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ロドトルラというピンクカビの正体はなに?除去方法と予防策とは

ロドトルラというピンクカビの正体はなに?除去方法と予防策とは

投稿者:ライター 松岡由佳里(まつおかゆかり)

2020年4月19日

お風呂の排水口、シャンプーボトルの底、石けん箱、風呂桶などによくみられるピンク色の物体。カビだと思う方も多いだろう。実は、ロドトルラという酵母菌が繁殖した姿だ。繁殖力が旺盛で、掃除をしたのにすぐにまた目立つようになる。この厄介なロドトルラの除去方法と予防策を紹介しよう。

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1. ロドトルラとは

ロドトルラは、赤色酵母菌で普通に空気中を浮遊している常在菌だ。カビのように直接健康に悪影響を及ぼすことは少ない。

ロドトルラは菌類

ロドトルラは、別名「ピンクカビ」とも呼ばれているため、カビだと思っている方が多いだろう。カビと同じ菌類ではあるが、カビではなく酵母菌だ。酵母菌のなかには、パンの発酵などにも使われ、私たちの生活に役立つものもある。

ピンク色に見えるのは、増殖するときに赤い色素を産生するからだ。菌そのものは小さくて目視できないが、増殖することで初めてその姿を現す。

繁殖力がすさまじい

ロドトルラの最大の特徴は、その繁殖力の速さだ。黒カビなどは、群生して姿を現すのに最低でも5~7日はかかる。ところがロドトルラは、2~3日で急速に群生してしまう。

そのため掃除をしてもすぐに現れて、イタチごっこになってしまうのだ。

2. ロドトルラの繁殖原因

ロドトルラには、大好きな環境というものがある。その要素が「水分」「温度」「栄養分」だ。

水分があればどこでも

ロドトルラは、空気中を浮遊している酵母菌だが、水分のある場所に付着すると、たちまち増殖を始める性質を持っている。ときには、冷蔵庫の中の製氷用水タンクにも繁殖することもある。ロドトルラは、温度や栄養も必要だが、何よりも水分が大好きだ。

温度

ロドトルラが好む温度は、黒カビなどと同じく20℃~30℃くらいだ。そのため、梅雨~夏にかけて大繁殖する。また、お風呂に入ったあとは、季節を問わず高温状態なので、ロドトルラとしては絶好の繁殖場所といえる。

栄養分

実はロドトルラは、栄養分がそれほどなくても水分さえあれば繁殖ができる。そのうえ栄養分があれば、加速度的に増殖する。お風呂場での栄養分は、皮脂汚れや石けんカスだ。シャンプーボトルの底にロドトルラが多いのも、石けんカスという栄養分が豊富だからだ。

3. ロドトルラの除去方法

ロドトルラの除去には普通のお風呂掃除とは少し違ったアプローチが必要だ。

エタノールで除菌する

通常のお風呂洗い洗剤でロドトルラをきれいにしても、実際には目に見えない菌が残っているので、すぐにまた繁殖してピンクの汚れになってしまう。菌を絶滅させるには、消毒薬のエタノールが有効だ。

エタノールをスプレーボトルなどに入れて、ロドトルラに向けて噴射させる。そのまま数分放置して、シャワーで洗い流せば除去することができる。

それでも付着しているようなら、ブラシにエタノールを付けて擦り落としてしまおう。エタノールがロドトルラの菌を死滅させてしまうので、しばらくはピンクの汚れを見ずにすむだろう。

重曹を使う

ロドトルラは、酸性の性質を持っている。そのため弱アルカリ性の性質を持っている重曹を使って中和させることで、繁殖を防ぐことができる。

まず、水100mlに対して重曹小さじ1杯を混ぜた重曹水を作る。それをスプレーボトルに入れてロドトルラに直接噴射す
る。あるいは、予防的に浴室の壁やタイルに噴射しておいてもいい。

排水口などロドトルラが繁殖しやすい場所には、重曹を粉のまま振りかけておくのも効果的だ。

4. ロドトルラの予防策

ロドトルラは、掃除をしてもすぐにまた復活してしまう。それならば、発生させないように予防策を講じた方が掃除も楽になる。

水分をできるだけ残さない

ロドトルラは、とにかく水分を好む。お風呂から上がったら、多少面倒でも体を拭いたバスタオルで、浴室の壁や床面、桶、椅子などの水分を拭き取っておくことだ。

浴室の温度を下げる

ロドトルラは、温度が20℃~30℃の環境を好んで繁殖する。お風呂から上がったら、浴室全体の温度を下げるため、冷たい水を壁全体にかけて、20℃以下になるようにする。

換気をよくする

ロドトルラは、乾燥した状態では繁殖することができない。マンションなどで窓を開けることができない場合には、お風呂から上がったら一晩中換気扇を回しておくことだ。浴室乾燥が使えるのであれば、そちらを積極的に使おう。

結論

ロドトルラは、直接人体に悪影響を及ぼすことは少ない。とはいえ、同じ環境を好むカビが後ろに控えていることは認識しておこう。ロドトルラを見つけたら、いつカビが生えてもおかしくない環境だということを理解して、早めに予防策を講じておこう。
     

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