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合皮を長く楽しむための正しいお手入れ方法とは。カビの対処法も

合皮を長く楽しむための正しいお手入れ方法とは。カビの対処法も

投稿者:ライター 松岡由佳里(まつおかゆかり)

2020年4月20日

フェイクレザーとして、靴、鞄、ソファーなど幅広く使われている合皮。本革に比べて安価で、軽く、汚れに強い。その反面、劣化しやすいという弱点もある。しかし、取り扱い次第では十分長く楽しむことができる。合皮の正しいお手入れ方法と、よくありがちなカビが発生してしまったときの対処法を紹介しよう。

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1. 合皮をお手入れする必要性

合皮は本革に比べると、タフだ。だからといって、お手入れをしないでいるとさまざまなトラブルが発生して、合皮そのものの寿命を短くしてしまう。

合皮とは

合皮は、塩化ビニール樹脂が原料の「PVCレザー」とポリウレタン樹脂が原料の「PUレザー」の2種類がある。これらの樹脂を布の表面に塗布することでレザーの風合いを出しているのだ。

本革に比べると水をはじくため汚れにくく、お手入れも簡単という特徴がある。ただし、本革に比べると寿命が短いという欠点を持っている。

合皮のトラブル

合皮は本革に比べると、いろいろな面で手軽さが魅力だ。しかし、トラブルも生じる。

たとえば、PVCレザーの場合には、経年劣化によりひび割れやすく、小さなめくれからボロボロになってしまう。PUレザーは、空気中の水分に反応して加水分解が進み、表面がベタベタしてくる。

両方の合皮に共通するトラブルとしては、太陽の光によって色が薄くなる「退色」が進むことだ。こうしたトラブルを防ぐためにも、合皮のお手入れは欠かせない。

2. 合皮の革靴のお手入れ方法

合皮が多く使われている靴。軽くて履きやすく、お手入れも楽なので人気がある。合皮の革靴のお手入れ方法を紹介しよう。

日常的な合皮の靴のお手入れ

合皮の靴は、本革の靴に比べるとお手入れは楽。日常的にお手入れをすれば、さらに劣化を防ぐことができる。

日常的なお手入れの基本は、ドロやホコリを落とすことだ。ソールとアッパーの部分の境目などには、とくにドロ汚れが付着している。たまった汚れをそのままにしておくと、雨の日などに水を含み、カビの原因となってしまう。

柔らかめのブラシを使って、やさしくドロやホコリを落とすようにしよう。乾拭きでは落としきれない汚れは、水に濡らして硬く絞った布で拭きとるようにしよう。

3. 合皮の鞄のお手入れ方法

合皮は、鞄にも多く使われている。加工しやすいこともあり、ファッションに欠かせないアイテムのひとつだ。合皮の鞄は天日にさらされたり、雨に濡れることも多いので、こまめなお手入れが必要になる。

日常的な合皮の鞄のお手入れ

お手入れの前に鞄の中のゴミやホコリを取り除いておこう。そのうえで、ドロ汚れなどが付いていれば柔らかめの歯ブラシなどを使って、やさしく擦り取っておく。

合皮の鞄には、手垢や皮脂汚れが付いていることが多いので、衣料用中性洗剤を使って油汚れを取るようにする。衣料用洗剤をぬるま湯で溶かして布を浸し、鞄の表面を軽く叩くようにタッピングして汚れを吸着させる。

できるだけ擦らないようにして汚れを布に移すことがお手入れのポイントだ。次に乾いた布で同じように軽くタッピングしながら水分を取り除いていく。仕上げに、風通しのいい日陰で干せば完了だ。

4. 合皮のソファーのお手入れ方法

お手入れも大切だが、劣化予防にも着目したい。合皮は太陽の紫外線で劣化しやすいという性質がある。ソファーは太陽がサンサンと降り注ぐリビングに置きたくなるが、できるだけ直射日光の当たらない場所に設置しよう。カバーをして直射日光を避けるという方法もある。

日常的な合皮のソファーのお手入れ

飲み物や食べ物をこぼしてしまいがちなソファーだが、合皮ならサッと拭くだけでキレイになる。合皮のソファーのお手入れの基本は、汚れたらすぐに対処するということだ。

柔らかい布と衣料用の中性洗剤を用意する。ぬるま湯に溶かした中性洗剤に布を浸し、固く絞ってからタッピングするようにして汚れを拭き取る。

汚れを拭き取ったら、中性洗剤が残らないように水で濡らした布でやはりタッピング。最後に乾拭きをしてお手入れは完了だ。

5. 合皮にカビが生えたときのお手入れ方法

合皮のジャンパーや小物をクローゼットに入れっぱなしにしていたら、カビが生えたしまった。そんな経験はないだろうか。合皮にカビが生えたときのお手入れ方法を紹介しよう。

天日干しをする

合皮にカビを発見したら、すぐにでも水洗いしたくなるが、そのお手入れ方法はNGだ。かえって、カビの繁殖を助長してしまう。

まず、表面についてしまったカビをブラシでこそげ落とす。次に水に浸して固く絞った布でカビを拭き取る。その後、天日干しをする。

合皮は太陽の紫外線などで劣化してしまうので、裏返して天日干しすることが大切だ。

重曹水を使う

天日干しではカビが取り切れない場合のお手入れは、重曹を使ってみよう。水100mlに対して重曹小さじ一杯を溶かした重曹水を作る。布に重曹水を含ませてカビを拭き取るようにする。重曹は弱アルカリ性なので、カビには効果があるお手入れ方法だ。

結論

経年劣化する合皮でも、普段からのお手入れを丁寧にすることで、寿命もかなり延びるだろう。お気に入りの合皮アイテムやできるだけ長く使いたい合皮家具など、それぞれに合ったお手入れ方法で長く楽しもう。
     

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