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テンセルってどんな生地?特徴と正しい洗濯方法を知って長く楽しもう

テンセルってどんな生地?特徴と正しい洗濯方法を知って長く楽しもう

投稿者:ライター 松岡由佳里(まつおかゆかり)

2020年4月 9日

最近、身の回りの衣類やファブリックに、テンセルという見慣れない表記を見ることがある。そのうえカッコ表示で(指定外繊維)となっており、ますます気になる。テンセルとはどのような特徴をもつ生地なのか、どのような手入れが必要なのかを紹介しよう。

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1. テンセルとは

テンセルの原料は何か。また「指定外繊維」とはどのような繊維なのかを紹介しよう。

テンセルの原料はパルプ

コットンは綿花、リネンは麻の茎といった具合に生地は素材によって原料が違っている。テンセルの原料は、ユーカリなどの木材パルプだ。この木材は森林を伐採するのではなく、人が管理し、栽培している木材を使っている。

パルプを特殊な溶剤で溶かして糸にしている。さらに、テンセルは化学繊維と違って、微生物によって土に帰ることができるエコ素材というわけだ。

指定外繊維ってなに?

もうひとつの疑問。指定外繊維とはどのような繊維なのだろう。洗濯表示ラベルは「家庭用品品質表示法」という法律によって表示が義務化されている。綿やポリエステルなど、どのような繊維素材が使用されているのかが一目瞭然だ。

しかし、テンセルのように比較的新しい繊維に関しては、「家庭用品品質表示法」では定義されていないため指定外繊維と表示される。

2. テンセルのメリット

テンセルが地球にやさしいエコ素材であるというだけではない。テンセルが注目されるのには理由がある。

生地が柔らかくフィット感がある

テンセルで作られた生地は、肌ざわり柔らかい。伸縮性もあって体にぴったりとフィットするのが特徴だ。そのため長時間身に着けていても、締め付けなど苦しくなることもない。下着やスポーツウエアなど体に密着させるアイテムとして人気がある。

シルクのような光沢

テンセル素材は、まるでシルクのような光沢で上品なのが特徴だ。綿や麻といったほかの素材と組み合わせることで、お互いのいいところを引き出すことができる。そのため綿だけでは、光沢不足だけれど、テンセルを混ぜることで十分な光沢を生み出すことができる。

保湿性や吸湿性、速乾性が高い

テンセル素材のメリットは、着ているときの快適さだ。保湿性や湿性、速乾性が高いので、生地が汗を吸い取り、すぐに乾くので暑い夏場には最適だ。

さらに、保湿性もある。乾燥しやすい冬でもテンセル素材の下着を身に着けていれば、内側から保湿してくれる。

テンセルは、まさにオールシーズン活躍してくれる素材といっていいだろう。

3. テンセルのデメリット

よいところばかりが目立つテンセルだが、デメリットもある。デメリットを把握しておけば、取り扱いの失敗を避けることができる。

摩擦に弱くデリケート

テンセルは、とてもデリケートな素材だ。そのため、摩擦には弱い。シミが付いたからといってゴシゴシこすってしまったり、洗濯機で普通に洗ったりすると生地が傷んでしまう。摩擦によって、衣類が部分的、あるいは全体に白っぽくなる「白化」が進む可能性がある。

シワになりやすい

テンセルは、伸縮性がメリットだ。その反面、シワになりやすい。洗濯機の脱水で時間をかけてしまうとシワだらけになって、そのまま干すとシワが取れなくなってしまう。また、水洗いすることで生地が硬くなったり、縮んでしまったりすることもある。

虫食い・カビには注意

テンセルは、木材であるパルプを原料とする植物性由来の再生繊維だ。そのため、虫食いやカビのダメージを受けやすくなっている。

4. テンセルの洗濯方法

テンセルは、デリケートな素材だ。だからといって家で洗えないというわけではない。正しい洗濯方法で洗えば、風合いを損ねることなく長く楽しむことができる。

必ず洗濯ネットに入れて洗う

テンセルは摩擦に弱い素材だ。摩擦をできるだけ減らすためには、洗濯物を裏返して、さらに洗濯ネットに入れて洗うことが大切だ。

また、使用する洗剤はダメージの少ない中性洗剤である「オシャレ着洗剤」を使うようにしよう。

できるだけ洗濯時間は短めに

テンセルは摩擦に弱いので、洗濯時間も短めにしよう。多めの水量と弱流にすることで摩擦ダメージを回避することができる。

さらに、脱水時間も短くして、30秒くらいで終わらせるようにしよう。

5. テンセルのお手入れ

テンセル素材の衣類やファブリックを長く楽しむためには、お手入れも大切だ。

防虫・防カビ対策を

テンセルの原料は天然素材である木材のため、虫食いやカビが発生しやすい。そのため、収納するときには注意が必要だ。防虫・防カビ対策を怠らないことだ。

普段から風通しのよい場所に保管したり、クローゼットもパンパンに詰め込みすぎたりしないことが大切だ。

結論

新素材であるテンセルは、使いやすさとエコという点からもこれから急速に普及していくことだろう。デリケート素材というウィークポイントはあるが、洗濯のコツをつかんで管理すれば、長く楽しむことができる。この新しい素材の使い心地をぜひ体感してもらいたい。

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