1. 配線を隠すメリット

たくさん出ている配線を隠すメリットには、どのようなことがあるのだろうか?
部屋の見た目がよくなる
配線がいくつも見えていると、どうしても生活感が出てしまう。部屋のインテリアにこだわっているなら、配線を隠すのが正解だ。
つまずく危険がなくなる
配線をそのままにしていると、配線でつまずいて転んでしまう可能性がある。小さな子どもや高齢者がいる家庭ではとくに気にしたい。リビングや寝室の配線は、上手に隠すことで、転倒を防ごう。
コンセント火災を防止できる
コンセント周りにホコリがたまると、そこから漏電して火災が起きることがある。複数の配線がそのままになっていると、配線と配線の間にホコリがたまりやすい。それがコンセント口まで増えていくととても危険だ。 ホコリによる火災を防げるのもメリットの1つである。
2. 配線をオシャレに隠す方法

家の中で多くの配線が集中していて気になるところは、テレビ周りではないだろうか?テレビの電源コードだけでなく、DVDプレイヤーやゲーム機、インターネット回線のルーターなどが配線でつながっていることが多い。これを上手に隠す方法はあるのだろうか?
ボックスを使う
ボックスに電源タップごと配線を入れて、配線のごちゃごちゃを隠す方法は、多くのオシャレ上手が実践している。市販のコンセントタップ用のボックスだけでなく、100均で販売されているボックスや籐(トウ)かごをリメイクすることで、オシャレなインテリアにできる。
配線カバーを使う
配線をカバーで隠す方法もある。配線カバーは主に2種類ある。ケーブルソックと呼ばれるレッグウォーマーのようなものと、「配線モール」と呼ばれるコの字型のプラスチック製のカバーだ。ケーブルソックはいくつかの配線にはめることで、まとめで隠せるアイテムだ。配線モールの場合は、壁に沿わせてカバーする。ケーブルソックも配線モールもホームセンターなどで購入可能だが、色の種類はあまりない。オシャレ感を出すために、配線モールにスタンプなどをしてビンテージ風のアレンジを加える方もいる。
3. 配線を隠すアイデア事例集

部屋をオシャレに保つために、ネット上ではたくさんの配線を隠すアイデアが紹介されている。ここでは、いくつかのパターンを紹介する。
ワイヤーネットや結束バンドでまとめる
何本も出ている配線をまとめるだけでも、すっきり隠しやすくなる。まとめた配線は電化製品や家具の裏側など見えないところに隠すとよい。配線が多いテレビ周りには、とくにこの方法が向いている。たわんでいる配線を結束バンドでまとめて、ワイヤーネットに配線を巻きつける。そのワイヤーネットをテレビ裏やテレビ台に貼れば、テレビを正面から見たときに配線が見えない。
壁に配線を這わせる
配線モールを使って、配線をカバーして壁に這わせるのも上手に隠す方法だ。壁や棚などと同系色の配線モールを使えば、配線が目立たなくなる。
とくにオシャレな壁掛けテレビからケーブルが見えていると生活感が一気に出てしまうため、配線モールで隠す方が多い。また、壁と同系色の配線モールがない場合には、壁に這わせた配線の上からマスキングテープや板を貼ってインテリアの一部にしてしまうというアイデアもある。配線モールの端は、棚や観葉植物で隠すと自然な仕上がりになる。
とくにオシャレな壁掛けテレビからケーブルが見えていると生活感が一気に出てしまうため、配線モールで隠す方が多い。また、壁と同系色の配線モールがない場合には、壁に這わせた配線の上からマスキングテープや板を貼ってインテリアの一部にしてしまうというアイデアもある。配線モールの端は、棚や観葉植物で隠すと自然な仕上がりになる。
4. 配線を隠す際の注意点

配線を隠す際に注意しなければならないことがある。最悪の場合は火災につながるので、しっかり守ろう。
配線をドアに挟んだり家具の下敷きにしたりしない
配線を隠すために、ドアに挟んだり家具など重いものの下敷きにしたりするのは危険である。配線が傷ついて漏電や加熱の原因になってしまう。
消費電力が大きいものの配線は束ねない
延長コードや配線などを束ねて隠すことができるのは、消費電力の小さい電化製品についている配線だけだ。調理家電やヒーターなどといった消費電力の大きいものは、発熱の恐れがあるので束ねないようにしよう。
コンセントはプラグをしっかり奥まで入れる
隠すために配線をまとめるとき、プラグが引っ張られてコンセントから中途半端に抜けてしまうことがある。コンセントとプラグはしっかり接続させないと、発熱の原因になるので注意しよう。
結論
ここまで、配線を隠すメリットや隠し方のアイデアを紹介してきた。配線は家電には不可欠なものだが、むき出しになると一気に生活感が出てしまう。上手に隠すことでホコリがたまるのも防いで掃除が楽になる。とくに配線が多く張り巡らされるテレビ周りから、配線を隠す工夫をしてみよう。