1. カメラメンテナンスの頻度と必要な道具

カメラのメンテナンス頻度は、使用するたびに行うのが理想ではあるが、海で潮風に当たったとき、運動場など砂埃が舞うような場所など屋外で長時間撮影したときには必ずメンテナンスをするように心がけよう。
カメラは精密機器なので、メンテナンス際はホコリが少ない場所で行なおう。メンテナンス道具は一式セットになった物が1000円〜2000円程度で売っているので、それを用意しよう。
それでは、メンテナンスに必要な道具を説明しよう。
カメラは精密機器なので、メンテナンス際はホコリが少ない場所で行なおう。メンテナンス道具は一式セットになった物が1000円〜2000円程度で売っているので、それを用意しよう。
それでは、メンテナンスに必要な道具を説明しよう。
ブロアー
出先でも簡単にメンテナンスができるので、使用頻度は一番高いだろう。ホコリやチリを吹き飛ばす道具で大きいほど風力が強いが、持ち運びが不便になるという側面もあるので、大きいものは家用、小さいものは出先用など使い分けるとよい。
エアスプレーは勢いが強すぎるのと、ガスがレンズやボディを破損させる恐れがあるのでおすすめしない。また、つばが飛ぶので絶対に口でフーッとしてはいけない。
エアスプレーは勢いが強すぎるのと、ガスがレンズやボディを破損させる恐れがあるのでおすすめしない。また、つばが飛ぶので絶対に口でフーッとしてはいけない。
ブラシ、ハケ
ブロアーで落としきれなかったチリやホコリを取り除くための道具だ。
クリーニングクロス
カメラのボディとレンズに分けて使うため、最低2枚は必要だ。やわらかい布でもよいのだが、せめてレンズはカメラ専用のクリーニングクロスの購入をおすすめする。
クリーニングペーパー(シルボン紙)
1回で使い捨てるつもりで、レンズやファインダーの仕上げ拭きに使用する。
クリーニング液(無水エタノール)
クロスやペーパーでは落ちないレンズやファインダーの汚れを落とすために使う。
綿棒
レンズやボディの細かい部分などの清掃にあると便利。
2. カメラボディとレンズのメンテナンス

カメラをいろいろな向きに動かすので、レンズに指紋をつけないように注意する。
カメラボディのメンテナンス
- ブロアーで大まかにチリやホコリを飛ばす。
- レンズ以外の外せる部品は外す(ファインダーカバー、モニターカバーなど)。
- ブラシでカメラ全体をはき、ファインダー、モニター、ダイアルやボタンの隙間などを念入りにはく。
- ボディ用のクロスで全体を拭き、仕上げる。
レンズのメンテナンス
- レンズを外し、レンズ全体(前レンズ、後レンズ、胴体)にブロアーをかける。
- レンズ全体にブラシがけする。ズームレンズの場合、レンズの胴体が伸びるので、全部伸ばした状態でブラッシングする。
- レンズに光を当てて、角度を変えながら汚れがないかチェックする(前後レンズ)。
- 汚れがあるならレンズ用クロスで拭き、それでも取れない場合はクリーニング液2~3滴クロスにつけ、優しくレンズを磨く。
- シルボン紙で仕上げ拭きをする。
この他、湿気が残ったままだとカビが発生するリスクが高まるので、レンズが結露したらしっかりと拭き取っておこう。
3. センサーとミラーのメンテナンス

非常に繊細な部分なので、初心者が手入れを失敗すると、メーカー修理で余計な出費が必要となってしまうため、最小限のメンテナンスにとどめる。
レンズを外して、カメラを下向きにし、下からブロアーでチリやホコリを飛ばす程度で十分だろう。
近年のモデルにはセンサーのクリーニング機能がついており、メーカーによってクリーニング機能を自分で実施したり、電源オフ時に自動でクリーニングできるものがあるので、マニュアルで確認してほしい。
レンズを外して、カメラを下向きにし、下からブロアーでチリやホコリを飛ばす程度で十分だろう。
近年のモデルにはセンサーのクリーニング機能がついており、メーカーによってクリーニング機能を自分で実施したり、電源オフ時に自動でクリーニングできるものがあるので、マニュアルで確認してほしい。
結論
カメラのお手入れ道具は比較的安価に入手できるので、1つは用意しておこう。レンズの汚れで多いのが、ホコリ・指紋・唾だ。この3つはいくら注意しても付いてしまうものなので、汚れがついてしまったら焦らず対応しよう。また、レンズの内側など、どうしても手の施しようがない汚れは、メーカーへ清掃依頼をすれば対応してくれるので、必ず保証書は保管しておこう。ほとんどの場合、一定期間なら無料で対応してくれる。また、レンズにとってカビの発生は一大事なので、湿度の高いところには置かない、使わないなどの対策も必要だ。カメラやレンズが汚れていてはせっかくの写真も台無しになってしまうので、ぜひ参考にしてほしい。