1. デッキブラシとは
デッキブラシは、学生時代にプール掃除のときに使った方も多いのではないだろうか。ホームセンターで簡単に購入することができる。デッキブラシの特徴などをご紹介しよう。
デッキブラシの由来は
デッキブラシのデッキは「deck」つまり、船の甲板を意味する言葉だ。甲板を掃除するブラシとして誕生し、今ではいろいろなシーンで掃除道具として使われている。
船の甲板は非常に広かったため、できるだけ効率よく掃除するためにこのデッキブラシが考案されたのだ。
船の甲板は非常に広かったため、できるだけ効率よく掃除するためにこのデッキブラシが考案されたのだ。
長い間使っていても疲れにくい
デッキブラシの最大の特徴は、長い柄が付いていることで、立ちながら掃除ができるということだ。腰をかがめずに強い力を加えることができる。さらに、ブラシの面積が広いために、掃除するのが広範囲でも労力をあまり使わずにキレイにできる。
ガンコな汚れも取りやすい
デッキブラシは、擦ることで汚れを落とす。疲れにくいので長く擦ることができ、ガンコな汚れを落とすことができる。また、デッキブラシならブラシに自然と体重がかかり、力が入りやすくなる。
2. デッキブラシの種類
デッキブラシといっても、いろいろな種類がある。大きく分けると3種類に分けることができる。それぞれに特徴があるので、掃除したい場所や落としたい汚れの種類などによって、使い分けるといいだろう。
化繊のデッキブラシはオールマイティ
ナイロンやポリエステル、ポリプロピレンといった化繊でできたデッキブラシだ。現在一番使われている素材といっていいだろう。床や壁の素材もあまり選ばずいろいろな場所で使うことができ、オールマイティなのが特徴だ。
毛が硬くコシが強いので、タイルの目地に入り込んだ汚れや乾燥したドロ汚れを落とすのに最適だ。
毛が硬くコシが強いので、タイルの目地に入り込んだ汚れや乾燥したドロ汚れを落とすのに最適だ。
天然素材のシダデッキブラシは環境にもやさしい
亀の子たわしと同じ天然素材のシダデッキブラシ。お湯や洗剤などに強いという特徴を持っているので、学校のプールの清掃によく使われている。家庭でも、お風呂などの水回りに使うといい。
洗剤が使えるので、汚れを落とすだけでなくカビ予防のための除菌も同時に行いたいときなどに便利だ。吸水性に優れているので、洗剤液をデッキブラシに含ませながら少ない洗剤で掃除することができる。
洗剤が使えるので、汚れを落とすだけでなくカビ予防のための除菌も同時に行いたいときなどに便利だ。吸水性に優れているので、洗剤液をデッキブラシに含ませながら少ない洗剤で掃除することができる。
金属を使ったワイヤーデッキブラシはサビ落としに活躍
ステンレスや亜鉛メッキといった素材でできたワイヤーブラシ。一般的な家庭の掃除では、あまり出番はなさそうだが、手すりなどの金属製のサビ落としなどによく使われる。
そのほかにも、長い年月放置されたコンクリートの苔を落としたり、塗装を落としたりするのにも使われる。
金属製のデッキブラシは床面を傷つけやすいため、力加減の調整がポイントになる。
そのほかにも、長い年月放置されたコンクリートの苔を落としたり、塗装を落としたりするのにも使われる。
金属製のデッキブラシは床面を傷つけやすいため、力加減の調整がポイントになる。
3. デッキブラシの選び方
デッキブラシの素材が3種類あることが分かったところで、素材以外にデッキブラシを購入するときには、どのような点を重視したらいいのだろう。
デッキブラシの幅で選ぶ
デッキブラシには、いろいろな幅のブラシがある。玄関やお風呂場など通常使う場合には、15~20㎝くらいの幅のデッキブラシの方が小回りが利くので使いやすい。
ガレージやベランダ、ウッドデッキなど広い場所を掃除する場合には、60㎝など幅の広い方が効率よく掃除ができる。
ガレージやベランダ、ウッドデッキなど広い場所を掃除する場合には、60㎝など幅の広い方が効率よく掃除ができる。
デッキブラシの柄の長さで選ぶ
一般的なデッキブラシの柄の長さは110㎝前後になっている。日本人の平均的な身長なら中腰にならずに力を入れられる長さだと考えていいだろう。ホームセンターに行って、実際に試してみるのが一番だ。
平均より身長が高い、低いという場合、あるいは家族全員で使い回ししたいという場合には、柄の部分の長さが自由に調節できるデッキブラシがおすすめだ。
平均より身長が高い、低いという場合、あるいは家族全員で使い回ししたいという場合には、柄の部分の長さが自由に調節できるデッキブラシがおすすめだ。
4. デッキブラシの使い方
もともと甲板の磨き掃除に使用するために生まれたデッキブラシ。その基本的な使い方をご紹介しよう。
水ですすぎながら擦るのが基本
デッキブラシを使う前には、掃除をしたい場所を軽く水で濡らしておく。ジョウロで湿らせておくといいだろう。
次に、高いところから低いところへ。排水口に向けて掃除をしていく。ドロ汚れなど取れにくい場合には、再度水を流しながら擦っていく。
最後に、水を撒いて汚れを排水口に流し込めば完了だ。
次に、高いところから低いところへ。排水口に向けて掃除をしていく。ドロ汚れなど取れにくい場合には、再度水を流しながら擦っていく。
最後に、水を撒いて汚れを排水口に流し込めば完了だ。
乾いた床をデッキブラシで擦る
乾燥した土や砂で汚れた玄関やガレージなど、あまり大量に水を流せない場合もあるだろう。水を使わずに力を入れて擦るだけでも簡単に汚れを落とすことができる。溝や隙間に沿ってデッキブラシで擦るとこびりついた汚れも取り除くことができる。
結論
デッキブラシの選ぶときに大切なのは、掃除をする場所と汚れのタイプに合わせることだ。さらには、ブラシの大きさや素材、柄の長さなども十分吟味して、自分や家族にとって使い勝手のよいデッキブラシを見つけよう。