目次
1. ワイヤーネットがあれば「棚」は簡単に作れる!

ワイヤーネットの棚のメリット・デメリットからお伝えしていこう。
ワイヤーネットの棚とは?
ワイヤーネットとは、100均でも容易に手に入る金網のようなメッシュ状のアイテムのことを指す。今回紹介するのはそのワイヤーネットで作る棚だ。一般的には「吊るす収納」や「掛ける収納」などに用いられることが多いワイヤーネットだが、実はアイデアひとつで棚まで作れてしまう優秀なアイテムでもある。
ワイヤーネットの棚のメリット
- コスパが高い
- 賃貸物件でもOK
- DIYが苦手な方も作りやすい など
100均で手に入るというコスパの高さは大きな魅力だろう。「あと少し収納があれば」「ここに棚があれば」といった悩みを解消するにはうってつけのアイテムだ。しかも壁などに穴を開けずに設置することも可能なので、賃貸物件にお住まいの方でも取り入れやすい。そのうえ工具や部品も少なくて済むため、DIYが苦手な方でも気軽に作れる。
ワイヤーネットの棚のデメリット
- 一般的な棚と比べ強度が劣る
- 規格が統一されていないため探すのに手間取ることもある など
一方のデメリットとして挙げられるのは、木製などの本格的な棚と比べると強度などは劣る点だ。重いものをのるのには向いていないと思っておこう。またサイズや網目の大きさなどは規格がないため、メーカーなどによってさまざまである。ピッタリなワイヤーネットを探すのに苦労するかもしれない。先に棚を設置する場所を採寸し、作りたい棚をイメージしておくと選びやすいだろう。
2. ワイヤーネットの棚を作るのに必要なモノ

棚を作るというと大がかりな作業をイメージするかもしれないが、ワイヤーネットの棚は簡単に作れるので安心してほしい。しかも「工具いらずで超お手軽」のおまけ付きだ。まずは、以下のモノをひと通りそろえよう。いずれも100均で手に入るものばかりだ。
ワイヤーネット
当然ながらワイヤーネットがなければ始まらない。上述のようにサイズや網目の大きさなどはさまざまあり、何も考えずに買ってしまうと使い勝手が悪いなど失敗するおそれがある。まずは作りたい棚をイメージして、じっくり探すことが大切だ。
連結ジョイントと結束バンド
ワイヤーネット同士をつなぐ連結ジョイントと、ケーブルなどを束ねるのに使う結束バンドを用意しよう。連結ジョイントでワイヤーネットの角を固定し、側面は結束バンドで固定を補強するといった使い方が基本だ。
突っ張り棒
支柱として使ったり、左右に渡してフックなどを掛けるバーとして使ったりできるほか、壁と棚を固定するといった使い方もできる。後からでも買い足せるので最初の時点ではなくてもOKだ。
キャスター
キャスターがあれば出し入れしたり、手軽に移動させたりできる。はめ込むものが多いが、結束バンドを使って固定することも可能だ。
3. 100均アイテムでDIY!ワイヤーネットの棚の作り方

ひと通りそろったら、いよいよワイヤーネットの棚をDIYしていこう。基本的な作り方をまとめたので参考にしてほしい。
超簡単!ワイヤーネットの棚の作り方
ワイヤーネットをジョイントまたは結束バンドで固定して箱型など棚の形にしていく。たったこれだけであっさりと棚が作れてしまう。必要に応じて「棚板」も設置しよう。なお結束バンドを使う際は、最初に仮止めをしてからおおよそ組み立てる。次に、形が整ったら結束バンドをギュッと締めて、最後に余った部分をハサミで切り落せば完成だ。
4. 木の板を使えばワイヤーネットの棚が超オシャレに!

ワイヤーネットのみでも棚は作れるが、強度が心配だったり見た目がイマイチだったりすることもある。その場合は、先ほどお伝えしたモノのほかに、同じく100均で手に入るスノコや木の板を用意しよう。サイズや枚数は作りたい棚に合わせて調節してほしい。
ワイヤーネット&木の板で棚を作る方法
まずは先ほどの手順でワイヤーネットのみで外枠を作る。次に、100均で手に入るスノコや木の板を外枠の内側に沿って固定する。結束バンドで固定するならスノコのほうがやりやすいだろう。あとは、スノコまたは木の板を棚板や天板、底板などとして固定すれば完成だ。このひと手間だけでオシャレな棚に仕上がるので、ぜひ試してみてほしい。
5. ワイヤーネットの棚を作る際の注意点

作り方とあわせて注意点も覚えておこう。
耐荷重は必ず確認する
ジョイントや結束バンドの数を増やせばある程度の補強はできるが、落下などのトラブルを防ぐため、商品ごとの耐荷重を確認しきちんと守るようにしてほしい。
結束バンドはやや多めに
ワイヤーネットの棚は本格的なものと違って強度が高くない。グラつきなどを防ぐためにも、結束バンドは多めに使ってしっかり補強しよう。サイズや網目の大きさなどにもよるが、2〜3マスおきに1本を目安にしよう。
横長の棚はたわみに要注意
ワイヤーネットを棚板として使う場合など、横に長すぎると重みでたわむおそれがある。棚板を2枚に増やすなどして補強する、横長の棚は作らない、重いものはのせないなど工夫しよう。
6. ワイヤーネットで作った棚の活用アイデア

ワイヤーネットで作った棚は、さまざまな場所に活用できる。最後にその一例を紹介しよう。
クローゼットに設置する
なにもないクローゼットにワイヤーネットで作った棚を設置してみよう。同じようなサイズの棚を複数設置すればTシャツやワイシャツなどアイテム別に収納できるし、左右に突っ張り棒を通せばハンガーを掛けることもできる。棚板を設ければ小物の収納も可能だ。
シンク下に設置する
意外とゴチャゴチャしがちなのがシンク下の収納だろう。小さめのワイヤーネットで作った棚を置くことで、フライパンや鍋などの調理器具をキレイに収納できる。
庭やベランダに設置する
庭やベランダなどで植物を育てている方は、ガーデンシェルフにしてしまう手もある。耐荷重さえオーバーしなければ、両サイドにハンギング(花を吊るして飾ること)をしてもよいだろう。
デッドスペースに設置する
家具と家電の隙間といった中途半端なデッドスペースも、ワイヤーネットで作った棚を設置すればあっという間に収納スペースに早変わりする。ちょうどいいサイズの棚が売っておらず、困っていたという方には最適ではないだろうか?
結論
ワイヤーネットで作った棚ならコストも抑えられるし、作り方も簡単なのでDIYに慣れていない方もチャレンジしやすいだろう。ワイヤーネットの大きさなどを選べば、文字通り自由自在に収納棚を作ることができる。収納不足問題に悩んでいる方はぜひ試してみてほしい。