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酸化した油には危険がいっぱい!見分け方から捨て方まで確認しよう

酸化した油には危険がいっぱい!見分け方から捨て方まで確認しよう

投稿者:ライター 吉田梨紗(よしだ りさ)

2020年4月26日

料理にはかかせない油だが、繰り返して使用したり、古くなったりすると酸化してしまう。色やにおいに異常を感じたときは注意が必要だ。この記事では、酸化した油を食べたときの健康被害や、見分け方について解説する。再利用や捨て方についても紹介するので、酸化した油の処理に迷っている方は必見だ。

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1. 酸化した油を食べてしまったらどうなるの?

酸化した油を料理に使用するのはとても危険だ。食べることでおこる健康被害について、詳しく解説しよう。

酸化するとどうなるの?

油を長い間放置していると、空気や熱、微生物などの作用で変化する。時間の経過とともに酸化が少しずつ進行していき、においや味の劣化はもちろん、栄養価の低下もまねく。

揚げ物などに一度使った油は特に酸化しやすいので、繰り返して使用する場合は注意が必要だ。酸化した油が過酸化脂質という毒性の強い物質に変わり、食べることでさまざまな健康被害が発生する。特にえごま油は酸化しやすいので、保存期間には気をつけてほしい。

酸化した油の健康被害

酸化した油を大量に摂取すると、下痢や吐き気、胸焼けなどの症状がでる。少量なら症状がでないこともあるが、健康には悪影響だ。

分解する肝臓への負担になり、血管にもダメージを与える。動脈硬化といった深刻な病気のリスクも高くなるため、酸化した油は食べてはいけない。

2. 酸化した油の特徴や見分け方

安全な料理をつくるには、油の酸化を見抜く必要がある。酸化した油を見分ける4つのポイント(※1)について解説しよう。

色が濃くなる

油の種類によって差があるが、新しい油には透明感がある。色が濃くなるのは、酸化が進んでいる証拠だ。注いだときに鍋の底が見えづらいと感じたら、すぐに処分してほしい。

嫌なにおいがする

見た目でわからない場合は、嗅覚で確認してみよう。不快な油臭さを感じる場合は、酸化した油である可能性が高い。加熱したときに強くなるので、嫌なにおいがしたときはすぐに調理を中断しよう。

泡がなかなか消えない

揚げ物を油の中に入れると周りに泡が発生する。通常ならすぐに消えるが、酸化した油の場合は消えるのが遅い。細かい泡が長く生じるようなら、酸化がかなり進んでいるので気をつけよう。

粘り気がある

一般的な油はサラサラとしていて強い粘り気がない。不自然な粘りを感じた場合は、酸化していると考えてよいだろう。熱いときよりも冷めたときのほうが粘り気がでるので、使用前や容器に移し替えるときに確認してほしい。

3. 酸化した油を復活させて再利用する方法

一度酸化した油は再利用できるのか確認しておこう。長持ちさせるコツと併せて、詳しく解説する。

酸化した油は戻らない

基本的に一度酸化した油は元には戻らない。酸化を抑える業務用の還元装置はあるが、一般的な家庭で使用するのは現実的ではないだろう。

揚げ物と一緒に梅干しを2個ほど投入する方法なら、ご家庭でも実践できる。ただし、あくまで長持ちさせるだけなので、すでに酸化した油や、何度も使った油は、早めに捨ててほしい。

酸化を防ぐ保存方法

油の保存方法を工夫することで、酸化を抑えることが可能だ。繰り返し使う場合は、調理後に網を使って丁寧に揚げカスをすくい上げよう。

ある程度冷えたのを確認したら、ザルにペーパータオルを敷いて、より細かいカスまで取り除く。完全に冷めたのを確認したあと、密封できるタイプの保存容器に移そう。

酸化の原因となる光や、温度や湿度が高い場所を避けて冷暗所に保存する。ただし、一度使った油は酸化しやすいので、なるべく早く使い切るのが原則だ。

4. 酸化した油の正しい捨て方

酸化した油は、正しい方法で捨てる必要がある。流しにそのまま流すと排水管や環境に悪影響を与えることがあるので、正しい方法を必ず守ろう。

染み込ませて捨てる

ビニール袋や牛乳パックに新聞紙や布を入れてから、酸化した油を染み込ませる。発火を防ぐために十分に冷ましてから行い、自然発火を防ぐための水も一緒に入れておこう。あとは輪ゴムやガムテープをつかって閉じ、燃えるごみとして出すだけだ。

凝固剤を使う

市販の凝固剤を使うと固形になるので、そのまま燃えるゴミとして捨てられる。溶かさなければ効果がないため、酸化した油が熱い状態で凝固剤を入れよう。詳しい使用方法は商品によって違うので、説明を読んでおくと安心だ。

廃食用油の回収を利用する

自治体によっては廃棄油を無料で回収している(※2)。住んでいる自治体のホームページを閲覧すれば、回収場所や詳しい方法の確認が可能だ。ごみの減量や資源の活用にもつながるので、積極的に利用してほしい。

結論

酸化した油は体に有害な過酸化脂質に変わる。使い続けると病気のリスクが高くなるので、異常を感じたときはすぐに捨てよう。使うたびに見た目やにおい、粘度をチェックすることで、酸化した油を見分けることが可能だ。正しい方法で保存したり、梅干しを入れたりと、長持ちさせる工夫もぜひ実践してほしい。

参考文献

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