1. 液晶モニターは粗大ごみとして処分できるの?

自分が住んでいる市区町村で行われているゴミの分別。たとえば家具といった大きなものは粗大ごみとして出すことが許されている。しかし、液晶モニターは粗大ごみとは異なる処分方法をとる必要がある。
液晶モニターは「家電リサイクル法」の対象家電
平成13年4月1日。家電リサイクル法が施行された。(※1)それまでは、液晶モニターも燃えない粗大ごみとして回収および処分を行っていたが、この法律の施行により出せなくなったのだ。
そもそも家電リサイクル法の目的は、一般家庭から排出された家電製品の減量と有用な部品および素材の再商品化だ。そのため不要になった廃家電を引取ってもらうには、リサイクル料金と収集・運搬料金を支払う必要がある。
業者は許可制になっている。「不要になった液晶モニターを格安で処分する」と無許可の業者に依頼してしまうと、不法投棄、不適正処理など環境問題にもつながる可能性もあるので、十分注意しよう。
そもそも家電リサイクル法の目的は、一般家庭から排出された家電製品の減量と有用な部品および素材の再商品化だ。そのため不要になった廃家電を引取ってもらうには、リサイクル料金と収集・運搬料金を支払う必要がある。
業者は許可制になっている。「不要になった液晶モニターを格安で処分する」と無許可の業者に依頼してしまうと、不法投棄、不適正処理など環境問題にもつながる可能性もあるので、十分注意しよう。
2. 液晶モニターの処分方法

液晶モニターを処分する方法はいくつかある。そのなかでも一般的な2つの方法を紹介しよう。
自治体での回収方法
ほとんどの自治体では、粗大ごみとして液晶モニターを処分することはできない。それを知らずに液晶モニターを出してしまうと回収してもらえないことになる。
自治体によっては、液晶モニター付きのノートパソコンやテレビゲーム、スマホなどの「小型家電」と呼ばれるものに関しては「回収ボックス」を設置している。自分で回収ボックスのある場所まで持って行って処分することになる。
そのほかにも「窓口回収」「ピックアップ回収」など、それぞれの自治体によって液晶モニターの処分方法が違うので、自分が住んでいるところのゴミ分別方法などをよく読むか、市区町村の窓口で問い合わせてみるとよいだろう。
自治体によっては、液晶モニター付きのノートパソコンやテレビゲーム、スマホなどの「小型家電」と呼ばれるものに関しては「回収ボックス」を設置している。自分で回収ボックスのある場所まで持って行って処分することになる。
そのほかにも「窓口回収」「ピックアップ回収」など、それぞれの自治体によって液晶モニターの処分方法が違うので、自分が住んでいるところのゴミ分別方法などをよく読むか、市区町村の窓口で問い合わせてみるとよいだろう。
メーカーに処分してもらう
処分したい液晶モニター、あるいはパソコンの裏側をチェックして「PCリサイクル」というマークがあるかどうか確認しよう。このマークがあれば、メーカーに連絡する。もし、メーカーの連絡先などがわからない場合は、「パソコン3R推進協会」のサイトでも調べられる。
メーカーに連絡すると「エコゆうパック伝票」が郵送されてくる。不要になった液晶モニターやパソコンを梱包し、伝票を添付すれば送料なしで処分可能だ。(家庭向けの場合)
メーカーに連絡すると「エコゆうパック伝票」が郵送されてくる。不要になった液晶モニターやパソコンを梱包し、伝票を添付すれば送料なしで処分可能だ。(家庭向けの場合)
3. 液晶モニターは無料で処分できる?

液晶モニターは、リサイクル法によって処分する場合には有料になる。しかし、場合によっては無料で処分できるケースもあるので、条件が合えばそちらもチェックしてみよう。
買い取り業者に査定してもらう
パソコン用の液晶モニターは、たとえ中古でも状態がよければ、高値が付くケースがある。リサイクルショップなどの買い取り業者に査定してもらうとよいだろう。ほかの付属品などもそろっていれば、高価買い取りもあり得る。
処分をそれほど急いでなければ、ネットオークションに出品してみてもよいかもしれない。液晶モニターを処分するためには、2,000円以上かかるので、少しでもプラスになれば十分満足できるだろう。
処分をそれほど急いでなければ、ネットオークションに出品してみてもよいかもしれない。液晶モニターを処分するためには、2,000円以上かかるので、少しでもプラスになれば十分満足できるだろう。
販売店に下取りしてもらう
新しい液晶モニター付きのテレビやパソコンを購入予定なら、購入を検討している販売店に古い液晶モニターの処分をお願いしてみよう。「使わなくなった液晶モニター引き取り」といったキャンペーンなどとタイミングが合えば、購入代金から値引きしてくれる場合もある。
4. 液晶モニターを処分する際の注意点

液晶モニターを処分する場合、いろいろな方法があるが、注意したい点もある。とくに無許可業者に処分を任せてしまうと、あとから法外な処分料金を求められる危険性もある。
業者に処分を依頼する場合
液晶モニターを処分する業者はたくさんある。なかには、無許可営業の業者もいるので注意したい。業者を選ぶときには「一般廃棄物収集運搬許可」を得ている許可業者であることを確認しよう。また、金銭トラブルを避けるためにも明確な見積もりを出してくれる業者が安心だ。
自分で液晶モニターを処分する場合
自分で液晶モニターを処分する際は、郵便局などでリサイクル券を購入する必要がある。リサイクル券を購入する際には「画面の大きさ」により購入価格が変わってくるので、事前に調べておこう。
また、自治体によって持ち込む日が決まっている場合もある。近隣のリサイクルセンターの営業時間、営業日などもチェックしておくとよいだろう。
また、自治体によって持ち込む日が決まっている場合もある。近隣のリサイクルセンターの営業時間、営業日などもチェックしておくとよいだろう。
結論
液晶モニターの処分は、家電リサイクル法が実施されてからは粗大ごみでは出せないケースがほとんど。自治体によって処分方法が違ってくるので、自分が住んでいる市区町村の広報などをよく読んでおこう。また業者に依頼する場合には、ライセンスを持った正規業者に依頼し、事前に見積もりを取るなど適切に処分することが大切だ。