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白い背景と青いズボンの写真

ズボンの上手な干し方とは?早く乾かすコツやシワを防ぐ方法も解説!

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年11月29日

ズボンにも「上手な干し方」がある。本稿では、ズボンを早く乾かしたいときの干し方と、シワを防ぎたいときの干し方、部屋干しで早く乾かすための方法などを解説する。ズボンの種類別に干すときのポイントなどもお伝えしているので、あわせて参考にしてほしい。

  

1. ズボンの上手な干し方を知ることのメリット

ハンガーにかかっているズボンの写真
ズボンはどのように干しているだろうか?もちろん自己流でも乾きさえすればよいわけだが、上手な干し方を知っておくといろいろなメリットがある。

早く乾かすことができる

ズボンは干し方ひとつで乾くまでの時間が変わってくる。いつまで経っても乾かないという場合、干し方に問題があるのかもしれない。ぜひこれを機に上手な干し方を覚えよう。

雑菌の繁殖による生乾きのにおいを防げる

ズボンに限ったことではないが、濡れたままの状態が長く続くと雑菌が繁殖し、生乾きのイヤなにおいが発生する。上手な干し方を覚えて早く乾かすことができれば、そうしたトラブルも防げるはずだ。

シワができるのを防げる

脱水したあとのズボンにはシワがついている。干し方が適当だとそのシワが残り、穿いたときにだらしがない印象を与えかねない。頑固なシワはアイロンがけが必要になることもあるなど、手間や時間もかかってしまう。上手な干し方を覚えてそうしたストレスを減らそう。

2. ズボンを早く乾かすための干し方

筒干ししやすいピンチハンガーの写真
ズボンの上手な干し方を解説していこう。まずは早く乾かしたいときの干し方から説明する。

筒状に干す

ズボンを早く乾かしたいときは「筒干し」がおすすめだ。ピンチハンガーを使って前後左右、真ん中などを10箇所くらい挟めば、裾から腰まで空洞になる。空気が通り抜けるため、普通に干すよりも早く乾かすことができる。ズボン専用のピンチハンガーはスペースを節約できるのでおすすめだ。洗濯物同士が密着すると乾きにくくいため、拳1つ分など間隔を開けよう。

裏返して干す

布が重なり合う部分が多いズボンは、表向きのまま干すとポケットなどが乾きにくい。そうした部分にも効率よく風が当たるよう、裏返しにして干そう。表側が日光で退色するのを防ぐといった意味でも裏返すのがおすすめだ。

3. ズボンのシワを防ぐための干し方

ハンガーにかかったスラックスの写真
続いて、ズボンのシワを防ぐための干し方を説明しよう。

干す前に手でシワを伸ばす

脱水が終わったズボンは、干す前に手で軽くシワを伸ばしておくとよい。乾いたときにシワが残りにくくなるためだ。両手で持って軽く振り、ハンガーなどに吊るしたら形を整えておこう。

裾を上にして吊るす

ズボンは腰側のほうが重みがある。その腰側を下にすることで、干している間に自重でシワが伸びてくれるというわけだ。ただし腰側のほうが厚いことが多いため、水分が下に溜まることによってやや乾きにくくなることも考えられる。筒干しをしながらなど工夫しよう。

4. 雨の日の部屋干しなどでズボンを早く乾かすには?

浴室乾燥機の写真
雨が続く時期などは部屋干しをすることも多く、外干しと比べて洗濯物が乾きにくい。厚みのあるデニムなどのズボンはなおさらだ。冒頭でもお伝えしたように濡れた時間が長くなれば生乾きのにおいが発生するため、天気が悪くてもできる限りスピーディーに乾かしたい。

浴室乾燥機にかける

脱水が終わったズボンを浴室のランドリーバーにかけ、1〜2時間ほど温風を当てよう。ほかの洗濯物と一緒に乾かしたいときは3時間程度が目安となる。そのまま乾くまで浴室乾燥機にかけてもよいが、ある程度乾いた時点で部屋干しに移行してもOKだ。電気代は多少かかるものの、部屋干しでも効率よく乾かすことができる。

サーキュレーターで風を当てる

サーキュレーターや扇風機などで風を当ててあげると効率よく乾かせる。ズボンの裾から腰へ風が通るようにすることができればよりスピーディーに乾かせるだろう。

エアコンの除湿運転や衣類乾燥除湿機などを併用する

部屋干しをすると一気に室内の湿度が上がる。そのまま放置していてもなかなか湿度が下がらないため、乾くまでに時間を要することが考えられる。そんなときはエアコンを除湿運転にしたり、衣類乾燥除湿機(または単に除湿機)などを併用して室内の湿度をコントロールしよう。

コインランドリーの乾燥機を使うのもおすすめ

ご近所にコインランドリーがあれば、乾燥機だけ利用する手もある。熱風で速乾が可能なうえ、回転するドラムの中を泳ぐように、空気を含ませながら乾かすことでふんわり仕上がる。ただしタンブル乾燥OKのズボンかどうかは必ず確認しておこう。

5. ズボンの種類ごとに上手な干し方のポイントを解説

木の背景とデニムの写真
ズボンにはいろいろな種類があり、それぞれ適した干し方が違う。スーツや子ども用のズボン、ジーンズについて、干し方のコツを解説する。

スラックス

スラックスはファスナーやホックをすべて外してから干そう。スーツは陰干しが基本なので、干す場所は洗濯表示などで確認しておいてほしい。基本的な干し方はこれまでお伝えしてきたズボンと同じだが、ハンドタオルを挟むと洗濯バサミの跡がつきにくくなる。またセンターラインをつけたい場合は、折り目に沿って折ってから干す方法がおすすめだ。ズボン用ハンガーを用意し、裏返さずに裾を挟んで吊るそう。

スウェット

裏側のほうが厚いため、裏返して筒干しをしよう。逆さに吊るすと伸びてしまうことがあるため、腰のゴム部分をピンチハンガーに挟むほうがよいだろう。

子ども用ズボン

小さな子ども用のズボンは、腰の部分をピンチハンガーに止めて筒干しをする。パラソルハンガーを使うと複数のズボンを同時に干すことが可能だ。

デニム

デニムは乾く際に縮むことがあるため、逆さに筒干しをするとよい。腰側のほうが重みがあるため、縮んでシワになるのを防ぐ効果が期待できる。また直射日光には当てず、風通しのよい場所で陰干しを基本としよう。

6. ズボンの干し方を工夫して効率よく乾かそう

スラックスをはいている男性の写真
最終的には乾けばよいので、極論をいえばどんな干し方でも構わない。だが生乾きのにおいが発生したり、シワができてしまったりすることもあるため、やはり上手な干し方を知っておいたほうがよいだろう。本稿では「早く乾かす干し方」と「シワを防ぐ干し方」を分けて説明したが、もちろん両方を取り入れていただいたほうがよりキレイに仕上がる。ズボンの種類によってもポイントが異なるので覚えておこう。

結論

ズボンを早くかつシワができないように乾かすためには、干し方にちょっとした工夫が要る。裏返しにする、筒状に干すなどの基本を覚えておこう。また干す前に軽くシワを伸ばすこともポイントだ。あわせて浴室乾燥機やサーキュレーター、エアコンやコインランドリーなど、使えるものは上手に活用しよう。
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  • 公開日:

    2020年4月21日

  • 更新日:

    2021年11月29日

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