1. 使用済の換気扇の処分方法や再利用方法

換気扇は業者に頼まずとも、個人で洗浄したり交換したりできるので、時には使用済みの物を廃棄したいということもあるだろう。といっても一般的には業者に依頼することが多いので、処分方法の情報は少ない。そこで、ここでは換気扇の処分や再利用方法をまとめてご紹介しよう。また、換気扇はレンジフードやダクトなどの埋込み型以外に、窓枠などに設置するタイプの物もある。このタイプについてはリユースも考えられるし、導入を検討することもあると思われるので、合わせてご紹介する。
埋込み型換気扇
レンジフードや室内の随所に最初から設置されているのが、埋込み型の換気扇だ。そもそも換気が重要な所に備え付けられているので、汚れがちである。個人で新品に交換する場合は、使用済みの物は羽に傷が入っていなければ業務用にリサイクルしてもらえることもあるし、モーターなどもきれいなものなら再利用可能だ。再利用が難しければ、自治体にゴミとして出すことになる。
設置型の換気扇
窓枠などに後付ではめ込むタイプの換気扇もある。比較的メンテナンスもしやすいが、使用済みの物でも別の場所に移動できるので再利用しやすい。たとえば、喫煙所代わりのスペースや半屋外のサンルームをリフォームで作る時に活用するのもありだ。
2. 換気扇自体は、不燃ゴミ?粗大ゴミ?

定期的にメンテナンスをしていても、本来消耗品である換気扇をいつまでも使うことは難しい。したがって処分は避けられず、自治体で不燃ゴミなどに出したり、業者に回収してもらったりすることになる。ここでは、具体的な処分方法について紹介していこう。
自治体でゴミとして処分
換気扇は自治体で不燃ゴミなどとして出せるので、早く処分したい時などに検討しよう。ただし、分別区分は各自治体によって異なるので、安易に出してしまうのはトラブルのもとだ。例えば、中野区は粗大ゴミに分類されて処理券も必要になる一方で、会津若松市などは不燃ゴミとして処分できる。費用がかかる場合は、不用品回収業者なども検討すると納得のいく処分につながる。
不用品回収業者
費用がかかる代わりに、換気扇を外すなどの作業のすべてを代行してくれることがあるのが不用品回収業者のメリットだ。他にもゴミとして処分するのが面倒な不用品が多数あるならば、積極的に検討するといいだろう。なお、ほとんどの地域に不用品回収業者は複数あるので、費用を安く抑えたいなら相見積をとることをおすすめする。そして、余計なトラブルを避けるためにも無許可の業者は必ず避け、「一般廃棄物収集運搬業の許可」を得ている業者を選ぼう。
3. 寿命を伸ばすのに換気扇フィルターを!活用法と処分方法まとめ

換気扇の寿命を伸ばすための工夫として、外付けの換気扇フィルターの使用もありだ。吸気口などに貼ることで、汚れがつくことを簡単に防止することができる。もちろん交換も容易なので、メンテンナンスを楽にすることができるのだ。この換気扇フィルターの活用方法および処分方法について詳しく見ていこう。
換気扇フィルター活用の要点
100円ショップなどでも売っている換気扇フィルターだが、フィルターの質そのものよりもこまめに取り替えることが、より重要とされている。というのも、吸気効率自体は落ちてしまうので、汚れてしまった換気扇フィルターを使い続けると本来の役割を果たせないのだ。高価なフィルターを長期間使い続けるのではなく、2週間から1ヶ月を目安にしつつ、フィルターの色が変わっていたら即交換しよう。
換気扇フィルターの処分方法
換気扇フィルターのゴミの分別区分も各自治体によって異なるので、きちんと確認しよう。基本的には、燃やせるごみやプラスチックごみに分類されることが多いが、自治体によっては30㎝未満にするなどの条件がつくこともある。換気扇自体やゴミ出しでの無用なトラブルを避けるためにも、定期的にフィルターを確認して、正しい区分で処分することを心がけよう。
結論
今回は、換気扇やフィルターの処分方法についてご紹介した。換気扇は、昨今の気密性の高い室内の空気を循環させる、重要な家電パーツだ。処分が面倒だからと使い続けず、ぜひ今回紹介した方法で処分と交換を適切に行って欲しい。なお、各自治体のゴミ出しルールは定期的に変更になっているので、必ず最新の情報を確認してほしい。