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洗濯機の設置と外し方の手順や注意点まとめ!考えうるトラブルとは?

洗濯機の設置と外し方の手順や注意点まとめ!考えうるトラブルとは?

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年8月18日

洗濯機の設置費用をカットするには、自分でするのがベスト。だが、正しく設置できていないと思わぬトラブルを招いてしまうかもしれない。自分で設置する際のコツや注意点を解説するとともに、既設の洗濯機の外し方なども紹介していく。

  

1. 洗濯機を設置するにあたって

洗濯機を設置する前に、調べておくべきポイントがある。知らずに購入してしまうと「入らなかった」など初歩的なトラブルを招く可能性があるので気をつけよう。

搬入は問題なくできるか

ご自宅の「玄関のドア」「洗濯機置場までの廊下」「洗濯機置場の間口」を測っておこう。マンションなどにお住まいなら、共用部分の「エントランス」「エレベーター」「廊下」なども対象となる。

サイズだが、一般的には「洗濯機の寸法+10cm」の幅が必要とされている。これを満たせなければ、せっかく購入しても設置(搬入)できない可能性があるため、忘れずに測っておこう。

外階段からの搬入を検討しているなら「出入り口のドア」「障害になりそうなモノ」がないかも、あわせてチェックしておくと安心だ。

スペースは十分か

まずは、洗濯機を設置する場所に「防水パン(プラスチック製の四角い受け皿)」があるか見てみよう。防水パンは規格によってサイズが決まっている。すでに設置してある場合は、「脚から脚までの幅が54cm以内」の洗濯機を設置するスペースが、確保できていると思ってよい。

防水パンがないときは、購入する洗濯機本体のサイズと設置場所のサイズを確認しておこう。

排水口はどこにあるか

排水口の位置も重要になる。洗濯機を設置したとき、排水口が洗濯機の左右または後ろにある場合はそのままでOKだが、真下にあるときは注意が必要だ。専用のホース(パイプ)、もしくは洗濯機をかさ上げするための台が必要になることがある。

排水エルボの有無によっても変わってくるので、家電量販店やホームセンターなどで洗濯機を選ぶ際は、設置したい場所の写真を撮影して店員に見てもらうといいだろう。

2. 自分で洗濯機を設置する方法

搬入や排水口の問題がクリアできたら、次は洗濯機を設置しよう。ここで紹介するのは一般的な設置手順だが、メーカーや型番などによって若干異なる場合がある。取扱説明書に書かれている設置手順も一緒にチェックしておこう。

1.排水ホースを接続する

洗濯機と排水ホースの一方をつなげて、もう一方を排水口(エルボ)に接続する。エルボとホースの接続部分に隙間があると、水漏れを起こして床が水浸しになる可能性がある。集合住宅にお住まいの方は、気づかず下階に漏水すれば大きなトラブルの元になるので気をつけよう。接続部分をビニールテープで補強しておくのもおすすめだ。

2.アース線を接続する

コンセントの下にアース線を差し込む穴があるはずだ。マイナスのドライバーなどで開き、ツマミを回してアース線を差し込もう。しっかり差し込めたら、ツマミを締めてふたを閉じる。最後に、軽く引っ張って抜けてしまわないか確かめておこう。

3.給水ホースを接続する

蛇口にホースをはめ込む。「カチッ」と音がするまでしっかり押し込むことがポイントだ。はめ込み式ではなくネジが付いている場合は、連結部分が傾いたり締め付けが甘くなったりしないように気をつけてほしい。

4.電源を入れて試運転をする

すべて完了したら、洗濯機のプラグをコンセントに差し込み、蛇口を開いて試運転をする。給水時や排水時に水漏れがあった場合、接続がうまくいっていない可能性が高い。トラブルを防ぐためにも入念にチェックして、再度(水漏れが確認できなくなるまで)試運転を行おう。

3. 設置済みの洗濯機を取り外す方法

洗濯機を買い替える場合、すでに設置してある洗濯機を取り外す作業が必要になることもあるだろう。その際「水抜き」をするべきなのだが、せっかくなので設置方法とあわせて覚えておこう。

給水ホースの水抜き

1.タオルや洗面桶を用意しておく
2.洗濯機の蛇口を閉める
3.電源をオンにして「水量」「スタート」の順に操作する
4.10秒ほど経ったら電源をオフにする
5.給水ホースを取り外す
6.ホースからこぼれてくる水を洗面桶などにあける

排水ホースの水抜き

1.タオルや洗面桶を用意しておく
2.電源をオンにして「脱水(1分程度)」を押す
3.タオルで洗濯槽の水気を拭き取る
4.排水口(エルボ)側の排水ホースを抜く
5.ホースからこぼれてくる水を洗面桶などにあける

洗濯機の取り外し手順

1.コンセントを抜く
2.アース線を抜く

水抜きは「給水ホース」→「排水ホース」の順番で行おう。その際にホースは抜いているので、洗濯機を取り外す際は残りの「電源」「アース線」を抜くだけでOKだ。

なお、設置済みの洗濯機の取り外しの手順も、メーカーや型番などによって異なる場合がある。必ず取扱説明書をチェックすることも忘れないでほしい。

4. 洗濯機の設置は業者に任せてもOK

洗濯機の設置は、自分でできないことはない。だが洗濯機は重量があるうえ、搬入時に壁などを傷つけてしまうリスクもゼロではない。階段から搬入中にバランスを崩して転んでしまえば、大ケガしてしまうおそれもある。

それに、無事に設置できたと思ってもホースの接続が甘く、漏水などのトラブルを招いてしまうことも考えられる。不安な方は、洗濯機を購入した店舗に設置をお願いしよう。設置済みの洗濯機があれば引き取ってもらえることも多い。ある程度の費用はかかるかもしれないが、安全に設置するにはやはり業者にお願いしたほうがいいだろう。

結論

ケガなどのトラブルを防ぐため、洗濯機の設置作業は2人以上で行ったほうがいいだろう。賃貸物件にお住まいの方は、共用部分やご自宅を傷つけてしまうと、修繕費用や退去費用などの問題も生じてくる。少しでも不安がある方は、業者にお願いしてしまおう。
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  • 公開日:

    2020年5月 5日

  • 更新日:

    2021年8月18日

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