1. 布団を押入れに収納するときのコツ

丁寧にたたんでも空気を含むなどして膨らむため、どうしてもかさばってしまうのが布団だ。押入れに収納しているご家庭では、かなりスペースを圧迫されていることだろう。押入れは湿気が溜まりやすい場所でもあるため、カビやダニの発生なども気になるところだ。
押入れ収納のコツ
「布団は、できる限り省スペースで収納したい」という場合は、布団圧縮袋がベストだろう。毎日使う布団には向かないが、オフシーズンの布団や来客用の布団をコンパクトに収納できる。少し手間がかかるが、押入れがスッキリしているのを見れば、その苦労も報われるはずだ。
一方「布団圧縮袋を使わなくても、押入れにある程度の収納スペースが確保できている」という場合は布団収納ケースや布団収納袋を使ったり、すのこなどで仕切りを作ったりして収納すれば、押入れがスッキリして効率よく使えるだろう。
一方「布団圧縮袋を使わなくても、押入れにある程度の収納スペースが確保できている」という場合は布団収納ケースや布団収納袋を使ったり、すのこなどで仕切りを作ったりして収納すれば、押入れがスッキリして効率よく使えるだろう。
湿気対策も忘れずに
押入れはどうしても通気性が悪くなってしまうため、湿気が溜まりやすい。加えて、布団に付着したホコリや皮脂、フケ、垢などをエサにダニが繁殖したり、最悪の場合カビが生えてしまったりすることもある。
布団に限らず、押入れ収納には湿気対策も必要だ。たとえば、床だけではなく両サイドの壁および奥の壁などにすのこを「立てて」置いてみよう。ある程度の通気性が確保できるうえ、布団が直接壁に触れないので、何も対策をしないときよりは湿気が溜まりにくくなるはずだ。
ほかにも除湿剤を置いたり、こまめに押入れをあけて空気を入れ替えたり、布団乾燥機や扇風機などで風を送って湿気を飛ばしたりといった方法もある。
布団に限らず、押入れ収納には湿気対策も必要だ。たとえば、床だけではなく両サイドの壁および奥の壁などにすのこを「立てて」置いてみよう。ある程度の通気性が確保できるうえ、布団が直接壁に触れないので、何も対策をしないときよりは湿気が溜まりにくくなるはずだ。
ほかにも除湿剤を置いたり、こまめに押入れをあけて空気を入れ替えたり、布団乾燥機や扇風機などで風を送って湿気を飛ばしたりといった方法もある。
2. 布団を押入れに収納する際に便利なアイテム

布団の押入れ収納に便利なアイテムをいくつか紹介する。「どうも布団がスッキリ収納できない」「押入れの床や棚板などに直に布団を収納している」といったご家庭は、ぜひこうしたアイテムを取り入れてみよう。
IKEA「SKUBB(スクッブ) 収納ケース」
幅69cm、奥行き55cm、高さ19cmの収納ケース。布団や衣類などが入るサイズだ。不織布製のフニャっとしたものではなく、ポリエステルが素材のため押入れでも出し入れしやすいだろう。
ニトリ「掃除機がいらない消臭布団圧縮袋」
圧縮袋というと、掃除機で空気を抜く作業が必要になることが多い。だがこちらの布団圧縮袋は、手で押すだけで圧縮できてしまう。手軽な方法なのでおすすめだ。
アイリスオーヤマ「押し入れスノコ(2枚組み)」
幅約40cm、奥行き約80cm、高さ約2.5cmのすのこが2枚セットになったもの。布団を「関東間」や「中京間」といった押入れに収納するならピッタリだ。壁に立てかけての湿気対策にも活用できる。
3. 押入れがないときの布団収納アイデア

ベッドではなく、フローリングに布団を敷いているご家庭もあるだろう。洋室収納のクローゼットは押入れほど広くないのが一般的なので、布団を収納するのは難しいこともある。そこで最後に「フローリング×布団」派に向けた収納アイデアを紹介しよう。押入れがなくても、アイデア次第でスッキリ収納できる。
「フローリング×布団」派の収納アイデア
- スノコボードを△型にして布団を掛けておく
- ソファーになる布団収納ケースに入れておく
- 押入れ用のラックに載せておく
とにかく万年床(一年中敷きっぱなし)という事態だけは避けたい。こうしたアイデアでうまく収納できるので、「たたんで部屋の隅に寄せていただけ」という方はぜひ実践してみよう。たとえば、以下のようなアイテムが使えるので参考にしてほしい。
タンスのゲン「四つ折り すのこマット」
幅97cm、長さ184〜196cm、高さ2.5cmのすのこマット。波型に折りたためるので、布団を載せておけば湿気対策にもなる。普段はすのこベッドとして使うのもアリだ。
ベルメゾン「もっとソファーになる布団収納袋」
掛け布団と敷布団をたたんで収納したあとは、ソファーとして使うことができるというアイテム。これなら来客があっても安心だろう。綿100%なので座り心地も快適だ。
ニトリ「幅と高さの調整が出来る押入れ整理(オシイレラック TYSS)」
幅74〜90cm、奥行き37cm、高さ48〜74cmの伸縮可能なラック。本来押入れ用なのだが、フローリングに置いてもOK。2つ組み合わせて布団を載せておけば通気性が保たれる。
結論
布団を押入れに収納するコツや便利なアイテム、押入れがないご家庭の布団収納のアイデアなどを紹介してきた。床や棚板に直置きすると湿気が抜けにくいので、高さのあるアイテムなどを使ってしっかり湿気・結露対策を施そう。