、全体で15万円ほどになることもある。

結論

雨どいの掃除で重要なのは、とにかく無理をしないことだ。とくに木々が多い場所に住んでいる方は、落ち葉や小枝で雨どいが詰まりやすいと思うが、落ち葉よけのネットやシートも活用しつつ安全を第一に考えて作業しよう。届かない場合や2階以上の高さにある場合は無理に取ろうとせず、業者に頼むのがおすすめだ。
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  • 公開日:

    2020年3月16日

  • 更新日:

    2021年8月17日

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