1. エアコンは使い始めに注意が必要
エアコンを稼働すると中に汚れやホコリが溜まる。とくに長い時間冷房を使う夏は、汚れやホコリが溜まりやすいのだ。
さらに、オフシーズンには、汚れやホコリをエサに雑菌やカビが繁殖する。エアコンを、いざ暑くなってきた初夏や寒くなりかけた秋に使い始めると、状態が前よりも悪化しているのだ。
本来なら空気をろ過する役割があるフィルターには、汚れが付着しやすい。不潔な状態だと、フィルターを通った空気も汚れてしまう。シーズンになって使い始めるとき、汚れや細菌を撒き散らすことになるのだ。
溜まったフィルターの汚れによって、エアコンの機能が低下するケースもある。汚れを吸い込んでしまったり、故障したりする可能性もあるので、使い始めは十分に注意してほしい。
さらに、オフシーズンには、汚れやホコリをエサに雑菌やカビが繁殖する。エアコンを、いざ暑くなってきた初夏や寒くなりかけた秋に使い始めると、状態が前よりも悪化しているのだ。
本来なら空気をろ過する役割があるフィルターには、汚れが付着しやすい。不潔な状態だと、フィルターを通った空気も汚れてしまう。シーズンになって使い始めるとき、汚れや細菌を撒き散らすことになるのだ。
溜まったフィルターの汚れによって、エアコンの機能が低下するケースもある。汚れを吸い込んでしまったり、故障したりする可能性もあるので、使い始めは十分に注意してほしい。
2. エアコンの使い始めに嫌なにおいがする原因とは
エアコンを使い始めたときにするにおいの原因について解説する。対策にもつながるので、ぜひチェックしておこう。
繁殖したカビ
エアコンの内部には熱交換器があり、作動すると結露によって水滴が付着する。湿気が溜まりやすい上に、ホコリや汚れも付着していくので、カビが繁殖しやすいのだ。
使い始めに感じるにおいの原因は、ほとんどがカビである。カビ菌はアレルギーの原因になるので、家族の健康を守るためにもしっかりと対策したい。
使い始めに感じるにおいの原因は、ほとんどがカビである。カビ菌はアレルギーの原因になるので、家族の健康を守るためにもしっかりと対策したい。
取り込んだにおい
人は生活するときにいろいろなにおいを出している。揚げ物や汗のようなちょっとしたにおいでも、集まってしまうと強烈だ。
エアコンはこういった生活臭も取り込み、使い始めに風として吹き出す。特にペットを飼っているご家庭などでは、においは溜まりやすくなる。
エアコンはこういった生活臭も取り込み、使い始めに風として吹き出す。特にペットを飼っているご家庭などでは、においは溜まりやすくなる。
3. エアコンの使い始めにすべきにおい対策
エアコンを本格的に使い始めるまえにやっておきたいにおいやカビ対策を紹介する。
使い始める前に点検
エアコンはデリケートな機械だ。安全を確認するためにも、使い始めるまえの点検を怠らないようにしよう。
- プラグに付着したほこりを乾燥した布で落とす
- ダストボックスのほこりを捨ててから取り付ける
- 室内機と室外機の吹出口や吸込口が塞がっていないかチェックする
- プラグを入れてから電源を入れる
部品が汚れていれば、プラグを入れるまえに布で優しくふきとろう。電源を入れたあとは、吹出口から温風や冷風が出るか確認する。冷房を使うなら、室外機のドレンホースから水が出るかもチェックしておこう。
仮運転をする
エアコンの使い始めには、空気中にカビ菌やホコリが放出される。そのまま使うと空気が汚れるので、窓を開けて換気をしながら仮運転をしよう。
10分ほど待てば、においやホコリ、カビ菌を外に追い出せる。強い異臭や異音がある場合、故障している可能性があるので、本格的に使い始めるまえに一度業者に確認してもらったほうがよいだろう。
10分ほど待てば、においやホコリ、カビ菌を外に追い出せる。強い異臭や異音がある場合、故障している可能性があるので、本格的に使い始めるまえに一度業者に確認してもらったほうがよいだろう。
4. エアコンをいざ使い始めるまえにやっておきたいこと
エアコンをいざ使い始めてからカビやホコリの対処をするのでは遅い。必要なとき清潔に使えるように、やっておきたいことを解説する。
本体を手入れする
使い始めるまえにエアコン本体についた汚れを取る。汚れが酷くない場合は、柔らかい布で全体を拭くだけで十分だ。それでも汚れが落ちないなら、しっかり絞った布を使って水拭きをしよう。
フィルターを掃除する
フィルターの汚れは掃除機で吸い取り、汚れが酷いようなら水洗いをする。
- 掃除機でホコリを吸い取る
- フィルターを外して内側から水洗いする
- 中性洗剤を入れたぬるま湯につける
- 水ですすいだら陰干しで乾燥させる
水分が残るとカビや故障の原因になるので、フィルターは完全に乾燥したのを確認してから設置しよう。エアコンの機種によってフィルターの交換が必要だったり、掃除の方法が違ったりすることがあるので、説明書を先に確認しておくと安心だ。
業者に依頼する
エアコンはフィルター以外の部品にもホコリや汚れが溜まる。使い始めるまえにフィルターを掃除をしてにおいがなくならないなら、奥でカビが繁殖している可能性があるのだ。
掃除には専門的な知識が必要なので、無理に分解すると故障するリスクがある。使い始めるまえにエアコン専用のクリーニング業者に依頼すれば、細部までピカピカにしてもらえるだろう。
掃除には専門的な知識が必要なので、無理に分解すると故障するリスクがある。使い始めるまえにエアコン専用のクリーニング業者に依頼すれば、細部までピカピカにしてもらえるだろう。
結論
しばらく使っていないエアコンの中には、ホコリやカビが溜まっている。嫌なにおいがしたり、カビ菌を放出したりといったリスクがあるので、十分に対策を行っておこう。使い始めるまえに手入れや掃除をしておけば、トラブルなくエアコンを稼働できる。