目次
1. 革製品の汚れ落としの前に知っておくべき事

私たちの周りには、さまざまな革製品がある。丈夫で使い込むほどに味の出る革製品の汚れには特徴があり、それぞれに適した汚れ落としをしなければならない。
革製品の汚れの原因
革製品の財布やスマホケース、鞄やベルトを愛用している方は多いだろう。手で触る機会の多い革製品の汚れのほとんどは、手垢などの皮脂汚れだ。指がよく接触する部分だけ黒くなるので、汚れ落としは欠かせない。
また、摩擦により表面に細かな傷がつくことによって、汚れやすくなってガンコな黒ずみ汚れになってしまう。汚れの原因別に適切な汚れ落としとメンテナンスをすることが大切になる。
また、摩擦により表面に細かな傷がつくことによって、汚れやすくなってガンコな黒ずみ汚れになってしまう。汚れの原因別に適切な汚れ落としとメンテナンスをすることが大切になる。
2. 革製品の汚れ落としに必要なもの

革製品の汚れ落としをするときには、汚れを拭き取るクロス以外にクリーニングアイテムを揃えておくと簡単にキレイにすることができる。
革用のクリーナー
汚れ落としのためのクリーナー。中性とアルカリ性があり、汚れが落ちやすいのはアルカリ性だ。ただし汚れ落ちがいい反面、革の色が落ちてしまうことがあるので注意が必要だ。
そのほかにも、汚れ落としと同時に防水効果、ツヤ出し効果、防カビ効果が期待できる汚れ落としクリーナーもある。
そのほかにも、汚れ落としと同時に防水効果、ツヤ出し効果、防カビ効果が期待できる汚れ落としクリーナーもある。
革用の保護クリーム
革のメンテナンスに使われる。汚れ落としをしたあと、色・ツヤ、防水、汚れや傷から革を保護する目的で使用される。革製品の色に応じた製品を選ぶことがポイントだ。
革用の消しゴム
革製品の汚れ落としに便利なアイテムが専用の消しゴムだ。革財布や革靴などに多いスムースレザーや、手袋にもよく使われるスエードの汚れ落としにも効果を発揮する。
3. 革製品の正しい汚れ落とし方法

革製品の汚れ落としは、汚れの種類によって手順やクリーニングアイテムを変えよう。
手垢が気になる革製品の汚れ落とし
革製品の手垢の汚れ落としには、革専用の保護クリームを使う。汚れが目立つ部分に少量の保護クリームをつけて、革全体に伸ばしていく。その後、30分ほど陰干しをして乾燥させる。
乾燥させたあと、さらに布で拭いてから防水スプレーをかけておこう。防水スプレーをかけておくことで、手垢が付きにくくなりその後のメンテナンスも簡単になる。
乾燥させたあと、さらに布で拭いてから防水スプレーをかけておこう。防水スプレーをかけておくことで、手垢が付きにくくなりその後のメンテナンスも簡単になる。
ガンコな黒ずみが気になる革製品の汚れ落とし
ガンコな黒ずみが革製品に付いてしまったときの汚れ落としは、革専用のクリーナーを使う。黒ずみ汚れにやわらかな布を使ってクリームを塗っていく。
このときのコツとしては、クリームと汚れをなじませるようにすることだ。汚れがなじんだところで、別の布を使ってクリームを拭き取っていく。仕上げに保護クリームを薄く塗り広げれば完了だ。
このときのコツとしては、クリームと汚れをなじませるようにすることだ。汚れがなじんだところで、別の布を使ってクリームを拭き取っていく。仕上げに保護クリームを薄く塗り広げれば完了だ。
4. 革製品の汚れ落としの時に代用できるもの

革製品専用の汚れ落としアイテムは使い勝手もよく、できれば揃えておきたいところだが、家にあるものでもある程度汚れ落としの代用ができる。
文房具用の消しゴム
革専用の消しゴムは研磨剤が含まれていないため、擦っても革を傷めずに汚れ落としができる。同じように文具の消しゴムも研磨剤が含まれていなければOKだ。
消しゴムの面がキレイになっていることを確認して、できるだけ力を入れずにやさしく擦ることがコツだ。
消しゴムの面がキレイになっていることを確認して、できるだけ力を入れずにやさしく擦ることがコツだ。
ハンドクリーム
革製品専用の保護クリームのかわりに、家にあるハンドクリームで汚れ落としを代用することができる。ただし革製品にシミを作ってしまうこともあるため、目立たないところで試してみてから使うようにしよう。
5. 革製品の汚れ落としの際の注意点

革製品の汚れ落としでは、やってはいけないNG行為がある。これを知らずにやってしまうと、色落ちやヒビ割れなどの原因になって、元に戻らなくなってしまうから注意しよう。
シンナー、ベンジン、アルコール類の使用はNG
シンナー、ベンジンなどは油性汚れがよく落ちる。さらに除菌目的でアルコールスプレーをかけたくなることもある。しかし、どれも革の塗装膜を溶かしてしまい色落ちやシミの原因になるのだ。したがって革製品の汚れ落としには絶対に使ってはいけない。
熱を加えるのはNG
革製品の汚れ落としをしたあとや雨に濡れたからといって、ドライヤーやヒーターを使って乾かしてはいけない。
高温で乾燥させることによって、革は固くなってしまい劣化の原因になる。必ず、風通しのよい場所に陰干しで乾燥させよう。
高温で乾燥させることによって、革は固くなってしまい劣化の原因になる。必ず、風通しのよい場所に陰干しで乾燥させよう。
結論
革製品は、正しい汚れ落としやメンテナンスをしていれば長い間楽しめる。汚れたら早めに手入れをすることが大切だ。さらに、汚れが付かないために防水スプレーを施しておくことでメンテナンスもラクになる。新品の革製品は、使う前にぜひ防水スプレーを試してみよう。