1. 泥汚れが洗剤で落ちにくい原因

普段通りの洗剤を使った洗濯では、泥汚れはキレイに落ちにくい。その原因は主に2つある。
1つ目の原因は、泥汚れは「不溶性の汚れ」であることだ。汚れには複数の種類があり、水に溶けやすい「水溶性の汚れ」、油分を含む「油性の汚れ」、そして水にも油にも溶けにくい「不溶性の汚れ」に分けられる。不溶性の汚れは水や油に溶け出ることが少ないため、どんなに洗剤を使っても落ちにくいのだ。
2つ目の原因は色素沈着だ。泥汚れが付いてから時間がたつと、衣服の繊維に泥が入り込んで色素沈着を起こし、繊維が茶色く染まってしまう。色が付いた汚れは普通の洗濯用洗剤では取れないため、漂白剤などを使う必要がある。
1つ目の原因は、泥汚れは「不溶性の汚れ」であることだ。汚れには複数の種類があり、水に溶けやすい「水溶性の汚れ」、油分を含む「油性の汚れ」、そして水にも油にも溶けにくい「不溶性の汚れ」に分けられる。不溶性の汚れは水や油に溶け出ることが少ないため、どんなに洗剤を使っても落ちにくいのだ。
2つ目の原因は色素沈着だ。泥汚れが付いてから時間がたつと、衣服の繊維に泥が入り込んで色素沈着を起こし、繊維が茶色く染まってしまう。色が付いた汚れは普通の洗濯用洗剤では取れないため、漂白剤などを使う必要がある。
2. 泥汚れを落とす時の洗剤の選び方

普通の洗剤では取れにくい泥汚れだが、適切な洗剤を使って正しく洗濯すれば、汚れた衣服が見違えるほどキレイになる。もっともおすすめなのは「泥汚れ専用」の洗剤を選ぶことだ。泥汚れを落とすのに特化した洗剤のため、より高い効果が期待できるだろう。それ以外では、以下のようなポイントに注目して洗剤を選ぶといい。
アルカリ性の洗剤を選ぶ
洗剤には酸性・中性・アルカリ性といった種類があるが、洗浄力が高いのはアルカリ性だ。泥汚れを落とすには「弱アルカリ性」などの洗濯洗剤を選ぼう。ただしアルカリ性の洗剤は洗浄力が強すぎるあまり、衣服を傷めてしまうことがある。洗濯タグに「中性洗剤使用」などと表記されているものには使えない。
粉末か液体かで選ぶ
洗濯洗剤には粉末タイプと液体タイプがある。一般的に粉末タイプのほうが洗浄力が高く、泥汚れも比較的落としやすい。「オキシクリーン」や「ポール」などの粉末洗剤がおすすめだ。
一方液体タイプは、洗浄力では粉末に劣るものの、汚れの上に洗剤を直接垂らして浸け置きできるというメリットがある。
一方液体タイプは、洗浄力では粉末に劣るものの、汚れの上に洗剤を直接垂らして浸け置きできるというメリットがある。
成分で選ぶ
汚れを落とすのに効果的な成分が入っているかも確認しよう。泥汚れには、汚れを分離させてくれる「界面活性剤」や、衣服をより白く仕上げてくれる「蛍光増白剤」が入っているものがおすすめ。ただし蛍光増白剤は、色物や柄物の衣服を洗濯する際には向かない。
3. 洗剤を使った泥汚れの正しい落とし方

上で紹介したような洗剤を用意したら、実際に泥汚れを落としてみよう。手順は以下の通り簡単なので、ぜひチャレンジしてほしい。
1.乾かす
泥汚れを落とす際に大切なのは、いきなり洗濯しようとしないこと。まずは乾燥させることが肝心だ。泥が付いた衣服を濡らすと、水を含んだ汚れが繊維の奥まで入り込み、余計に落ちにくくなってしまう。日当たりのいい場所に衣服を干したり、早く洗濯したい場合はドライヤーを当てたりして泥を乾かそう。
2.乾いた泥を落とす
泥が乾いたら、表面に付いた泥を落とそう。ブラシなどを使って、繊維に入り込んだ泥をかき出すように取っていく。
3.浸け置きする
洗面器やバケツなどの容器に40℃前後のお湯を張り、洗剤を入れて溶かす。そこに泥汚れの付いた部分を浸け置きし、30分から1時間ほど放置しよう。汚れがひどい場合は一晩浸け置きしてもいい。
4.もみ洗いする
浸け置き後に汚れが残った部分はもみ洗いし、汚れを確実に落とそう。その後は水で残った洗剤をすすいでおく。
5.洗濯機で洗う
最後に、洗濯機でいつも通り洗濯して乾かそう。
4. 洗剤だけでは落ちない泥汚れへの対処法

洗剤で洗濯しても泥汚れが落ちない場合は、漂白剤や重曹を使った浸け置きを試してほしい。洗剤だけで洗うよりもはるかに効果が高いはずだ。
酸素系漂白剤で浸け置きする
頑固な泥汚れが色素沈着を起こしている場合は、漂白剤が有効だ。お湯に漂白剤を溶かして浸け置きしよう。塩素系漂白剤だと色落ちのおそれもあるため、色物や柄物の衣服には酸素系漂白剤を使うといい。
重曹で浸け置きする
ひどい泥汚れには重曹を使う方法も効果的だ。お湯に洗剤と重曹の両方を溶かして、衣服を浸け置きしてみてほしい。重曹はホームセンターやドラッグストアのほか、100均でも手に入る。
結論
泥汚れはなかなか落ちにくく、洗濯に手こずる方も多いだろう。洗剤はアルカリ性の粉末タイプだと落ちやすいため、それを使って浸け置きやもみ洗いを試してみるといい。それでも取れない場合は漂白剤や重曹を使うと、泥で汚れた衣服がキレイによみがえるだろう。