1. キッチンの換気扇の汚れの原因

キッチンの換気扇が汚れるのは、料理に使った油を含む蒸気や、空気中にただようホコリ・塵などが吸い込まれるためだ。換気扇を外してみると油汚れでベトベトしていたり、細かいホコリが付着していたりするだろう。
キッチンの換気扇を汚れた状態にしておくと、換気力の低下や故障の原因になることも。キッチンの換気扇は大掃除などの際に定期的に掃除し、キレイにしておこう。
キッチンの換気扇を汚れた状態にしておくと、換気力の低下や故障の原因になることも。キッチンの換気扇は大掃除などの際に定期的に掃除し、キレイにしておこう。
2. キッチンの換気扇のタイプ

ひとくちにキッチンの換気扇といっても、大きく分けて2種類ある。種類によって取り外し方やパーツが異なるため、ご自宅の換気扇がどちらに当てはまるか見てみよう。
シロッコファン
円筒状のファンを持つ換気扇。吸い込まれた空気は通風管(ダクト)を通って外に出る。集合住宅やアイランドキッチンのある家に設置されていることが多い。また、キッチンのガスコンロの上に設置されている、換気扇を覆う大きなフードは「レンジフード」と呼ばれているが、そのレンジフードに取り付けられたものもシロッコファンだ。換気扇がフードで覆われているため、効率よく空気を取り込めるというメリットがある。
プロペラファン
扇風機の羽のような見た目のプロペラが付いた、従来型の換気扇。羽が回転して空気を吸い込み、ダクトを介さず屋外へ直接排出する。屋外に直接排気できるため、排気量が大きいのがメリットだ。戸建住宅や昔ながらの家に設置されていることが多い。
3. キッチンの換気扇の掃除方法【シロッコファン】

このタイプの換気扇はフードの奥に取り付けられており、取り外しとパーツの掃除に手間がかかりがちだ。シロッコファンの換気扇の掃除方法を解説するが、製品によってパーツの取り外し方法が異なる場合もあるため、取扱説明書もあわせて確認してほしい。
用意するもの
・シロッコファンが入る大きめのバケツ、たらい(シンクでも可)
・キッチン掃除用の洗剤
・スポンジや歯ブラシ、キッチンペーパーなど
・脚立
・ゴム手袋やエプロン、マスクなど
・キッチン掃除用の洗剤
・スポンジや歯ブラシ、キッチンペーパーなど
・脚立
・ゴム手袋やエプロン、マスクなど
1.電源を切る
掃除を開始する前に、換気扇の電源は必ず切っておこう。掃除中に誤ってスイッチを押すと思わぬトラブルにつながる場合もあるため、ブレーカーを落としておくのもいい。
2.フィルターや表面のカバーを外す
ゴム手袋をはめ、フィルターやカバーなど表面にあるパーツを外していく。パーツがネジで固定されている場合はネジを回して取り外そう。このとき、パーツが落下しないよう手で押さえながら作業しよう。
3.ファンを外す
表面のフィルターやカバーを外したら、奥に円筒状のシロッコファンが見えるはずだ。ファンを固定しているネジを外し、ファンも取り外そう。
4.ファンを浸け置きする
シロッコファンを大きめの容器やシンクに入れ、「マジックリン」などキッチン掃除用の洗剤を吹きかける。容器やシンクにお湯を張り、ファンを10分ほど浸け置きする。汚れがひどい場合は1時間ほど放置するのもいいだろう。
5.レンジフードを掃除する
ファンを浸け置きしている最中に、レンジフードを掃除しておく。フード部分に付いている油汚れや、シロッコファンが入っていたダクトを軽く拭いていこう。
6.ファンをすすいで乾かす
シロッコファンの浸け置きが終わったらキレイな水ですすぎ、ファンの隙間に残った汚れはスポンジや歯ブラシ、キッチンペーパーなどで取り除く。最後にファンを乾かして、元の位置に取り付け直せば完了だ。
4. キッチンの換気扇の掃除方法【プロペラファン】

キッチンのプロペラファンは、シロッコファンの換気扇よりも取り外しが簡単だ。パーツが少ない分掃除も楽なので、定期的にしっかりと掃除しよう。
用意するもの
・プロペラファンが入る大きめのバケツ、たらい(シンクでも可)
・キッチン掃除用の洗剤
・スポンジや歯ブラシ、キッチンペーパーなど
・脚立
・ゴム手袋やエプロン、マスクなど
・キッチン掃除用の洗剤
・スポンジや歯ブラシ、キッチンペーパーなど
・脚立
・ゴム手袋やエプロン、マスクなど
1.電源を切る
プロペラファンの換気扇も、掃除前に電源を必ず切っておこう。
2.カバーやファンを外す
表面のカバーを取り外し、その奥にあるプロペラファンも外す。できれば周りのパネルや換気扇の下部にある油だまりも外すといい。詳しい外し方は取扱説明書を確認してほしい。
3.ファンとパーツを浸け置きする
大きめの容器やシンクに外したファンを入れ、キッチン掃除用の洗剤を吹きかける。その後お湯に浸け置きしよう。外したカバーやパネルも同様に浸け置きする。
4.ファンとパーツをすすいで乾かす
浸け置きが終わったら、スポンジや歯ブラシ、キッチンペーパーなどで細かい汚れを取り除く。最後にキレイな水ですすぎ、しっかりと乾かして取り付け直せば完了だ。
結論
キッチンの換気扇を掃除する際は、ネジを紛失したりパーツを破損したりしないよう、細心の注意を払って行いたい。換気扇の掃除は自分でもできるが、とくにシロッコファンは取り外すパーツも多く掃除しにくいため、無理をせずプロの業者に頼むのも1つの手といえる。