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革製品にカビが生えるのはなぜ?上手なカビの落とし方と防止策とは

革製品にカビが生えるのはなぜ?上手なカビの落とし方と防止策とは

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

2020年7月29日

しばらくクローゼットに入れておいた革のバックやジャンパー。いざ使おうと取り出したら、カビだらけだったという経験はないだろうか。カビはなぜ革製品に好んで生えるのか。カビの生えた革製品をどうしたら復活させられるのか。そしてカビの予防策を紹介しよう。

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1. 革製品にカビが生える原因

革製品は、大切に使っていくうちに独特の風合いが生まれてくる。だからといってメンテナンスもせずに放置しておくとカビが生えて、劣化してしまう。なぜカビは革製品に好んで生えてくるのだろう。

湿度

カビが革製品に生えてしまう条件のひとつが湿度だ。湿度70%~80%以上になるとカビの繁殖は旺盛になる。普段使わなくなったバックなどの革製品を無造作に押し入れやクローゼットに収納してしまうと、通気性が悪く湿気が溜まりやすい環境に置くことになる。

温度

カビが革製品に生えてしまう条件のふたつめが温度だ。温度が20℃~30℃になると、カビは活発に活動し始める。革製品を保管しておく場所が常に20℃以上である場合、カビにとっては居心地のいい環境になってしまう。

栄養分

カビが革製品に生えてしまう条件の最後が栄養分だ。カビも生き物なので栄養分がないところでは繁殖ができない。革製品は、繊維やビニールに比べて栄養分が豊富だ。

後からつくホコリや食べかすだけでなく、革製品にはもともとタンニンや油脂が含まれている。さらに手の皮脂がつき、メンテナンスのときの革用クリームの拭き残しなどがあれば、カビが喜びそうな栄養がたっぷりと存在することになる。

2. 革製品に発生したカビの落とし方

もし革製品にカビを発見したら、そのカビの状態をよく観察して段階別の方法でカビを落としていこう。

天日干し

カビがまだ少ししかついていない状態なら、水で濡らし固く絞った布でカビを丁寧に拭き取る。乾いた布で拭くと、カビの胞子が広がってしまうので注意が必要だ。

そして、よく晴れた時間帯に天日干しをしよう。太陽の紫外線には殺菌作用がある。ただし、長時間天日干しをしてしまうと革製品の劣化にもつながるのでほどほどにしておこう。

天日干しが終わったら、保護クリームを塗ってから仕上げに柔らかい布で乾拭きしておこう。

消毒用エタノール

天日干しをしても、またすぐにカビが発生してしまう場合は、消毒用エタノールを使ってカビを退治しよう。消毒用エタノールを使う場合には、革製品によっては色落ちや変色といったトラブルがあるため、目立たないところで一度テストしてみよう。

消毒用エタノールをしみこませた布で、カビが生えた部分を拭き取る。軽く叩きながらカビを布に移し取っていくようにするのがコツだ。

重曹水

ナチュラルクリーニングアイテムである重曹で革製品のカビを取り除くことができる。水100mlに対して重曹小さじ一杯を溶かした重曹水を作る。重曹水を浸み込ませた布で革製品についたカビを拭き取る。

重曹水だけで拭くと革製品の油分まで同時に取れてしまい、白っぽくなってしまう。これを防ぐために、クエン酸とオリーブオイル1:1で混ぜたものを布に浸み込ませて塗り込んでやろう。最後に表面に残った油分をしっかりと拭き上げて仕上げをする。

3. 革製品についたカビ臭の取り方

カビがついた革製品は、カビ臭も気になるところだ。カビと同時にカビ臭も取っておこう。

緑茶でカビ臭を取る

緑茶に含まれているカテキンは、革製品の消臭や抗菌に効果がある。緑茶をフライパンで乾煎りし、緑色から茶色に変化したところを見計らって火を止める。しばらく冷ましてから、ティッシュや半紙などに包んでバックの中などに入れておくとカビ臭が自然と取れてしまう。

重曹でカビ臭を取る

重曹には消臭効果がある。重曹約300g程度をハンカチなどの布に包み、カビ臭が気になる革製品と一緒に大きなビニール袋に入れておこう。密封状態のまま1~3日ほど放置しておくと、カビ臭が無くなる。

4. 革製品のカビ防止できるお手入れ方法

せっかく苦労して革製品のカビを落としても、お手入れ法や保管法を間違えていると、すぐにまたカビが生えてきてしまう。

収納する前にしっかりと汚れを落とす

革製品のカビを予防するためには、カビの栄養をできるだけ残さないことだ。汚れをしっかりと落とし、よく乾燥させてから収納するようにしよう。

収納場所は除湿する

めったに開けないクローゼットなどに収納するときには、除湿剤を利用しよう。湿気は下にこもる性質を持っているので、除湿剤は床に置き、革製品は上の方に置くとカビを防ぐことができる。

不織布で覆う

ホコリがつかないようにとビニールの袋に入れてしまいがちだか、通気性が悪いのでカビの温床になってしまう。ホコリを避け、さらに通気性のいいものというと不織布がおすすめだ。不織布の保存袋は、100均でも手軽に購入することができる。

革製品の靴を箱のまま保管するのもNGだ。やはり不織布の保存袋か布袋に入れて保管しよう。

結論

革製品を保管する環境によっては、少し油断するとカビが生える3つの条件である「温度」「湿度」「栄養」を満たしてしまう。できるだけこの3つの条件が重ならないような保管方法を心掛けよう。革製品のカビ取りは自分でも簡単にできるが、高級バックなど失敗したくない場合は、専門家にゆだねた方が安心だ。
     

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