このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
蛍光剤の働きとは。メリット・デメリットと正しい使い分けを知ろう

蛍光剤の働きとは。メリット・デメリットと正しい使い分けを知ろう

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

2020年5月18日

蛍光剤、あるいは蛍光増白剤と表記されている洗濯洗剤を見ることがある。蛍光剤とはいったい何なのだろうと疑問を持つ方も多いのではないだろうか。普段何気なく使っている洗濯洗剤だが、蛍光剤の有無によって仕上がりに違いが出る。蛍光剤のメリット・デメリット、そして使い分けについて紹介しよう。

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

1. そもそも蛍光剤とは?

洗剤のパッケージに「蛍光剤フリー」という表示を見て、改めて「蛍光剤ってなんだ?」と思った方もいるだろう。そもそも、なぜ洗濯洗剤に蛍光剤が配合されているものと配合されていないものがあるのだろう。

蛍光剤の目的は見た目の白さ

白さが目にまぶしい、おろしたての下着やタオル。多くの方は、この白さを「自然な白」と思っているかもしれない。実際には生地の原料となる天然の繊維は、決して白くはない。黄色味がかった白色であることがほとんどだ。

それでは清涼感に欠けるだけでなく、黄ばんだ古着のように受け止められてしまう。そこで配合されたのが蛍光剤だ。白物衣類をより白く見せる一種の染料だ。

この蛍光剤は、紫外線を吸収することで青白い光に変えられるという特長があり、ブラックライトを当てると、青白く光るのですぐにわかる。

見た目の白さを維持するために洗剤に配合

見た目の白さを演出するために蛍光剤で染められた衣類だが、何度か洗濯していくうちにその染料も徐々に洗い落とされてくすんだ白色になってしまう。そこで蛍光剤を入れた洗剤を使用することで、元の白さに戻すことができる。つまり、蛍光剤が配合された洗濯洗剤で、もう一度染め直すということになる。

2. 蛍光剤入り洗剤のメリットとデメリット

蛍光剤の役割がわかったところで、なぜ蛍光剤入りとそうでない洗剤があるのか。それには、蛍光剤のメリットとデメリットが関係している。

蛍光剤入り洗剤のメリット

蛍光剤入り洗剤の最大のメリットは、白い物をより白く見せることができるということだ。おろしたての白さはもともと染料によるものだから、洗濯を繰り返すことで染料が徐々に落ちてしまう。そのため、あのように真っ白だったシャツがいつのまにか、黄ばんで見えてしまうのだ。蛍光剤が入った洗濯洗剤を使うことで、簡単にもとの白さを取り戻すことができる。

蛍光剤入り洗剤のデメリット

蛍光剤入り洗剤のデメリットは、メリットの裏返しといっていいだろう。なぜなら、蛍光剤は衣類の色にかかわらず、白く染めてしまうからだ。

たとえば、淡い色の生地や風合いを楽しみたい生成りの衣類などに蛍光剤入り洗剤を使ってしまうと、色味が変わってしまうことがある。濃い色の衣類に使い続けていると、鮮明な色があせたようになってしまう。

3. 蛍光剤を正しく使い分ける方法

蛍光剤入りと蛍光剤フリーの洗剤は、洗う衣類によって使い分ける必要がある。

蛍光剤入り洗剤がおすすめの場合

蛍光剤の目的は、白い物をより白く見せることだ。そのため白い下着、白いワイシャツ、白いポロシャツ、白いタオルと、とにかく白物を洗濯するときに積極的に使いたい。

少しくたびれてしまった衣類でも、白さが復活することでよみがえらせることもできる。

蛍光剤入り洗剤を避けたい場合

白い物をより白く見せるための蛍光剤なので、色物や淡い色合いの衣類に使うのは避けたい。蛍光剤はあくまでも「染料」のため、もともとの色や風合いを変えてしまう可能性が高い。

とくに生地の素材として「綿」「麻」「レーヨン」などには注意が必要だ。はじめから蛍光剤は使用されていないため、蛍光剤入りの洗剤で洗ってしまうとナチュラルな色味が損なわれてしまう。

4. 蛍光剤無配合の洗剤の見分け方

蛍光剤が含まれていない無配合の洗剤を見分けるためには、どのようなところに気を付けたらいいのだろう。

洗剤の表示を確認する

まず洗剤のパッケージに注目しよう。パッケージに「蛍光剤配合」あるいは「無蛍光」「蛍光剤フリー」といった表記がされている場合は、見分け方は簡単になる。こうした表記が目立つところに記載されていない場合には、裏の成分表を見てみよう。「蛍光剤」あるいは「蛍光増白剤」の記載がないか確認してから購入しよう。

蛍光剤をカスタマイズする方法も

衣類によって、蛍光剤入り洗剤と蛍光剤フリーの洗剤の2種類を用意するのがベストだ。しかし、その都度洗剤を変えるのが煩わしいと感じるなら「蛍光剤」を単独で用意してしまうという方法もある。

蛍光剤無配合の洗剤を使いながら、必要に応じて蛍光剤を投入するというものだ。これなら、わざわざ2種類の洗剤を用意せずに蛍光剤を効率的に活用することができる。

結論

あの白さが「染料」によるものだったと初めて知る方も多いのではないだろうか。白さを保つのに欠かせない蛍光剤だが、色物や生成りの衣類に使うのは避けたほうがよさそうだ。洗濯するときには白物と色物を分けて洗うだけでなく、蛍光剤入り洗剤か、蛍光剤フリー洗剤かを使い分けることも大切だ。お気に入りの服を長く着るためにも、いま使っている洗剤をチェックしてみよう。

おすすめ記事おすすめ記事

    ページトップへ ページトップへ
    >