このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
クローゼットに棚がおすすめの理由。収納のコツやDIYアイデアも!

クローゼットに棚がおすすめの理由。収納のコツやDIYアイデアも!

投稿者:ライター 渡辺恵司 (わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年2月12日

クローゼットの使い方にお困りではないだろうか?限られた空間をいかに有効活用するかで収納力が大幅に変わってくる。クローゼットにうまく収納できない方、うまく空間を使い切れていない方はぜひ棚を取り入れてみよう。クローゼットにおすすめの棚や、限られた空間を生かす収納のコツ、賃貸OKのDIYアイデアなどを紹介する。

  

1. 棚の前に!クローゼット収納のコツから学ぼう

いくらクローゼットに棚を設置したところで、収納においてもっとも大切なポイントを理解していなければうまく収納できないだろう。クローゼット以外にも生かせる、限られた空間に収納する際の基本を覚えておこう。

1.持っているモノを見直す

クローゼットに何でもかんでも詰め込んではいないだろうか?ゴチャゴチャになるほど、自分が今何を持っているのか、それがどこにあるのかが分からなくなってしまう。まずはいったんクローゼットの中身を出し、自分が何をどれくらい持っているのか把握するところから始めよう。

2.必要なモノ、そうでないモノを仕分けする

クローゼットの中身を出したら、次に必要なモノと要らないモノに分ける。作家・やましたひでこ氏の言葉を借りるとすれば断捨離だ。「いつか使うかもしれない」「捨てるのはもったいない」といったモノへの執着心を断ち切り、クローゼットの空間に適したモノの量になるよう調節しよう。

3.必要なモノを分類する

たとえば衣類なら「毎日」「ときどき」「季節ごとに入れ替える」などに分けておこう。その際もサイズアウトした衣類や、1年着ていないなど出番がほとんどない衣類は思い切って処分することも検討しよう。この3ステップだけでも、かなりスッキリ収納しやすくなるはずだ。

2. クローゼットに「棚」をおすすめする理由

映画に出てくるようなウォークインクローゼットが備わっているご家庭ならそれほど苦労しないかもしれないが、現実はなかなかそうはいかない。クローゼットは空間が限られており、デッドスペースをいかになくしていくかが上手な収納のコツとなる。そこでおすすめしたいのが棚だ。

クローゼットに棚をおすすめする理由

クローゼットで多いのは、ハンガーパイプが1本(あるいは前後に2本など)設置されており、その上に棚板があるといったタイプだろう。ハンガーパイプには衣類を、棚板の上には小物や季節モノの寝具、使用頻度の少ないアイテムなどを置くのが一般的だ。このとき衣類の下に使いにくい中途半端なスペース、いわゆるデッドスペースができる。実はそのデッドスペースを生かすアイテムこそが、今回のテーマ「棚」なのである。

円型のデッドスペースなら話は変わってくるが、クローゼットに生まれるデッドスペースはたいていの場合、両サイドおよび奥の壁と、床に囲まれた四角い空間などだろう。その四角い空間を、棚を使ってさらに四角く区切っていくことで効率よくスペースを埋めていける。クローゼットに棚をおすすめする理由はここにある。

3. 棚はどう置く?クローゼットのデッドスペースを消すコツ

どんな棚をどう置くかも重要だ。よく考えずに棚を置いてしまうとさらなるデッドスペースを生みかねない。それに、棚を置こうにも細々したモノが多すぎて適当なスペースが見つからない、ということもあるだろう。そんなときは次のようなことをヒントにしてみてほしい。

伸縮タイプの棚を取り入れる

モノの出し入れによってクローゼット内のスペースは広がったり狭まったりする。それに対応できる伸縮タイプの棚であれば、デッドスペースをうまく埋められるだろう。

衣類のかけ方を工夫する

衣類を適当にかけている方は、少し工夫してみよう。丈の長さが異なる衣類が並んでいると、その下に使いにくいスペースができてしまう。クローゼットに向かって左にロング丈、中央付近にセミロング丈、右にショート丈といったように丈の長さでまとめると、衣類の下のスペースが使いやすくなる。

手前と奥で空間を分けて考える

奥行があるクローゼットなら、手前と奥に分けて考えるのも手だ。手前にシワになりにくい衣類をかけたり棚を設置したりし、奥に突っ張り棒やフックを使って帽子や小物などをかけられるようにすれば、空間を無駄なく使えるだろう。

隙間にはバスケットなどを使う

棚を置いても、どうしても小さな隙間的な空間が残ってしまうことがある。そういう場合はバスケットやトレイなどを使って、小物などをまとめて収納するといった方法もおすすめだ。

扉の裏や壁面も生かす

壁面には突っ張り棒とS字フック、扉の裏にはタオルハンガーとS字フックを取り付けてみよう。帽子やバッグ、ベルトなどをかけられる収納スペースの完成だ。

上記は一例だが、このようにひと工夫すれば「棚が置きやすい空間」を作れるはずだ。

4. 何を収納する?クローゼットの棚の上手な使い方

たしかにクローゼットに棚を取り入れれば収納力はアップするかもしれない。だが「何を」収納すべきかで迷う方もいるだろう。みんなはどういったアイテムを棚に入れているのだろうか?

出し入れする頻度が少ないモノ

クローゼットの上に付いている棚などには、こうしたアイテムを置く方も多いようだ。ただし落下のリスクを想定し、重いモノや硬いモノ、鋭利なモノなどを置くのは避けたほうがよいだろう。

オフシーズンの衣類や小物

夏は冬物を棚に、冬はその逆、といったように季節でまとめて棚に収納しておけば、シーズンごとの入れ替えも楽になる。

布団などの寝具

そのまま収納すると重ねにくいなど、意外と収納しづらいのが寝具だ。通気性のある収納袋などに入れて棚へ入れておけば上にモノを重ねることもできて効率よくスペースを使える。

バッグ・靴など形が不規則なアイテム

形が不規則なアイテムは重ねにくくまとめにくいため、スペースを無駄に消費してしまうことがある。箱に収めて棚に収納しておけば、デッドスペースが生まれにくくなるだろう。

季節家電

サーキュレーターや扇風機、加湿器などの季節家電も、同じように箱に入れて棚に収納するとスッキリする。バッグなどを入れる箱、季節家電を入れる箱をそろえて統一感を出せば見た目もキレイになるはずだ。

5. 賃貸もOK!クローゼットの棚をDIYする方法

クローゼットに棚がないこともある。持ち家なら棚を設置することで解消できるが、賃貸にお住まいの方はトラブルの元になるので勝手に棚を追加するのはキケンだ。もちろん市販の棚を購入する手もあるが、ここでは賃貸でもOKというクローゼットの棚のDIY方法を紹介しよう。

クローゼットの棚の超簡単なDIY方法

  • クローゼットに生じたデッドスペースのサイズを測る
  • サイズに合うメタルラックを購入する
  • メタルラックに突っ張り棒を渡らせる
たったこれだけでクローゼットに棚が完成する。突っ張り棒は衣類や小物などを追加で掛けたいときに便利だが、使わなくても構わない。DIYというと大がかりなイメージがあるが、組み立てるだけなのでどなたでも簡単に棚が作れるだろう。市販の棚ではサイズが合わない、せっかくならオリジナルの棚を作りたいという方は、ぜひDIYにチャレンジしてみてほしい。

6. クローゼットには可動棚もおすすめ

クローゼットに収納したモノは出し入れすることも多いため、その都度、デッドスペースが変形する場合がある。そんなときに便利なのが可動棚だ。

可動棚とは?

簡単にいえば、棚板の高さを自由に調節できる棚ということになる。壁に取り付けた「棚柱」に「棚受け」を差し込むなどし「棚板」をのせるといったものが多いだろう。デッドスペースの増減に応じて棚を増やしたり減らしたり、上にしたり下にしたりできる。キャスターなどがなく床に接していないため、下の空間までしっかり生かせるのも特徴だ。

7. 賃貸もOK!クローゼットの可動棚をDIYする方法

可動棚も簡単にDIYできる。賃貸にお住まいの方でもOKのやり方を説明しよう。

クローゼットの可動棚をDIYする方法

  • クローゼットに生じたデッドスペースのサイズを測る
  • サイズに合わせて柱になる角材およびダボレール、棚板を購入する
  • ビスを使って角材にダボレールを固定し、棚板をのせる
ダボレールとは、内側に棚板がのせられるほどの突起がついた棚柱(ガチャ柱)だ。高さを調節できる便利なアイテムである。賃貸の場合は壁にビスを打ち付けてるのがNGなので、角材に固定しよう。

8. クローゼットにピッタリ!おすすめの棚3選

最後にクローゼットにピッタリな棚を紹介する。棚選びに迷ったときの参考になれば幸いだ。

天馬「ピタッ!と伸びるん棚」

幅76〜93cm、奥行き37cm、高さ(4段階)36〜43cmで伸縮する棚だ。クローゼットに生じたデッドスペースに合わせて調節できる。なおこちらはレギュラータイプだが、トールタイプなら高さ48〜80cmまで無段階で調節できる。

ニトリ「マルチラック Sユーティー」

幅21cm、奥行き54cm、高さ64cmとスリムな棚がこちら。空間に余裕のないクローゼットでも設置しやすいだろう。キャスター付きなので出し入れが楽にでき、ロックをかければ安定感もある。棚板の高さは調節可能だ。

JAJAN「キャスター付きコミックラック」

幅56cm、奥行き20.5cm、高さ60cm(いずれも内寸)のコミックラックではあるが、クローゼットに置いて小物などを収納する棚としても使える。同じようにキャスターが付いており、可動棚も2枚あるのでアイテムに合わせて調節できる。

結論

クローゼットにできてしまったデッドスペースは、棚を使えば上手に埋めることができる。ただし、そもそもモノが多ければ棚を取り入れてもゴチャゴチャしてしまうおそれがある。まずはモノを整理し、量を調節してから棚を設置しよう。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 公開日:

    2020年5月 2日

  • 更新日:

    2021年2月12日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧