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排水口の「つまり」に効く解消法とは?重曹を使う方法や予防策も解説

排水口の「つまり」に効く解消法とは?重曹を使う方法や予防策も解説

投稿者:ライター 渡辺恵司 (わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年9月 7日

排水口まわりのトラブルで多いのが「つまり」だろう。簡単に解消できるものもあれば、業者にお願いしたほうがいいケースもあるなど原因はさまざまだ。排水口のつまりの解消法をお伝えするとともに、業者にお願いすべきケースや予防策も解説していく。

  

1. 排水口のつまり、何が原因?

ひと口に「排水口のつまり」と言っても、その原因はさまざまだ。排水口の場所によって、つまりの原因が異なる場合が多い。

キッチンの場合

シンクの排水口の場合「食材のカス」「蓄積したぬめり、洗剤(石鹸)カス」「油汚れ(植物性・動物性といった油脂)」などが原因でつまりが生じていると考えられる。

毎日掃除をしているご家庭ならつまりは生じにくいかもしれないが、長い年月をかけて少しずつ排水口に蓄積されてしまう汚れがあり、積もり積もってつまりを引き起こすこともある。

浴室の場合

浴室の排水口の場合「髪の毛、体毛」「石鹸カス」「皮脂」などが絡まってこびりつくことが原因でつまりが生じやすい。

シャンプーボトルのキャップ、T字カミソリのキャップ、子どものおもちゃなど、排水口に固形物を流してしまったことでつまりが生じることもある。

洗面所の場合

洗面所の排水口の場合、つまりの原因の多くは「髪の毛」だろう。洗面ボウルはとくに排水口が狭いため、少しの髪の毛でもつまりが生じやすい。

「石鹸」「歯磨き粉」「シェービングフォーム」といったさまざまなカスが混じり合ったり、「ぬめり」が蓄積したり、あるいはヒゲ剃りのキャップを落としたりしてもつまりが生じることがある。

2. 排水口のつまりに効く洗剤は?重曹も使える!

排水口のつまりを招く原因物質は、大きく「溶ける」ものと「溶けない」ものに分けられる。溶けるものが原因だったとき、どういった洗剤が効くのかをお伝えしよう。

つまりの原因が「溶ける」ものだったとき

  • パイプクリーナー
  • 重曹とクエン酸
溶けるものが原因で排水口がつまりを起こしていた場合、パイプクリーナーで解消できる可能性が高い。もしくは「洗剤」ではないが、重曹とクエン酸を使ってつまりを解消できることもある。ただし、絶対に守ってほしい注意点があるので覚えておこう。

パイプクリーナーの注意点

パイプクリーナー(液性がアルカリ性)を使う際は「酸性タイプ」の洗剤と混ぜたり同時に使ったりしてはいけない。有害なガスが発生して危険だからだ。

単体で使用する際も、換気をしながら行うことを心がけよう。また、皮膚への刺激も強いため、炊事用のゴム手袋などを着用して作業にあたってほしい。

安全性を優先するなら、重曹とクエン酸を使った方法がおすすめだ。パイプクリーナーより洗浄力は落ちるが、有害なガスは発生しない。

「溶けない」ものだったときは?

排水口のつまりを招いている原因物質が、固形物など溶けないものだった場合は洗剤を使えない。詳しくは後述しているが、物理的に取り除く必要がある。

3. すぐできる!排水口のつまり解消法4選

排水口のつまりを効果的に解消する方法や、業者にお願いすべきケースをまとめたので参考にしてほしい。

パイプクリーナー

つまりの原因が溶けるものなら、パイプクリーナーを使うと手っ取り早い。キッチン、浴室、洗面所、洗濯機(防水パン)など、さまざまな排水口に使えるものが多い。

ただし強力な洗浄力を持つ商品が多いため、必ずパッケージに記載された使用方法や注意点にしたがってほしい。また、先述したように酸性タイプの洗剤とは一緒に使わないことだ。

重曹とクエン酸

排水口の周りや奥に、重曹とクエン酸を粉末のままたっぷり振りかけよう。割合としては「重曹3:クエン酸1」程度が目安になる。そこへ水またはぬるま湯をコップ1杯ほど注ぐと、炭酸ガスが発生する(有害なものではない)。このガスが、つまりを招いている汚れを落としてくれるというわけだ。

1時間ほど放置したら、水やぬるま湯をたっぷり注いで洗い流せば汚れが落ちているだろう。なおクエン酸がないときは、お酢を使うと同じような作用が期待できる。

真空式パイプクリーナー

固形物など、溶けないものが排水口のつまりを招いているときにおすすめの方法だ。なかなかお目にかかる機会がないかもしれないが、トイレのつまりを解消する「スッポン」に似たアイテムで、市販されている。ひとつ備えておくといざというときに役立つだろう。

使い方はスッポンと同じだ。カップの部分を排水口に押し当てて、ハンドルを引っ張る、押すといった操作を繰り返すことで固形物などが引き寄せられるなどし、つまりが解消する。

ワイヤーブラシ

ワイヤーの先端がブラシ状になっているアイテムで、排水管の掃除などに用いられる。排水口というよりは、排水管の「奥」でつまりが生じているときにおすすめの方法だ。

使い方は簡単で、ブラシを排水口の奥に差し込み、つまりを「つつく」「押し出す」「崩す」などすればよい。

業者に頼むべきケースとは

  • 上記いずれを試しても解消しない
  • 一時的には解消されるが、繰り返しつまりが発生する
  • 明らかに固形物がつまりを招いており、自分では取り出せない
  • 排水管の奥のほうがつまっているなど、自分では対処できない
お伝えしたように、排水口はさまざまな原因でつまりが生じる。紹介した解消法を試してもつまりが直らないときは、別の要因の可能性もある。誤った対処法で悪化させてしまう前に、一度業者に見てもらうことをおすすめする。

4. 排水口はちょっとした工夫でつまりを防げる!

排水口のつまりは、ちょっとしたことで防げる(軽減できる)ことが多い。最後に、今日からできるつまり予防策をお伝えしよう。

基本はこまめな掃除

排水口は、とにかくつまりやすいパーツだ。だからこそこまめな掃除が大切になる。お風呂上がりに髪の毛を取り除く、洗面所で髪をセットするたびに髪の毛を取り除く、食材のカスは流さない(ネットを使用する)など、基本的な掃除やお手入れは欠かさないようにしよう。

つまりが生じる前に、定期的にパイプクリーナーで排水口をキレイにしておくのも有効だ。

ゴミ受けに「アルミボール」を置く

掃除に加えてちょっとした「ひと工夫」を取り入れることで、つまり予防効果が高まることもある。そのひと工夫とは、アルミボールだ。

やり方は簡単で、アルミホイルを小さく丸めて排水口のゴミ受けに置くだけ。アルミと水が反応して金属イオンが発生し、ぬめりなどを抑えてくれる。

こまめに排水口を掃除しても、ぬめりはどうしても溜まってしまうもの。だが、アルミボールを置くだけなのでコスパも高く、汚れたら替えるだけなので手軽に取り入れられる。

結論

排水口は、どれも使用頻度が高い。それだけ汚れが溜まりやすいパーツなので、なんといっても日々のこまめな掃除が大切になる。ゴミ受けがある排水口なら、アルミボールを試してみよう。解消されないつまりや、繰り返し発生するつまりは、一度業者に見てもらうことをおすすめしたい。
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  • 公開日:

    2020年5月10日

  • 更新日:

    2021年9月 7日

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