1. 換気扇の油汚れがガンコな理由と放置するリスク

キッチンの換気扇には、とにかく油汚れが溜まりやすい。しかもガンコとくれば落とすのにひと苦労だ。換気扇に溜まる油汚れは、なぜこうもガンコなのだろうか?油汚れを放っておくリスクと一緒に見ていこう。
油汚れがガンコな理由
調理中に蒸発した油は、空気とともに換気扇に吸い寄せられてフィルターに付着する。蒸発せずに跳ねた油が、そのまま換気扇に付着することも考えられる。
そうして付着した油は、時間が経って冷えてくると固まってしまう。その間に空気中のチリやホコリなどと結合すると、黒くてベタベタしたあの【ガンコな油汚れ】となる。
そうして付着した油は、時間が経って冷えてくると固まってしまう。その間に空気中のチリやホコリなどと結合すると、黒くてベタベタしたあの【ガンコな油汚れ】となる。
油汚れを放っておくリスク
・見た目が汚く不衛生である
・落とすのにとにかく苦労する
・換気の効率が低下し、ニオイや汚れた空気が残ってしまう
・カビが生えてしまうことがある
・換気扇のサビ、腐食、故障を招くことがある
・最悪の場合、火災に発展するリスクがある
換気扇の油汚れは、放っておくとこのようなリスクが生じる。火災というのはやや大げさに感じるかもしれないが、日々の調理で油汚れが溜まり、お手入れ不足でホコリなどが蓄積すれば火災に発展するリスクはゼロと言い切れない。
こうしたことからも、換気扇はこまめに掃除をしてキレイな状態を保つことが望ましい。すでにガンコな油汚れがビッシリという方は大変かもしれないが、今、頑張って落としてしまおう。
・落とすのにとにかく苦労する
・換気の効率が低下し、ニオイや汚れた空気が残ってしまう
・カビが生えてしまうことがある
・換気扇のサビ、腐食、故障を招くことがある
・最悪の場合、火災に発展するリスクがある
換気扇の油汚れは、放っておくとこのようなリスクが生じる。火災というのはやや大げさに感じるかもしれないが、日々の調理で油汚れが溜まり、お手入れ不足でホコリなどが蓄積すれば火災に発展するリスクはゼロと言い切れない。
こうしたことからも、換気扇はこまめに掃除をしてキレイな状態を保つことが望ましい。すでにガンコな油汚れがビッシリという方は大変かもしれないが、今、頑張って落としてしまおう。
2. 換気扇の油汚れに効く洗剤は?簡単な落とし方も

換気扇の油汚れに効くのは、どんな洗剤なのだろうか?落とし方やコツとあわせて解説していく。
油汚れには「アルカリ性」が有効
汚れや洗剤には「液性」がある。汚れの液性に対して逆の性質を持つ洗剤を使えば、中和されて落としやすくなる。
換気扇のガンコな油汚れは【酸性】だ。したがって、その逆の性質を持つ【アルカリ性】の洗剤が効くと覚えておこう。
アルカリ性は、その度合いが強いほど高い洗浄力が期待できるのだが、その分、皮膚や粘膜への刺激が強い。ご家庭で油汚れを落とすなら【弱アルカリ性】の重曹かキッチン用洗剤などがおすすめだ。
本稿では、換気扇の油汚れを「自然由来の成分」である重曹を使って落とす方法を説明する。
換気扇のガンコな油汚れは【酸性】だ。したがって、その逆の性質を持つ【アルカリ性】の洗剤が効くと覚えておこう。
アルカリ性は、その度合いが強いほど高い洗浄力が期待できるのだが、その分、皮膚や粘膜への刺激が強い。ご家庭で油汚れを落とすなら【弱アルカリ性】の重曹かキッチン用洗剤などがおすすめだ。
本稿では、換気扇の油汚れを「自然由来の成分」である重曹を使って落とす方法を説明する。
準備するモノ
・炊事用ゴム手袋
・重曹
・2重にしたゴミ袋(換気扇のパーツが十分入る大きさ)
・たわし
・使い古しの歯ブラシ
・雑巾(または捨ててもいい布)
以上を揃えておこう。なお、換気扇の誤作動や感電といったトラブルを避けるため、電源は必ず切った状態で作業にあたってほしい。
・重曹
・2重にしたゴミ袋(換気扇のパーツが十分入る大きさ)
・たわし
・使い古しの歯ブラシ
・雑巾(または捨ててもいい布)
以上を揃えておこう。なお、換気扇の誤作動や感電といったトラブルを避けるため、電源は必ず切った状態で作業にあたってほしい。
油汚れの落とし方(外せるパーツ、軽い汚れ)
1.炊事用ゴム手袋を装着する
2.2重にしたゴミ袋をシンクに広げる
3.ゴミ袋にぬるま湯1Lを溜め、重曹大さじ4杯を混ぜて溶かす
4.換気扇の外せるパーツを外し、ゴミ袋に入れる
5.油汚れが浮いてくるまでしばらく放置する
6.たわし、使い古しの歯ブラシなどで残っている油汚れを落とす
7.水またはぬるま湯で十分すすぐ
8.雑巾などで水気を拭き取り、風通しのいい場所で乾かす
9.完全に乾いたのを確認したら、元に戻す
以上が、換気扇の油汚れの基本的な落とし方だ。パーツを濡れたまま戻してしまうと、故障につながりかねない。必ず、完全に乾かしてから元に戻そう。
2.2重にしたゴミ袋をシンクに広げる
3.ゴミ袋にぬるま湯1Lを溜め、重曹大さじ4杯を混ぜて溶かす
4.換気扇の外せるパーツを外し、ゴミ袋に入れる
5.油汚れが浮いてくるまでしばらく放置する
6.たわし、使い古しの歯ブラシなどで残っている油汚れを落とす
7.水またはぬるま湯で十分すすぐ
8.雑巾などで水気を拭き取り、風通しのいい場所で乾かす
9.完全に乾いたのを確認したら、元に戻す
以上が、換気扇の油汚れの基本的な落とし方だ。パーツを濡れたまま戻してしまうと、故障につながりかねない。必ず、完全に乾かしてから元に戻そう。
油汚れの落とし方(外せないパーツ、ガンコなこびりつき)
1.小皿や容器などに【水1】【重曹4】の割合で混ぜてペーストを作る
2.刷毛(ハケ)やヘラなどを使い、換気扇の気になる油汚れに塗る
3.30分ほど放置する
4.スポンジで擦り洗いをする
5.水に濡らして固く絞った雑巾で汚れと重曹を拭き取る
6.再度、水に濡らして固く絞った別の雑巾で水拭きをする
7.乾いた雑巾で乾拭きをして仕上げる
先ほどの手順で落とせなかった油汚れは、このやり方を試してみよう。落ちにくければ、放置する時間を少し延ばしてもいい。なお、重曹が残っていると白くなってしまうため、水拭きは入念に行ってほしい。
2.刷毛(ハケ)やヘラなどを使い、換気扇の気になる油汚れに塗る
3.30分ほど放置する
4.スポンジで擦り洗いをする
5.水に濡らして固く絞った雑巾で汚れと重曹を拭き取る
6.再度、水に濡らして固く絞った別の雑巾で水拭きをする
7.乾いた雑巾で乾拭きをして仕上げる
先ほどの手順で落とせなかった油汚れは、このやり方を試してみよう。落ちにくければ、放置する時間を少し延ばしてもいい。なお、重曹が残っていると白くなってしまうため、水拭きは入念に行ってほしい。
3. キレイになった換気扇の油汚れ対策

油汚れが落ちてキレイになった換気扇は、できるだけその状態を保つことを心がけよう。最後に、換気扇の油汚れ対策を紹介する。
「セスキ炭酸ソーダ」で日々掃除する
換気扇にガンコな油汚れを付着させないようにするには、こまめなお手入れがもっとも効果がある。空のスプレーボトルに【水500ml】【セスキ炭酸ソーダ小さじ2分の1】を混ぜて水溶液を作ろう。
あとは、こまめにスプレーして汚れを拭き取っておくだけでいい。最初は面倒かもしれないが、習慣化すれば苦ではなくなるはずだ。
あとは、こまめにスプレーして汚れを拭き取っておくだけでいい。最初は面倒かもしれないが、習慣化すれば苦ではなくなるはずだ。
外付けのフィルターを取り付ける
換気扇がレンジフードなら、不織布などで作られた外付けのフィルターもおすすめ。使い捨てタイプならコスパがいいし、汚れたら捨てて新しいものを取り付けるだけなので、お手入れも楽々だ。
結論
換気扇の油汚れは、放っておくほど蓄積されてガンコになる。効率が低下してニオイなどが残ってしまうだけならまだしも、換気扇の故障や、最悪のケースとして火災などにつながってしまっては大変だ。こまめにお手入れをしてキレイに保とう。