1. 洗濯機のすすぎの意味や仕組みとは?
洗濯機のすすぎは、洗ったときに衣類に付いている洗剤や汚れ残りなどをキレイな水で洗い流す働きをする。すすぎには大きく分けて「注水すすぎ」と「ためすすぎ」がある。
注水すすぎとは
注水すすぎとは、洗濯機の水位を越えても水を流し続けてすすぐ方法だ。常にキレイな水ですすぐことにより、洗剤成分を確実に流すというメリットがある。汚れのひどい洗濯物や肌に直接触れる下着などは、注水すすぎがおすすめだ。
ただし、使用する水道の量は多くなる。
ただし、使用する水道の量は多くなる。
ためすすぎとは
洗濯機の基準水位になったところで、水を止めてすすぐ方法だ。注水すすぎと比べて、水が流れっぱなしではないので、水の量は少なくて済む。
洗濯物の汚れがそれほどではない場合、ためすすぎでも十分に洗剤成分は落ちる。
洗濯物の汚れがそれほどではない場合、ためすすぎでも十分に洗剤成分は落ちる。
2. 洗濯機のすすぎの賢い使い方
洗濯機を新しく購入したときの初期設定は「すすぎ2回」がほとんどだ。しかし「すすぎ1回」という設定方法もある。すすぎの回数を変えることで、もっと洗濯機の使い方が広がる。
すすぎ回数1回と2回の使い分け方
洗濯機のすすぎの回数は、洗濯物の状況をしっかりと把握したうえで決めたい。
すすぎ洗いを2回にする場合は、洗濯物の汚れがひどい、あるいは臭いをしっかりと取りたいという場合に有効だ。十分な量の水で洗うので、洗剤残りも少ない。
すすぎ洗いを1回にするメリットは「洗濯時間の短縮」「節水」「節電」。さらに2回すすぐよりも衣類へのダメージが少なくて済む。
ただし、洗剤によっては洗剤成分が残ってしまうこともあるので注意が必要だ。
すすぎ洗いを2回にする場合は、洗濯物の汚れがひどい、あるいは臭いをしっかりと取りたいという場合に有効だ。十分な量の水で洗うので、洗剤残りも少ない。
すすぎ洗いを1回にするメリットは「洗濯時間の短縮」「節水」「節電」。さらに2回すすぐよりも衣類へのダメージが少なくて済む。
ただし、洗剤によっては洗剤成分が残ってしまうこともあるので注意が必要だ。
すすぎの回数は洗剤によって変える
洗剤を選ぶときに最近よく見かけるのが「すすぎ1回でOK」の表示だ。とくにコンパクトタイプの液体洗剤に多い。泡切れがよく、1回のすすぎで洗剤残りもない。すすぎ1回でOKという洗剤を選ぶときは、商品の使用説明書を確認しよう。
洗濯機もこうした洗剤の進化に合わせて、すすぎ1回というコースも新設されるようになった。
洗濯機もこうした洗剤の進化に合わせて、すすぎ1回というコースも新設されるようになった。
3. 洗濯機のすすぎを1回に設定する方法
購入したばかりの洗濯機では、標準設定がすすぎ2回となっている場合が多い。すすぎ回数を1回にするためには、設定しなおさなければならない。設定の方法は各メーカーや機種によって違うので、取扱説明書をよく読んで設定しなおそう。
メモリーコースが付いている洗濯機の場合
メモリーコースというのは、洗い・脱水の時間やすすぎ回数の設定をカスタマイズして、記憶させるものだ。洗濯機の機種やメーカーによって呼び方は違うものの、機能としては同じもの。
一度設定してしまえば、次回からはメモリーコースをチョイスするだけですすぎを自動で1回にしてくれる。
一度設定してしまえば、次回からはメモリーコースをチョイスするだけですすぎを自動で1回にしてくれる。
メモリーコースが付いていない洗濯機の場合
メモリーコースが付いていない洗濯機の場合は、その都度すすぎ1回を指定しなくてはならない。洗濯機のスタートボタンを押す前に、脱水ボタンを押して回数を指定する。
こちらも、機種やメーカーによって若干違ってくるので、取扱説明書をよく読んで確認しておこう。
こちらも、機種やメーカーによって若干違ってくるので、取扱説明書をよく読んで確認しておこう。
4. 洗濯機ですすぎだけできないの?
全自動洗濯機は、ボタンひとつで洗いから、すすぎ、脱水まで行ってくれるから、すすぎだけという使い方をあまりしなかったかもしれない。しかし、デリケート素材の衣類を手洗いした場合など、すすぎだけは洗濯機で行いたいというケースも出てくる。
全自動洗濯機はすすぎだけでもOK
なんだか便利そうで、融通の利かない全自動洗濯機だが、メーカーではマニュアルバージョンも用意してくれている。
メーカーごとに設定されたボタンを押すことによって「個別運転」を設定できるのだ。個別運転の中には「すすぎだけ」という指定ができる。
方法は簡単だ。洗濯機のフタを閉めてから電源を入れる。そこから個別運転へと設定が可能になる。個別運転は「標準コース」のみとなっているメーカーも多いので注意しよう。
メーカーごとに設定されたボタンを押すことによって「個別運転」を設定できるのだ。個別運転の中には「すすぎだけ」という指定ができる。
方法は簡単だ。洗濯機のフタを閉めてから電源を入れる。そこから個別運転へと設定が可能になる。個別運転は「標準コース」のみとなっているメーカーも多いので注意しよう。
結論
洗剤のコマーシャルで「すすぎ1回」といううたい文句を耳にして久しいが、いまだにすすぎ2回のままだったという方も多いのではないだろうか。すすぎが2回でないと不安だという方はもちろん2回行っても全く問題はない。しかし、時短・節約がしたいという方は、この機会にすすぎを2回から1回に設定変更して、賢く洗濯機を使いこなしてはいかがだろう。