1. カラーボックスで「机」を作るとは?

カラーボックスは収納に欠かせないハコ型のアイテムだが、そのカラーボックスの上に天板を載せて、オリジナルの「机」を作る方が増えている。カラーボックスの机にはどんな魅力があるのだろうか?
カラーボックスで机を作る意味は?
カラーボックスを使った机にはさまざまなメリットがある。たとえば、材料費が安く済むためコスパが高い点、クギ打ちしなくても簡単に作れる点、不要になったらすぐに片付けられる点、アレンジの自由度が高い点などが挙げられる。
一方、デメリットとしては既製品の机ほどの機能性は期待できない、強度にやや不安があるといったところだろう。
だが設置場所に合わせて作れるし、機能性(ライトや電源など)は後付けできるし、強度も天板を選べばそこまで不安視するほどではない。デメリットを差し引いても、カラーボックスの机はぜひおすすめしたいアイテムである。
一方、デメリットとしては既製品の机ほどの機能性は期待できない、強度にやや不安があるといったところだろう。
だが設置場所に合わせて作れるし、機能性(ライトや電源など)は後付けできるし、強度も天板を選べばそこまで不安視するほどではない。デメリットを差し引いても、カラーボックスの机はぜひおすすめしたいアイテムである。
2. カラーボックスで机を作るのに必要なモノ

「カラーボックス」「天板」があれば机が作れる。だが、それだけでは天板が不安定になるため「滑り止めマット」を敷いたり「クギ(ビス、ネジ)」で固定したりするケースが多い。カラーボックスや天板、椅子などを選ぶ際のポイントも知っておこう。
カラーボックスの選び方
もっとも重要なのは「高さ」だろう。いくらオシャレなカラーボックス机ができあがっても、使いにくければホコリを被ってしまうかもしれない。少しややこしいが、人間工学の観点から、机の高さは【身長cm×0.25−1+身長cm×0.183−1】が理想とされている。
130cmの子どもなら54.29cm
170cmの大人なら71.61cm
となる。ただし子どもは成長が早いので、少し大きめにするか成長にあわせて高さを変えてあげるといいだろう。
130cmの子どもなら54.29cm
170cmの大人なら71.61cm
となる。ただし子どもは成長が早いので、少し大きめにするか成長にあわせて高さを変えてあげるといいだろう。
椅子の選び方
同じように椅子にも理想の高さがある。こちらは計算が簡単で【身長cm×0.25−1】で求められる。
130cmの子どもなら31.5cm
170cmの大人なら41.5cm
となる。やはり子どもの場合は、成長を見越して大きめにするか、適したタイミングで高い椅子に変えてあげるといいだろう。
ついでに、差尺についても知っておくといい。「椅子の座面」から「天板」までを差尺と呼ぶが【(身長cm×0.55)÷3+2】で求められる。
130cmの子どもなら約25.83cm
170cmの大人なら約33.17cm
となる。130cmの子どもで考えた場合、机の高さが【54.29cm】、そこから理想の差尺【25.83cm】を引くと、床から座面までの高さ、つまり椅子の高さの理想が【28.46cm】となる。天板には厚みがあるので、実際には30cm程度の椅子を選んであげるといいだろう。
130cmの子どもなら31.5cm
170cmの大人なら41.5cm
となる。やはり子どもの場合は、成長を見越して大きめにするか、適したタイミングで高い椅子に変えてあげるといいだろう。
ついでに、差尺についても知っておくといい。「椅子の座面」から「天板」までを差尺と呼ぶが【(身長cm×0.55)÷3+2】で求められる。
130cmの子どもなら約25.83cm
170cmの大人なら約33.17cm
となる。130cmの子どもで考えた場合、机の高さが【54.29cm】、そこから理想の差尺【25.83cm】を引くと、床から座面までの高さ、つまり椅子の高さの理想が【28.46cm】となる。天板には厚みがあるので、実際には30cm程度の椅子を選んであげるといいだろう。
天板の選び方
天板はある程度厚さがほしい。薄すぎるとしなったり、上からの力で割れたりすることも考えられるためだ。最低でも2cm以上、できれば3cmはほしいところだ。
また、木材の種類によっても特徴が異なる。たとえば、一般的なDIYに用いられることが多い「パイン集成材」は強度があり反りにくいが、膨張や収縮が起こりやすい。そのため、窓際など日の当たる場所には向かない可能性がある。
「MDF」は安価で、パイン集成材と同じように反りにくい。ただし湿気に弱いといった欠点がある。「桐集成材」は強度の点でほかの木材に劣るが、安価で耐水性にすぐれているといった特徴がある。
一長一短があるので、設置場所や求める機能などによって絞り込んでいこう。
また、木材の種類によっても特徴が異なる。たとえば、一般的なDIYに用いられることが多い「パイン集成材」は強度があり反りにくいが、膨張や収縮が起こりやすい。そのため、窓際など日の当たる場所には向かない可能性がある。
「MDF」は安価で、パイン集成材と同じように反りにくい。ただし湿気に弱いといった欠点がある。「桐集成材」は強度の点でほかの木材に劣るが、安価で耐水性にすぐれているといった特徴がある。
一長一短があるので、設置場所や求める機能などによって絞り込んでいこう。
3. 初心者でもできる!簡単なカラーボックス机の作り方

カラーボックスや天板を揃えたら、いよいよ実際に机を作る番だ。
といっても、カラーボックスの上に天板を載せるだけでOKなのだからとくに難しいことはない。ものの数分もあれば、あっという間に机が完成するだろう。カラーボックスを使った机は、とにかく材料選びが重要になると思ってほしい。天板は、そのまま載せるよりも滑り止めマットやクギなどでしっかり固定したほうが、安心して使える。
といっても、カラーボックスの上に天板を載せるだけでOKなのだからとくに難しいことはない。ものの数分もあれば、あっという間に机が完成するだろう。カラーボックスを使った机は、とにかく材料選びが重要になると思ってほしい。天板は、そのまま載せるよりも滑り止めマットやクギなどでしっかり固定したほうが、安心して使える。
カラーボックスの向き
正面を向いていれば出し入れがしやすいが、布などを掛けておかないと中身が丸見えになる。内側に向けると出し入れはややしづらくなるが、中身は見えにくくなる。カラーボックスの横板にステンシルなどを貼って、オシャレにアレンジすることも可能だ。
4. カラーボックス机はこんな応用の仕方もある

カラーボックス机は、作り方やコツを覚えてしまえばいろいろと応用できる。最後に、その一例を紹介する。
カラーボックス机の応用アイデア
・高さのあるカラーボックスを連ねてL字に組み、収納たっぷりのキッチンカウンターに
・長さと厚みのある天板を取り付けて、子どもたちの横並び机&ちょっとしたベンチに
・カラーボックスを横にして天板を載せ、和室に合うローデスクに
これらは一例だが、カラーボックス机を作れるようになれば、シーンにあわせて幅広く活用できる。とくにキッチンカウンターやカウンターテーブルなどは、カラーボックスや木材の選び方、塗装やステンシルなどによる装飾を加えれば、オシャレに仕上げることができるだろう。
・長さと厚みのある天板を取り付けて、子どもたちの横並び机&ちょっとしたベンチに
・カラーボックスを横にして天板を載せ、和室に合うローデスクに
これらは一例だが、カラーボックス机を作れるようになれば、シーンにあわせて幅広く活用できる。とくにキッチンカウンターやカウンターテーブルなどは、カラーボックスや木材の選び方、塗装やステンシルなどによる装飾を加えれば、オシャレに仕上げることができるだろう。
結論
既製品の机も多機能で使いやすいモノばかりだが、スペースや雰囲気にピッタリの机を作るには、カラーボックスがおすすめだ。材料費が安く、アイデア次第でいくらでもオシャレに仕上げることができるので、興味がある方はぜひチャレンジしてみてはいかがだろうか?