1. ナイロンたわしとは?

まずはナイロンたわしの基礎知識についてチェックしよう。スポンジとの違いや種類など、使う前に知っておきたいポイントを説明する。
ナイロンたわしとは?
ナイロンは石油が原料の化学繊維で、強い耐久力と伸縮性を持っている。ナイロンの繊維を使って作ったのがナイロンたわしだ。柔らかいスポンジと違って手触りは硬くゴワゴワとしており、研磨粒子を含ませたものも多い。
表面のデコボコと研磨粒子で削り取ることで、頑固な汚れや焦げを落とすことが可能だ。泡立てて優しく洗うなら通常のスポンジ、頑固な汚れを削ぎ落とすならナイロンたわしというように、洗う食器や調理器具によって使い分けよう。
また、ナイロンたわしの中には、研磨剤が入っていないタイプもある。研磨剤を含めたものより洗浄力は劣るが、傷がつきにくいのがメリットだ。
表面のデコボコと研磨粒子で削り取ることで、頑固な汚れや焦げを落とすことが可能だ。泡立てて優しく洗うなら通常のスポンジ、頑固な汚れを削ぎ落とすならナイロンたわしというように、洗う食器や調理器具によって使い分けよう。
また、ナイロンたわしの中には、研磨剤が入っていないタイプもある。研磨剤を含めたものより洗浄力は劣るが、傷がつきにくいのがメリットだ。
2つのタイプがある
ナイロンたわしには、シートタイプと2層になったタイプがある。シート状のナイロンたわしは薄く柔軟に曲がり、カットして使うことが可能だ。小さいナイロンたわしを使えば、細かい部分でも掃除がしやすい。
スポンジと2層になっているナイロンたわしは、表と裏で使い分けができる。洗うものの種類によって、洗う面を変えよう。スポンジで泡立ててから、ナイロンたわしで磨くといった使い方も可能だ。
スポンジと2層になっているナイロンたわしは、表と裏で使い分けができる。洗うものの種類によって、洗う面を変えよう。スポンジで泡立ててから、ナイロンたわしで磨くといった使い方も可能だ。
2. ナイロンたわしの正しい使い方

ナイロンたわしの使い方について、詳しく解説する。チェックしておきたい2つのポイントを紹介しよう。
基本は擦り洗い
食器用の洗剤をナイロンたわしに塗布して、汚れや焦げを擦るだけだ。鉄製のフライパンや金属ナベにこびり付いた頑固な汚れも、スッキリとキレイに落ちる。
キレイになったら水で洗剤を流そう。使用したあとのナイロンたわしは、十分に洗ったあとに乾かして保管する。
キレイになったら水で洗剤を流そう。使用したあとのナイロンたわしは、十分に洗ったあとに乾かして保管する。
スポンジと使い分けよう
ナイロンたわしは頑固な汚れに効果的だが、素材を傷つけることがある。毎日の食器洗いに使用するなら、使い分けが重要だ。
酷い汚れや焦げがあるときだけナイロンたわしを使い、それ以外はスポンジで洗おう。スポンジと一体化したタイプの場合は、洗う食器によって裏と表を変えるだけでよい。
酷い汚れや焦げがあるときだけナイロンたわしを使い、それ以外はスポンジで洗おう。スポンジと一体化したタイプの場合は、洗う食器によって裏と表を変えるだけでよい。
3. ナイロンたわしを使う際の注意点

ナイロンたわしを使うときに、気をつけたいポイントは2つだ。傷つきやすい素材と、クレンザーの使用について詳しく解説する。
傷がつきやすい素材とは?
頑固な汚れや焦げに効果的なナイロンたわしは、デリケートな素材には使用できない。傷つきやすいガラス類やプラスチックを洗うときは、柔らかいスポンジを使おう。フッ素加工がされた調理器具にも使えないので、素材の確認が必要だ。
ステンレス製のシンクの掃除にもナイロンたわしはNGだ。傷に汚れが入ってしまうと、見た目にも悪影響がある。鉄などの丈夫な金属を洗うときだけ使おう。
ステンレス製のシンクの掃除にもナイロンたわしはNGだ。傷に汚れが入ってしまうと、見た目にも悪影響がある。鉄などの丈夫な金属を洗うときだけ使おう。
クレンザーは使用できない
クレンザーには界面活性剤と研磨剤が入っており、汚れを浮かして削り落とす効果がある。焦げ付きや酷い汚れににはクレンザーが有効だが、ナイロンたわしと同時には使えない。
ナイロンたわしは硬く研磨剤が入っているため、一緒に使うと研磨力が強くなりすぎる。クレンザーを使うときは柔らかい布かスポンジを、ナイロンたわしを使うときは食器洗い用の中性洗剤を使おう。
ナイロンたわしは硬く研磨剤が入っているため、一緒に使うと研磨力が強くなりすぎる。クレンザーを使うときは柔らかい布かスポンジを、ナイロンたわしを使うときは食器洗い用の中性洗剤を使おう。
4. 手作りナイロンたわしの作り方

ナイロンたわしの代わりに、アクリルたわしを使う方法もある。簡単なアクリルたわしの作り方について、詳しく解説しよう。
アクリルたわしの作り方
アクリル毛糸だけで作れる簡単なたわしは、編む必要がないので初心者でも挑戦できる。10cmほどの糸端を残して、手にグルグルと巻きつけていくだけだ。
60回くらい巻きつけたら、手から毛糸の束を引き抜こう。10cm残しておいた糸端を使って、真ん中を固結びで2~3回縛れば完成だ。巻く大きさでサイズが変えられるので、用途によって調整しよう。
60回くらい巻きつけたら、手から毛糸の束を引き抜こう。10cm残しておいた糸端を使って、真ん中を固結びで2~3回縛れば完成だ。巻く大きさでサイズが変えられるので、用途によって調整しよう。
アクリルたわしの使い方
水を含ませてから食器や調理器具を擦るだけだ。ナイロンたわしと違い、中性洗剤を使わずに汚れを落とすことができる。繰り返して使えるのでエコだ。お風呂場や洗面所の掃除にも使えるので、何個か作って使い分けてもよい。
お茶碗やコップなどの一般的な汚れなら、擦るだけでキレイになる。ただし、酷い汚れは落とすのが難しいので、中性洗剤を使ってスポンジやナイロンたわしで洗おう。
お茶碗やコップなどの一般的な汚れなら、擦るだけでキレイになる。ただし、酷い汚れは落とすのが難しいので、中性洗剤を使ってスポンジやナイロンたわしで洗おう。
結論
頑固な汚れや焦げがスッキリ落ちるナイロンたわしは、食器洗いで活躍する。中性洗剤をつけて擦るだけで、スポンジでは落とせない頑固な汚れをキレイにすることが可能だ。ただし、洗う素材によっては傷つくことがあるので、一般的なスポンジと使い分けよう。エコなアクリルたわしを手作りして、ナイロンたわしと一緒に使うのもおすすめだ。